THE READING JOURNAL

読書日誌と雑文

シオン城&クリスマスマーケット(モントルー)

2006-12-02 | Weblog
今日は、電車に乗って旅行に行く。目指すはレマン湖の反対側のモントルー(montreux)。
朝8時にアパートを出て、9時チョッと前の電車に乗り・・・1時間、モントルーの駅前に着いた。
早速、ロッシュ・ド・ネ(Rochers-de-Naye)の登山列車に乗ろうと切符を買いにいく。
ところが、この土日は全部予約完売でした。理由はモントルーのクリスマスマーケットのイベントがロッシュ・ド・ネの山のてっぺんでやっていて、地元の子がみんな行くみたいでした。

仕方ないので、第二の目的地のシオン城に向かう。
まず、インフォメーションセンターによってシオン城までの道のりを確かめると、記憶では歩いて20分くらいだと思っていたのが・・・45分と書いてある。
これは歩いて行くと1時間かかっちゃうなぁ~、確か電車でもバスでも行けるはずだ!と思っているうちに、ママがインホメーションセンターのお姉さんに、覚えたてのフランス語と身振り手振りでバス停の場所を聞いていた。
バス停に着くと、券売機がジュネーブとは違う・・・どお買うのか迷っていると・・・またもやママが近くにいたおばあちゃんに聞いていた。

バスに乗ること10分、ようやくシオン城(Le Château de Chillon)に着く。
「お~~~写真と同じ!!」というのが第一印象でした。
ここは、この辺で一番の観光スポットなので、城の前の狭い道のわきにバス用の駐車場が作ってあってバスが5台も6台も止まっていた。城の敷地に入ると、いきなり日本人のおばちゃん達とすれ違った。
(城の前の売店では、「日本円でどうぞ」と日本語で書いてある。)
途中道草もしたため、11時を回ってしまっていたので、ココで持ってきたパンでお昼とする。
城に入ったのは12時チョッと前、城の規模からいって、まあ1時間くらいかな?と思ってあまり期待しないで入ったら・・・・ココは、すごく良かった!(休憩を挟んで2時間30分かかりました。)
まず受付で「どこから来ました」というので「日本から」と言ったら「日本語の案内パンフレット」をくれた。(各部屋の説明がある。)
最初に、城地下の牢屋・斬首室などを見る。そもそも、この城が有名になったのは、ジュネーブの独立運動に加担して捕らえられたサン・ヴィクトル小修道院長のボニヴァールのことを、数世紀後にバイロンが「シオンの囚人」という詩に歌い上げた事による。ボニヴァールはこの石造りの牢獄の柱に解放されるまで4年間、鎖でつながれていた。
でもま、このへんまでは、「こんなものかぁ~」的な感想だったんだけど、この後・・・・王様の応接間、寝室、公爵の・・・・・と延々と続く。
これが凄い、そもそもこの城は11世紀にすでにあり、改修に次ぐ改修で出来上がったものだそうで、石造りの構造に適時木の柱や天井が組み合わさり素晴らしい、装飾もきれいに残っている。はじめてのヨーロッパの城と言う事もあると思うが、なかなか印象深かった。
小さい城ながらぐるっと一周回れて、最後に中央の天守閣のてっぺんまで登る。
(ちなみに、ココのトイレはきちんと現代的なものにきちんと改修されていていた。)
出てきた後、城の前の売店でシオン城の日本語の本2冊とお兄ちゃんが欲しがったシオン城のペーパークラフトを買ったら、シオン城の日本語のビデオ(VHS)をおまけにもらった。
城の横のレマン湖の浜辺で少し遊び、バスでモントールの町に帰る。

まず、ホテルに行く。ホテルはエデン・パレス・オ・レク(Eden Palace au Lac)。インタネットの旅行HPで予約した、本当はもっと安いところを捜していたんだけど、10日前くらいだったのでこのクラスのホテルしか空いてなかった。ディスカウント値段で1部屋250CHF(25000円くらい)、本当は360CHFの部屋らしい。なんでも100年の歴史のあるホテルで、4つ星だった。
ホテルは、古くてよい部分を残しながらもきちんと改修されていてとても感じが良い。インターネットの予約の時に「子ども(6歳)一人、赤ちゃん(10ヶ月)一人」とコメント欄に記入しておいたら、部屋にエキストラベットとベビーベッドがセットされていた。
部屋は、かなり広めで家具もアンティークなものを置いてあった。お風呂も無趣味なユニットバスなんか入っていないで、チャンとトイレとバスタブ、洗面台が一列にならんで趣があった。
うちのアパートは、バスタブが無いという重大な欠陥があるので、久しぶりのバスタブはとてもうれしかった。

ホテルに荷物を置いたらもう4時を回っていたので、早速クリスマスマーケットに向かった。ホテルの近くのマルシェ広場に行くと大きな観覧車があっていっぱい出店が並んでいた、屋根つきの市場の中には、食べ物コーナーがあったので、席を確保すると、ママが屋台に向かい細いバケットにウインナーを入れたパンと、チーズマカロニ(凄い量が多い)を調達してきた。なかなか美味しい。食べた後お兄ちゃんが乗りたがっていた観覧車に乗る。観覧車は広場にドンと置かれていてゴンドラには屋根など無い、高さは近くの7.8階建てのビルの屋根より高く上り・・・・かなり怖かった。
市場からレマン湖沿いに並ぶ出店を見て歩き、パンを食べたりお菓子を食べたりした。

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【購入図書】06

「シオンへの歩み」
ジョルジュ・デュプラン 著 鈴木光子 訳 シオン城協会 1988年 19.00CHF

「CHILLON」歴史と詩 「シオンの囚人」(バイロン作)付き
オーギャスト・ギャニャール 著 ルック・シュトール社 1996年 7.00CHF