Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

花を愛でる-30 シャクナゲ(石楠花)

2008-05-31 12:20:47 | 自然の恵み
山登りで初めて憶えた花は、美しさと豪華さno.1のキバナシャクナゲです。疲れた心まで癒されました。
人からもらったキバナシャクナゲを庭に植えて楽しんでいましたが、高山ものなのか、その内に段々小さくなり開花しない年もあります
    
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   キバナシャクナゲかも。 2006年5月16日撮影

今年は蕾で終わり残念でしたが、園芸種の赤いシャクナゲはどうやら咲くには咲いたのですが、元気がありません。
唯一ピンクのシャクナゲは見事に咲いたので、庭が明るくなりました。

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同じツツジ属の サツキ(皐月)の花と見間違いそうですが、常緑性のものを「石楠花」というのだそうです。
セイヨウシャクナゲと呼ばれる園芸種との区別はつきませんが、まぁこの種を総称でシャクナゲということにしています。

大きく堂々と咲くシャクナゲの花言葉が「威厳・荘厳」なのも、その姿から納得です。

体力が残っている内に、山登りでキバナシャクナゲに遇いたいものです。

エッシャー作品技法の謎

2008-05-30 23:25:22 | Arts
旭川美術館で開催中の「エッシャー展」終了3日前の今日、もう一度鑑賞に行ってきましたよ。
多くの入場者にいささかびっくり。空いていることを予想していたんだけど。評判がいいんですねー。入場者が多いのはいいことです。

     

午後から出かけて5時の閉場時刻近くまでかけて、ユックリジックリ鑑賞しましたが、2度目の今日は鑑賞というよりは、ルーペを持っての絵解き謎解き観察でした。

永遠なる迷宮」がサブタイトルの展覧会で、独自の作品は「何が表現され、どのような気持ちで創られたのか」が主なので「どのように作られたのか」の技法は注目されていません。

エッシャー の木版画技法に強い関心と興味があるので、板目木版画と木口木版画の技法表現に注目しました。

展示作品に明らかな違いがないけれど、画題札に板目・木口が明記してある謎解きに、こだわったのです。
美術館の学芸員らしき(名を明かさないので)人を呼んで、解明を試みたのですが「微妙」という表現で「ハウステンボス美術館の資料に従ったまで」なんだって。

一般に木版画と言えば、馴染みのある板目木版ですが、 木口木版は、堅い木の木口(木の幹を垂直に切った断面)を平板にして、主にビュランと呼ばれる版画刀で彫っていくことで版を作ります。

同じ木版画ですが、材料も道具も異なり 他の種類の版画ではできない表現が、ビュランで彫ることにより木口木版にはできるのです。
中間のトーンやグラデーションの繊細な調子は、特徴のあるビュランの彫り跡が、たまらなくいいなーと思っていました。

板目木版にしか見えない「やしの木」「三つの球体」という作品が、どうして木口木版なのかナゾだー。どう見ても板目木版??と、今までの概念がくつがえされて、頭は混乱。

それに又、多色刷りは少ないのですが、色数の表示も不思議で謎だと思うよ。
サングレーア」は黒・濃いグレー・薄いグレーで色数3色。そうであれば「カルビの松林」も同じだと思うんだけど。

メビウスの輪Ⅰ」の謎は板目と木口?4色刷りとの表記だけど、ん、ん、3色しか見えない?、・・・ウワァー!金色でもう一色刷ってあるんだってっ。見えるぅー?。

技法上のなぞなぞは、まだまだあるので面白くなり、今日の3時間くらいでは、時間不足。

会場で放映中のDVD「異次元への挑戦」(30分)は、ハイビジョン時代なのに、めっちゃ悪い映像だけれど、内容は超いいよー。

後2日間しか展示されませんが、これからの方は、その微妙な板目木版画と木口木版画との違いなどにも注目すると、別の面からも二倍楽しめます。



招かざる客はアオダイショウ

2008-05-29 22:59:11 | インポート
30年前、現在地に住み始めた頃は、開発が進んでいないスキー場そばの山間地だったので、キタキツネ・野ウサギが現れ、蛇も棲んでいたのです。

敷地内にも「アオダイショウ」が2匹住みつき、(蛇の方にしてみれば、俺たちのところに人間が住みつき) お互いに認め合って、共生していました。

けっして、いい気持ちではないのですが、通路横にとぐろを巻いていたり、日向ぼっこのアオダイショウをまたいで歩いていたこともありました。

アオダイショウが棲みついていた場所を整地した後にいなくなったので、現在は、同居していませんが、殆ど毎年現れます。見ない年でも蛇は私たちを見ていたに違いありません。

寒い日の後好天で陽が照ると、日向ぼっこなのか、木の枝・庭のテーブル上・敷石の上などでゆったりとくつろいでいることがあるのです。

地面にいる場合、気を付けないと踏みつけたりしたら大変なことになるのでしょう。

アオダイショウに遭遇した場合は、追い払ったり専用の「火ばさみ」(先が特別かみ合う市販の火ばさみ/長さ45cm)で捕獲して道路脇の側溝に移動することにしています。
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現れてほしくないのですが、40cmくらいのこども蛇が車庫に入るのを目撃したこともあるし、野ねずみが多いので、近くに棲んでいるのでしょう。

今日の昼間は、アオダイショウが日向ぼっこ最適の、寒い日の晴天だということを、すっかり忘れていたのです。

「南側窓下のコンクリート上に日向ぼっこするアオダイショウがいる」という知らせに、あわててカメラと例の「火ばさみ」を持って行くと、既にスズラン畑そばに移動した後でした。

体長1m以上で、オリーブ色の身体をくねらせたアオダイショウに近づいてカメラを向けると、するするっとスズラン畑に身を隠しました。撮影失敗は残念!。

スズランの葉がかすかに揺れるので、逃げるようにゆっくり移動していることはわかりますが、もうこうなると追い払うしかないのです。
隣の空き地の草むらに退散したので、これで一件落着でいいっかーで、深追いは止めました。

今度は、招かなくてもやって来るアオダイショウを、うっかり踏みつけないように気をつけよーっと。

天候異変にまどわされる生物

2008-05-28 18:06:35 | インポート
朝から陽が照って久しぶりの青空ですが、日中でも16℃くらいしか上昇しません。

朝夕は雪が降ってもおかしくないと思われくらに天候は不順で、早朝の秋風のようです。

でも、午前中の陽が照り出すと、元気不足のが鳴いてたり、巣箱の中からチーチーチーとスズメの雛が騒がしく餌をねだる声が聞こえました。

早々と咲き始めた我が家のライラックは、一時の低温でいじけたのか、例年よりも鮮やかさに乏しいのです。

遅咲きのが寒さをこらえて、やっと散り終わりです。

茎の先にボール状に花をつけるデンティクラタ(プリムラ)の中には、不思議な姿になったのもあります。

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オブジェのようで珍しく、茎の途中から葉が出て茎が二股になっている奇形です。どうしてこうなるのっ。

デンティクラタは、例年20cmほどに茎が伸びるのに、今年は30~40cmが殆どで、首を長く伸ばして種を撒き散らそうとしています。

早くもキアゲハ蝶が現れて、1m先の終わりかけた芝桜に止まったり舞ったりと、ポーズをとってサービスしてくれました。

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これも天候異変?のためなのかなー。

花を愛でる-29 スズラン

2008-05-27 10:03:19 | 自然の恵み
ほのかに芳しい香が心地よく庭に漂っています。                                       
すずらん(鈴蘭)が、間もなく満開で、庭のほぼ中心で主役のように目を引きます。

下から開花するので、全部が咲くころには最初の花が萎えてしまうようですから、今が旬かも知れません。

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自生する北海道の代表的な春の花ですが、園芸種にドイツスズランというのがあって、葉より茎が伸びて花が大きいとか。

群生する原野に足を踏み入れたことがありましたが、もうその土地は開発されて、団地になっていることでしょう。

地下茎が横に這うのでどんどん殖えるので、2へーべ限定にしたいのですが、今や邪魔扱いほどに庭を占領?しはじめていますから、移植希望者を歓迎しています。

去年はピンク色のすすらんが遅咲きで現れましたが、今年はどうかなー。

なにせ、スズランは小さな花が恥ずかしげに下向きなのがカ・ワ・イ・イー。
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なのに、花や根に有害物質が含まれているんだって。         

別名が「谷間の姫百合・君影草」で花言葉は、「意識しない美しさ・純潔・幸福が訪れる」など、いいイメージだし、「すずらん」の語呂もいいので、店・団地や商品名などになっています。

ちなみに、1999年NHK-TVの朝ドラ「すずらん」を思い出します。それに又現在オンエアー中「瞳」の中で「すずらん化粧品」が東京銀座に進出?。北海道に「すずらん化粧品」って実在しているかもね。