=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

なんちゃって焼魚

2010-03-29 | 日々の暮らし.東京
 魚の調理法で、いちばん好きなのは焼いたもの。
 その焼き方ですが、最近はフライパンで焼いています。(時に中華鍋…なんてことも)
 以前は、オーブンで焼いていました。しかし、焼いた後の臭いがオーブンに残るのと、換気扇の位置まで少し離れているので、部屋じゅうに煙が立ち込めることもあって、フライパンで焼き魚をすることにしました。
 フライパンだとくっついてしまうので、オーブンシートを敷きます(=油は敷きません)。強火にせず、蓋をして焼くのがポイントです。お酒を振りかけて焼くと、気持ちふっくらします。
 後片付けは、オーブンシートを捨てて、さっとフライパンを洗うだけ。気になる煙も換気扇の真下のコンロで使うので、幾分良いかと。
 ガスコンロ付属の魚焼きグリルは、部品が複雑なので使っていません。
 フライパン焼魚では、塩鮭だとそのまんま焼くだけだし、さんまは二つに切るなどすれば、大丈夫。ぶり照りやさばの味噌煮でも、下処理や下味などの準備こそあれ、このやり方で、味付けなんかもオーブンシートの上でやってしまいます。(洗うの楽ちんでいいです)
 丁寧に作った美味しさもいいですが、日々のごはんは、こんな感じで、十分美味しいです。
 臭いし、面倒だし…で作らなくなるのが一番良くないかと。ずぼらなごはんは、眉間にしわ寄せて作った、手間かけたごはんに勝る…というのが、我が家のモットーです。
(20100329)

春のわかれ

2010-03-28 | 日々の暮らし.東京
 以前、清水の舞台から飛び降りて買ったフロアスタンドを処分しました。
 2年前、引越しの運送の際に、部品が取れてしまって、応急的に直してはいたのですが、(ほんとは弁償してほしかったが、うやむやにされてしまいました…怒)こちらへ来てからは、このフロアスタンドに活躍の場を与えられませんでした。いつも部屋の隅にぽつんと置いてました。
 掃除の際、よいしょとよけて又戻し…を繰り返し、広くもない部屋の一角を大きく占めるフロアスタンドを見ていると、どうしよう…という思いが押し寄せてきます。
 ある日、思い切って、玄関の一角へ移動しました。
 部屋が広々として、掃除もしやすくなりました。
 でも、あの時、頑張って働いて買ったものですから、そう簡単には手放せません。
 1か月位たった頃でしょうか。考えました。今の住まいは、終の住処ではないため、引越しするときには、きっとこのフロアスタンドを処分するだろう…。また、今のこの住まいでは、きっとこのフロアスタンドを使うことがないだろう…と思いました。だったら、早いうちに処分するしかないんだなーと。
 それで、フロアスタンドを捨てる決心をしました。
 捨てるといっても、大型ですから、予約制ですし、もちろん有料です(区の券を貼って出します)
 指定された日は、あいにくの雨でした。静かな雨の降る中、傘もさせずにスタンドを抱えて、指定された場所に運びました。大切にしているものを送り出す気持ちのほうが、身軽になれた気持ちより、ずっと大きかったです。かなり心が痛みました。と同時に、とても勉強になりました。
 モノを選ぶとき、手に入れるとき、こういった場面まで想定して、自分の所有物にしたいかどうか、使う尽くしていけるかどうか…どんなものであれ、今回のことを基準にしたいと思いました。(20100328)

除湿機大活躍

2010-03-25 | 日々の暮らし.東京
 春の天気は、不安定。暖かくなったかと思ったら、また冬のような寒さの雨が続く。花粉症なので、この季節は部屋干しが基本。洗濯機にも「部屋干し対応」機能がついているが、洗濯を干してから出勤したいがため、その機能は使えません。
 ということで、夫が独身時代に活用していたという除湿機が今シーズン大活躍。
 普通に部屋干ししていると、いつまでたっても乾かないうえに、窓が結露して大変なことになります。生乾きになった匂いが洗濯物について洗濯し直したことがきっかけに、ならば…と、除湿機を活用することにしました。この除湿機は、一昨年の梅雨の時期に一度使ったのですが、機械からあたたかい空気が出てくるので、梅雨時期には暑苦しくてやめました。それで、1年以上放置しておいたのですが、乾かぬ洗濯物がどんどん増えていくので、また使ってみることにしました。以前、気になったあたたかさですが、今の時期だと暖かくなるのは大歓迎。程よく自動除湿モードがあるので、大抵それで数時間かけておきます。今、我が家の居間は、ランドリールーム状態です。(日中は誰もいないのでいいのですが…)
 数時間かけると、結構水がたまっています。シーツを洗った日は、1日かけておくと、水の量はそれこそなみなみと…。
 夜になると、洗濯物を片づけて、それから、花粉対策に加湿することも…。なんだか矛盾してますよね…。(20100325)

綿婚 

2010-03-22 | ささやかなること
 3/20、結婚2年になりました。綿婚というそうです。1年目の「紙」に比べると、ずいぶん上等なものになったものです。
 もう2年になるのかーという思いと、2年しかたってなかったっけー?という思いが半々。
 結婚した当初は、これからどうなっていくんだろうというブラックホールに吸い込まれた気すらしましたが、それは今でも同じ思いはあります。ただ、そんな自分の気持ちよりも、夫と一緒の生活を少しでも楽しく、よりよくしていきたいと、日々目の前のことをやっていると、1日が終わり、またすぐに朝が来ます。自分のことを悩み、考える時間はなくなりました。ましてや、自分磨きや自分へのご褒美は…(独身時代には少しは気にしていたと思います)単に自分の快楽のためだけにお金や時間を使っても空しい感覚になることに驚きました。
 なので、今は日々の暮らしがあれば十分です。多くは望みません。
 こんな私と一緒にやっていけるのも、夫以外にはいないだろうなーと思います。いい意味で鈍感で大雑把なので、変わり映えのしないお弁当にも、大失敗の夕ご飯にも、妻の不条理?な主張にも、愚痴・文句ひとつ言ったことがありません。これは、本当にすごいことだと思います。(私だったら、絶対文句いっぱいだから…)これは結婚するまでは分からなかったことですが、とんでもなく有り難いことでした。まだまだこれからの人生のほうが長いですが、人の気質は、生涯変わることのない財産みたいなものだと、改めて気付かされました。(20100322)

ビニル袋発酵パン成形の工夫

2010-03-19 | 日々の暮らし.東京
 週末の朝食のためのパン作り。
 今のやり方(ビニル袋でこねて野菜室で発酵)になって、もう何十回と作っているが、すこーしずつやり方を変えてはいるのです。
 作っているうちに不便だな…と思ったところ、ストレスになっているところを、いろいろ試して改善を試みています。
 まず、ビニール袋に入れて発酵させた生地を取り出すところ。発酵した生地がビニールにくっついて、とても取り出しにくいのです。「打ち粉をして、取り出す」。どんなに詳しく書いた本にだって、このくらいのことしか記述がありません。でも、この作業、実際にやってみると、かなりストレスになります。ボールで発酵していたときは、ボールにくっつくって言っても、たかがしれてました(スケッパーで生地をすくえば、大抵きれいに取れます)
 でも、ビニール袋は、ボールよりくっつきやすい上に、袋状なので、下手すると、手首あたりまで生地がくっついて、大変なことに!
 私も、はじめは打ち粉をしていました。でも、取り出しにくいゆえに、打ち粉をしすぎて、粉っぽいパンになってしまうことに…。
 それで考えた、今のやり方は、ビニール袋をキッチンバサミで切り開いて、ビニールを敷くように台の上に置き、そこへ水にぬらしたスケッパーで生地とビニールの間をすべらせるように入れて、生地をひとつにまとめます。打ち粉はせずに、「水」です。(餅つきからヒントを得ました)
 そして、風呂敷のように広げたキッチンペーパーの中央に、そのまま生地を落とします。型には、その風呂敷の四隅をつまんで、どさっと入れ、スケッパーで生地を型に合わせてならして、中央に少しくぼみを入れます。
 こうするまでは、型にあわせたキッチンペーパーを入れておいて、その中へ生地を入れていたのですが、ペーパーに生地がくっついたり、思うように生地が入らなくって、四苦八苦。これもかなりストレスになりました。
 あとはまた型の蓋をして、今までどおり冷蔵庫の野菜室で1日熟成発酵させます。
 味に違いこそないけれど、やりにくい作業を改善することは、作る意欲を向上させます~
 パンづくりでもお料理でも、味や材料の工夫は割と考えるのですが、作業や道具の使い方を工夫することも大事だと思いました。おかげで、最近は、ストレスなくパンが作れます。ストレスないって、ものを作るうえで、とても大きいことと実感しています。(20100319)