Tsuny'sブログ

老人が感じた日常生活を気ままに綴ったあれこれ

大雪山の山容にこだわって

2012-01-31 21:51:05 | 自然の恵み
今日の早朝の気温は約マイナス17℃でした。
昨日は晴天で、夜は星空のためオリオン星座がよく見えるくらいだったので、今日も晴れるかと予想していたのに、少しの雪のあとは曇天の今日だったのです。

今日期待したのは、昨日のような晴天の東方にくっきりと眺めることのできる大雪山連峰でした。

昨日は、これぞふるさとの山並みと思える久々の眺めでした。

   
       30日午後4時10分ころ撮影
     
はぎわらギャラリー」から、岡の神居神社に向かって約200mの坂道まで行って振り向くと、遠望できる大雪山連峰は、つくづくふるさとの山並みだなーと実感できます。
陽が長くなったとはいえ、午後4時過ぎると「はぎわらギャラリー」周辺は、既に岡の陰になるのですが、未だ陽の当たっている地域とのコントラストが美しく見えてきます。

四季を通して、大雪山連峰は東からの陽を浴びる尾根筋の陰で、山容の組み立てがよく理解でき、昔歩いた尾根などが遠くからでもくっきり見えるので、晴天の山容を見ると今でもわくわくしてきます。

屏風のように横長にそびえる山並みに見えても、くっきり尾根や谷間が確認出来ると、峰々の前後関係から立体的に奥行きも確認できるので、嬉しくなります。

こんな思いで大雪山連峰を眺めては絵を描く機会が多いので、峰・尾根・谷などを描くときには、絵画性より優先して無意識に実際の高さや距離などや山の名称にこだわって描いてしまいます。

大雪山連峰と題して大雪山連峰らしく描いたつもりでも、峰・尾根・谷などがあり得ない位置や高さで描かれた他人の絵を見る場合には、いつも「これは大雪山連峰ではないなー」と声が出そうになります。

肖像画や似顔絵を描いているのと同じに山容にこだわりのあることの自覚はあり、自分でもあきれてはいるのです。
それでも、大雪山連峰を眺める時には、峰・尾根・谷などの高さも位置も変わらずはずがないのに、それらをいちいちゆっくりチェックするこだわりの自分を意識します。

明日は、最低気温がマイナス21℃を下回る晴天の予報が出ているので、大雪山連峰ウオッチングのこだわり時間が期待できます。

紙袋のランタンフェステバル1.29

2012-01-29 23:08:08 | Arts
冬型の気圧配置で寒気が日本を覆い、豪雪の地域があって雪害が広がっているようですが、旭川地方はこの2週間は除雪をするほどの降雪ではないのです。
今の時期にしては、積雪量が例年よりは少ない感じです。
その代わりなのかどうか、最低気温は連日マイナス15℃以下までシバレています。

      
    自宅の玄関の壁に設置してある今朝の温度計

北海道各地では、この雪と寒さを楽しみにかえて冬のイベントが始まっています。
これから始まるイベントの準備も進んでいるようなので楽しみです。

雪や氷ランタンに灯りを入れた「雪明かり」で、暗闇の雪景色を温かく照らすイベントも盛んです。
雪や氷のロウソクなんてあり得ないのに、アイスランタン(スノーランタン)と呼ばずに、アイスキャンドルとかスノーキャンドルと呼んでいることには違和感があり馴染めません。

旭川市の南方約50 kmの滝川市では、雪でも氷でもない紙袋のランタンで冬のイベントを盛り上げています。

今年の「第10回紙袋ランターンフェステバルinたきかわ」(ここではランタンではなくランターン)は2月18日17:00~20:00ですが、同時期の2月11日~18日に商店街の店舗内やショーウインドウに紙袋ランタン(クラフト紙と白の紙袋二重/灯りは電球)を飾るイベントもあるのです。

ウインドウランターン2012」とネーミングされていますが、このイベントの一般への情報発信は無く、知る人ぞ知るイベントで、印象として秘めたる裏イベントのようです。

昨年は、ひょんなきっかけで「ウインドウランターン2011」に1店舗のランタンを制作し参加した経緯から、今年も2店舗のランタンの制作依頼がありました。

店舗指定は主催者で、店舗の情報は一言だけなので店舗側の意図を十分くみ取ることは困難です。紙袋(21×32×35cm)だけ提供され、制作経費は作家持ちで作品は無償で引き渡し、作品の帰属は主催者です。

この時期は時間に余裕があるはずでしたが、日程が混んでしまったので、この3日間集中して一気に仕上げましたが、提出期限ぎりぎりでした。

      
ロゴと色指定があっただけで、どんな店なのかわからないので、意に沿わない作品に仕上げたのかも知れません。

                      
ゴシック調のシルバーアクセサリー製造販売店のイメージが出てこなくて苦労しましたが、何とか正面はこんな風です。

闇夜に灯るランタンと違って、明るい店舗内なので表面の仕上がりにも気を遣わなくてはならないのですが、今回は時間切れで相当粗雑になってしまいました。

3日間根をつめて作った作品の発送を終えてホッとしています。

平間文子花の絵展

2012-01-25 23:24:07 | Arts
旭川市のギャラリー舞ふれんどでは平間文子花の絵展」が開かれています。

外は真冬ですが、会場は花いっぱいの春の風を感じる展覧会です。

 

 

花の絵の中に、唯1点だけ「おひなさま」の絵が混じっているのは、いかにも春を待ちわびる気持が込められているようです。

      
 
一貫して花をテーマに追求し続ける平間文子作品の中で、今回は小品だけの水彩・パステル・ドライポイントに手彩色など、多彩な表現での展示ですが、作者の花を愛でる温かい心が表現が爽やかに伝わってきます。

小品での表現であっても、過去の個展や団体展で発表してきた大作の迫力と変わらない深い追求の痕跡が感じ取れます。

単なる花の写生画ではない独自性の強い描き方は、花の形を引き立てる背景との画面構成と色調が巧みに表現されて魅力的です。

爽やかな花の絵から、とっくに齢80を越えた女性が、直向きに追求し描き続ける根源の深さと確かさに敬服します。

平間文子花の絵展」は、1月29日午後4時までです。

いってらっしゃいダルビッシュ

2012-01-24 23:44:15 | スポーツ
プロ野球での話題が、北海道日本ハムファイターズの投手ダルビッシュ有に集中しています。

鳴り物入りと高額の契約金で、アメリカ大リーグのテキサスレンジャーズ入りが、決まったことで、当地でも日本のフアンも活躍を期待して沸き返っているのです。

              

現地の記者会見後に日本に帰り、今日札幌ドーム内で北海道のファン向けに会見を行いました。
TVでその様子を視聴しましたが、強気な言葉ときりっとした面持ちの姿に頼もしさを感じました。
心置きなく自分のペースで思う存分活躍してほしいと思います。

別れを惜しみ7年間の活躍を称えるファンの前で、大リーグへ行くことを決断した理由を語りましたが、私にとってはその意味はわかりづらいものでした。

             

活躍を期待されてボストンのレッドソックスに行った松坂選手のことを思い出すと、過剰な期待を持つのもどうかと正直思うのです。

北海道を元気づけてくれたのは事実で、野球に強い関心を持っていなくても、北海道民ならば無関心ではいられないことであり、北海道のファンから絶大に応援されたので、送り出すのは寂しい気もします。

リップサービスにしても、日本に帰る機会があれば日本ハムを一番の候補にあげると語ったのは嬉しいことなので「いってらっしゃいダルビッシュ」と送り出したいと思います。
今年は、大リーグ野球の楽しみが増えましたね。

巣箱の上の雪

2012-01-23 23:34:18 | インポート
あれだけドンドン降っていた雪が、先週はぴったり止んだので除雪作業は免れたのですが、その代わりに寒さが厳しくなったのです。
マイナス10℃以下の日が続き、旭川市内の江丹別地方はマイナス30℃近くまで下がった日がありました。
江丹別は自宅から直線で10数km離れていますが、その日の自宅の温度計は-20℃くらいでした。

今週に入って10cm以下の降雪は、降らなかったと同じくらい気にならない積雪です。
関東地方の初雪の降る光景がTVで視聴しましたが、日本の南にもあちこち降雪があって、寒さも厳しいようです。
北海道でも岩見沢市では、記録的な豪雪で既に2m近くもの積雪量だというから驚きです。

日中で-3℃でちらちらの雪の今日は、厳しい低温の後だけに暖かい日に感じます。

降り積もった雪は、重く堅く締まります。その後少し気温が緩むと柔らかくなって変形するので、面白い光景がを見ることができます。
      
         1月8日撮影

      
         12月31日撮影        
5cmの角材に高く積もった雪は風に吹かれて曲がります。

窓に近い巣箱に積もる雪の変化で、気温や風の向きを推測して楽しむことができます。

     11月16日撮影         1月16日撮影
巣箱の上に積もった雪は高くなっては崩れることを繰り返します。

              
        今朝の巣箱の雪
屋根の雪は雪庇となって、崩れ落ちると危険なのですが、堅くなっているので落ちずにそのまま少しずつ溶け落ちるのです。

道路脇に圧縮された雪も、気温の寒暖の差が反映して堅さが変化します。
今日はスコップでも崩素ことが出来る堅さなので、崩した雪を少しばかり融雪槽にはこびましたが、汗ばむくらいの運動量でした。

  × × ×  × × ×  × × ×

はぎわらギャラリーでの「憩 正冥展」と旭川NHKギャラリーでの「三二会なかま展」が、今日で終わりました。
ご来場の皆様にお礼申し上げます。
連続した展覧会は一段落したので、じばらくお休みです。