選挙が終わった。
前回、新聞はもっと偏向すべしと書いたが、今日の新聞の社説を読み比べてみたらなかなか面白かった。
ということで、私の意訳と寸評を載せたい。
意訳ということで少々品を缺いた文章になっていることについてはあらかじめ御寛恕を乞う次第である。
まづは朝日新聞
「自民党が惨敗した!でも、安倍は続投するという。バカじゃねーの?早くやめてしまえ。それにしても凄まじい負け方だよね。もう、こんなの初めて。度を越えている。与野党が逆転した参院を抱えてこりゃ混乱は避けられないね(ワクテカ)。
負けた原因は年金問題や閣僚のたびかさなる不祥事。運が悪いとも云えるけど、傷口を広げたのは自分だし自業自得。とにかく対応が悪すぎ。そもそも身内に甘すぎるよ。あと、強行採決しまくったし。
第一、格差問題が重要なのに「美しい国」とか「戦後レジームからの脱却」とか云って。それは優先課題じゃないだろ。輿論調査見てないのかね。「基本路線には(国民の)ご理解をいただいている」とか云って、理解出来ん。
これから激動の時代だね。民主も自民の足引っ張ってばかりじゃ駄目よ。
しかし、もう安倍はうんざりだ。一日も早くやめてくれ。」
朝日はよほど嬉しいのか前半は感情的な表現が目立った。
全体的には負けた原因を詳しく分析していた。
民主党に対する提言は申し訳程度。
讀賣新聞
「えらいこっちゃ!民主党が参院で第一党になっちゃった!政治の混乱は避けられないよ。年金問題とか閣僚の不祥事とか、民主党にとって追風が吹いていたからなぁ・・・。あと、小沢の選挙戦術が上手いんだもん。
民主党は勝ったけど、責任重大なんだからな!反対ばかりじゃ駄目。あと、安全保障やテロの問題とかも忘れんなよ。
そうそう、自民党が負けたのは安倍さんのせいじゃなくて小泉時代の負の遺産。竹中の極端な市場原理主義も敗因。安倍ちゃんは悪くない。とにかくね、安倍さんには憲法と教育基本法の改正をやってもらいたいんだから、やめてもらっちゃ困る。」
自民敗北によほど堪えたらしい。
「民主党は責任重大」との主張を強調していた。
自民の敗因について「竹中平蔵・経済財政相が主導した極端な市場原理主義にも原因がある」と市場原理主義を批判していたのは興味深い。
毎日新聞
「え?自民惨敗なのに安倍続投?冗談じゃないよ。空気読めないの?少しは反省しろよ。安倍は基本路線は支持されているといっているけど、その根拠が「(街頭演説などでの)聴衆の反応で感じた」って・・・。選挙の意味わかってんの?馬鹿?
憲法問題でも「選挙戦では詳しく話す時間がなかった」とか都合のいい解釈してんじゃねーよ。ま、どっちにしろ憲法改正は困難になったね(・∀・)ニヤニヤ!」
安倍首相の空気の読めなさ具合を詳しく指摘していた。
また、憲法改正が困難になったことを指摘。
産経新聞
「安倍首相の続投は素晴らしい決意の表れ。でも、まずは反省しなきゃね。憲法改正や教育再生をやろうとしたことはよかったんだけど態勢が万全じゃなかったんだよなぁ。負けた理由は年金と閣僚の不祥事は去ることながら格差問題を蔑ろにしたんじゃない?民主はそこを上手くついたよね。首相は地方の不満をもっと聴かないと。
それよりも民主党は責任の重大さを知るべし。国益考えて自民と協力するところはしないと駄目だよ。いままでと同じだと国民からしっぺ返しをくらうね。民主党が現実的な対応をとれるかどうかはテロ特措法が試金石。あと、憲法9条や集団的自衛権問題についてもちゃんと見解を示めすべし。自民と民主の二大政党制になるのは許してやるけど今までみたいに政局本位で対決路線を続けるのは許せん。」
意外にも(?)、思ったより冷静な分析が出来ていた。
産経らしく民主党に安全保障問題を真剣に考えるべきとの主張を強調。
日本経済新聞
「安倍首相は続投を表明したが、続投するにしてももっと謙虚になるべし。参院で民主が第一党になったから政局が不安定になるけど、経済に影響を及ぼすのだけは勘弁な。いや、マジで。
与党の敗因はいわずもがな。年金と閣僚の不祥事。あとね、民主党が農民に金をばらまくって云ったでしょ?これ、効果あったんじゃないかな。やっぱ、小沢は選挙に強いね。
日経的には安倍さん辞めなくていいよ。どうせ、自民党のなかでたらい回しだろうし。てゆーか、参院っていらないくない?この機に議論した方がいいね。
まぁ、とにかくね、日本経済の為には構造改革って絶対必要だし、民主党は政局を混乱させるのだけはやめてね。ほんと。」
特筆すべきは民主の農民支援を指摘していること。
また、参院不要論や構造改革支持の姿勢を示していることも興味深い。
今回読んだ社説でも最も多くの事柄を述べていた。
西日本新聞
「やー、惨敗だね。自民。今思い出すと2005年の衆院選挙が信じられない。安倍首相続投とかいってるけど、早く辞めろって。
敗因は年金と閣僚不祥事。亥年のジンクスに低投票率ってのがあったけど、今回は当たらなかったね。
あ、そうそう、民主党だけどさ、勝ったからっていって勘違いすんなよ。お前らが良かったんじゃなくて自民が勝手にこけただけだから。民主党のマニフェスト読んだけど年金財源がはっきりしないし。
ま、早晩、衆院解散・総選挙があるだろうね。衆院選挙しても野党に地力がなかったら自民が勝つかもしれない。」
我が福岡の地元紙。
自民批判に終始すると見せかけて自民以上に民主党を批判。驚いた。マニュフェストの内容まで指摘している。
また、衆院解散を示唆。自民が勝つかもしれないとの予測も提示。
何故か亥年のジンクスに触れているのは謎。
今回読んだ社説で最も面白かった。
元ネタ(本物の社説)はこちらから御覧ください。
読み比べると楽しさ倍増!(笑)
「新聞コラム社説リンク」
http://www.ne.jp/asahi/sec/eto/NewsPaperLink.html
前回、新聞はもっと偏向すべしと書いたが、今日の新聞の社説を読み比べてみたらなかなか面白かった。
ということで、私の意訳と寸評を載せたい。
意訳ということで少々品を缺いた文章になっていることについてはあらかじめ御寛恕を乞う次第である。
まづは朝日新聞
「自民党が惨敗した!でも、安倍は続投するという。バカじゃねーの?早くやめてしまえ。それにしても凄まじい負け方だよね。もう、こんなの初めて。度を越えている。与野党が逆転した参院を抱えてこりゃ混乱は避けられないね(ワクテカ)。
負けた原因は年金問題や閣僚のたびかさなる不祥事。運が悪いとも云えるけど、傷口を広げたのは自分だし自業自得。とにかく対応が悪すぎ。そもそも身内に甘すぎるよ。あと、強行採決しまくったし。
第一、格差問題が重要なのに「美しい国」とか「戦後レジームからの脱却」とか云って。それは優先課題じゃないだろ。輿論調査見てないのかね。「基本路線には(国民の)ご理解をいただいている」とか云って、理解出来ん。
これから激動の時代だね。民主も自民の足引っ張ってばかりじゃ駄目よ。
しかし、もう安倍はうんざりだ。一日も早くやめてくれ。」
朝日はよほど嬉しいのか前半は感情的な表現が目立った。
全体的には負けた原因を詳しく分析していた。
民主党に対する提言は申し訳程度。
讀賣新聞
「えらいこっちゃ!民主党が参院で第一党になっちゃった!政治の混乱は避けられないよ。年金問題とか閣僚の不祥事とか、民主党にとって追風が吹いていたからなぁ・・・。あと、小沢の選挙戦術が上手いんだもん。
民主党は勝ったけど、責任重大なんだからな!反対ばかりじゃ駄目。あと、安全保障やテロの問題とかも忘れんなよ。
そうそう、自民党が負けたのは安倍さんのせいじゃなくて小泉時代の負の遺産。竹中の極端な市場原理主義も敗因。安倍ちゃんは悪くない。とにかくね、安倍さんには憲法と教育基本法の改正をやってもらいたいんだから、やめてもらっちゃ困る。」
自民敗北によほど堪えたらしい。
「民主党は責任重大」との主張を強調していた。
自民の敗因について「竹中平蔵・経済財政相が主導した極端な市場原理主義にも原因がある」と市場原理主義を批判していたのは興味深い。
毎日新聞
「え?自民惨敗なのに安倍続投?冗談じゃないよ。空気読めないの?少しは反省しろよ。安倍は基本路線は支持されているといっているけど、その根拠が「(街頭演説などでの)聴衆の反応で感じた」って・・・。選挙の意味わかってんの?馬鹿?
憲法問題でも「選挙戦では詳しく話す時間がなかった」とか都合のいい解釈してんじゃねーよ。ま、どっちにしろ憲法改正は困難になったね(・∀・)ニヤニヤ!」
安倍首相の空気の読めなさ具合を詳しく指摘していた。
また、憲法改正が困難になったことを指摘。
産経新聞
「安倍首相の続投は素晴らしい決意の表れ。でも、まずは反省しなきゃね。憲法改正や教育再生をやろうとしたことはよかったんだけど態勢が万全じゃなかったんだよなぁ。負けた理由は年金と閣僚の不祥事は去ることながら格差問題を蔑ろにしたんじゃない?民主はそこを上手くついたよね。首相は地方の不満をもっと聴かないと。
それよりも民主党は責任の重大さを知るべし。国益考えて自民と協力するところはしないと駄目だよ。いままでと同じだと国民からしっぺ返しをくらうね。民主党が現実的な対応をとれるかどうかはテロ特措法が試金石。あと、憲法9条や集団的自衛権問題についてもちゃんと見解を示めすべし。自民と民主の二大政党制になるのは許してやるけど今までみたいに政局本位で対決路線を続けるのは許せん。」
意外にも(?)、思ったより冷静な分析が出来ていた。
産経らしく民主党に安全保障問題を真剣に考えるべきとの主張を強調。
日本経済新聞
「安倍首相は続投を表明したが、続投するにしてももっと謙虚になるべし。参院で民主が第一党になったから政局が不安定になるけど、経済に影響を及ぼすのだけは勘弁な。いや、マジで。
与党の敗因はいわずもがな。年金と閣僚の不祥事。あとね、民主党が農民に金をばらまくって云ったでしょ?これ、効果あったんじゃないかな。やっぱ、小沢は選挙に強いね。
日経的には安倍さん辞めなくていいよ。どうせ、自民党のなかでたらい回しだろうし。てゆーか、参院っていらないくない?この機に議論した方がいいね。
まぁ、とにかくね、日本経済の為には構造改革って絶対必要だし、民主党は政局を混乱させるのだけはやめてね。ほんと。」
特筆すべきは民主の農民支援を指摘していること。
また、参院不要論や構造改革支持の姿勢を示していることも興味深い。
今回読んだ社説でも最も多くの事柄を述べていた。
西日本新聞
「やー、惨敗だね。自民。今思い出すと2005年の衆院選挙が信じられない。安倍首相続投とかいってるけど、早く辞めろって。
敗因は年金と閣僚不祥事。亥年のジンクスに低投票率ってのがあったけど、今回は当たらなかったね。
あ、そうそう、民主党だけどさ、勝ったからっていって勘違いすんなよ。お前らが良かったんじゃなくて自民が勝手にこけただけだから。民主党のマニフェスト読んだけど年金財源がはっきりしないし。
ま、早晩、衆院解散・総選挙があるだろうね。衆院選挙しても野党に地力がなかったら自民が勝つかもしれない。」
我が福岡の地元紙。
自民批判に終始すると見せかけて自民以上に民主党を批判。驚いた。マニュフェストの内容まで指摘している。
また、衆院解散を示唆。自民が勝つかもしれないとの予測も提示。
何故か亥年のジンクスに触れているのは謎。
今回読んだ社説で最も面白かった。
元ネタ(本物の社説)はこちらから御覧ください。
読み比べると楽しさ倍増!(笑)
「新聞コラム社説リンク」
http://www.ne.jp/asahi/sec/eto/NewsPaperLink.html