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東京つれづれ日記

あっという間に変化していく街「東京」で、なんとなく感じたことを書いていきます。

街の景観 その街らしさの追求

2006年04月25日 01時49分23秒 | Weblog
「銀座ルール」見直し決定、高層ビル建設困難に (読売新聞) - goo ニュース

 銀座というと、いつも独特の雰囲気を持つ街だと感じてました。隣接する新橋や日本橋とはなんとなく異なるあの雰囲気。やっぱり銀座に住む昔ながらの人々が自分達なりの意識を持っていたのだと感じさせてくれる話です。

 街の景観という話は、マンション建設に絡んでの国立市での争いなど、主に建築紛争という話でよく耳にしてきました。
 だけど東京という変化の激しい地域では、なかなか景観を維持するのは難しいというのが正直な感想でした。今回、銀座でこういう話が出ると言うことは、きっと周辺にも影響すると思います。例えば浅草、上野など古くからの街が残っている繁華街はなにか動きが出てくるのではないかと思います。また文京区や新宿区の住宅街などにもいろいろと静かではありますが影響があるのではないでしょうか。

 神田の駅前や周辺を通るたびに街の景観とはどういうものかと考えさせられます。銀座や日本橋にほど近いかつて下町だったこの地域は、なんというかサラ金の街というか中小企業の集合体というか…新橋も同じような感じですが、銀座や日本橋に入れなかったものが全て集結したという感じの街です。
 ゴチャゴチャしていておいしい店が多くて楽しいのですが、個性あふれる街ではありますが景観的にはなかなかキツイ街でと感じています。(大好きな街なのですけどね…サラ金の看板がやたらと多くて)

 東京の街は、常に変化をし続けています。汐留めなんて、高層ビルの間を「新交通ゆりかもめ」が走り抜け、昔見た「未来の街」そのものになってしまいました。
 そんな中であえて変化を緩やかに、または変化自体を拒否するということ自体、東京では貴重な「変化」だと思います。
 銀座がこれからも昔ながらの雰囲気を維持できるのなら、常に変化を続けてきた東京という街にも少しずつ「変化をしない」という影響が染みこんでいくのかもしれません。

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