=HITORIGOTO=旅するココロ

 金沢→能登→東京…暮らしでのこと

パン焼き窯づくり

2005-07-31 | 建築・まちづくり
 ようやく普通の週末が戻って来た。ゆっくりぼんやりもいいけれど、嬉しいお誘いが。
 砺波にあるNPO地球映像ネットワーク「望頼山荘」で、パン焼き窯完成に向けての最終作業のお手伝いに。
 いよいよ来週から映像祭が始まるのに向けて(写真展はもう始まってます)、パン焼き窯も急遽完成させることになったそう。1ヶ月ぶりに訪れてみると、シアターの壁が皆の手で塗られ、ほわんとしたやさしい感じに。(ピンクのタナクリームの左官です) 
 さてと五右衛門風呂を利用したパン焼き窯は、すでに完成しているかと思わせるほどのシロモノだったのですが、上半分は未だ…だったそうで、今日、残りの石をモルタルで張りつけて煙突も立ちました。
 まずは敷地内にあるよさげな石や瓦を拾って集めて、水につけておいて、洗ってキレイに。
 それから、モルタルを練ってもらって、窯の上部に塗り込め、石を並べて、スキマ目地にも。
 学生さんのボランティアもいらっしゃって、頼もしいかぎりでした。
 お昼を挟んで15時頃完成…。バンザーイ!
 もともと天然酵母のパンを焼く…趣味があるというので、声かけていただいたのですが、パン焼き窯つくりもなかなかです。
 いいなぁ。お庭にパン焼き窯のある家。
 将来のおうちの夢はひろがるばかり。風通しのいい小さな木の家で、ちょっと広めの台所があって…。お庭には野菜やハーブを…。実のなる木も植えよう。そして、もちろんパン焼き窯も…つくらねば…です(笑)(20050731)

日々暮らし

2005-07-29 | 日々の暮らし.金沢
 毎日訥々と仕事をし、家に帰ってからごはんを作って食べて、少し本を読んで眠る。そんな日を送れるのは、あと何日あるのだろう。

 小さな暮らしがしたい。
 毎日はおんなじようでいて、まったく同じ日はない。
 その一日が平凡であればあるほど、無事今日も終わったんだなぁと感慨深い。

 どんなふうに暮らしたいか、そんなことを考えるようになったのは30代になってから。
 20代の頃は旅の帰り道で毎度もっとちゃんと暮らさなきゃ…そんなことを感じていた。
 30代に入ってからの帰り道では、もっとイイ意味でいつもの暮らしが始まるんだなぁと感じることが多くなった。全ての暮らしは自分の手の中にあるという確信も。
 自分の暮らしに何が必要か、あるいは何を生み出していくか。
 そんなことを考えてばかりいる。
 それは私の「天職」なのだとも思う。
 誰かの暮らしをとやかく言うつもりはなくって、まず自分の暮らしはこうだっていうものを持っていたい。おせっかいだけど、そんな人が増えたら、ずっと世の中生きやすくなるのになぁとも思う。(20050729)
 
 - そういえば、うまく言えないけれど、なぜか苦手だなぁと思わせる人がいる。よくよく考えてみたら、ところどころから垣間見える、その人の暮らしが、私にはちっとも共感できなくって、それがそういうふうに感じさせるのだなぁと思えた。それは、同世代~やや年下の男性にとっても多くって、すごくもったいないなぁと感じることすらある。
 それとややリンクして思うに、魅力的になりたい!って思うなら、オモシロイこと言う必要なんて全くないし、頭のよさも、学歴も関係ないし、スポーツ万能じゃなくってもイイ。そんなのはティーンネイジャーまでの神話。オトナ?の世界では「いかに暮らしているか」そのものズバリなのだと思う。語らずともにじみ出てくるもの…それが暮らしのコワイところでもあるかな。

瓶好き

2005-07-28 | 日々の暮らし.金沢
 とにかく空き瓶が好き。ぼってりしたガラスの厚みとか、中身よりもずっと瓶のほうが好き。
 ヨーロッパのお土産で頂いた小さな瓶の空き瓶とか、ボンヌママンのジャムのとか(赤いギンガムチェックの蓋が可愛くって)…、今となっては何が入っていたのか忘れてしまった大降りの瓶とか。最近は、スイートコーンの瓶詰めが我ながらヒットで、瓶欲しさのスイートコーン好き?もうそれはグリコのおまけよろしく「瓶がほしいからコーン食べてる」状態(笑)以前は練り胡麻…ブームだった。
 ほんま私の台所は空き瓶なしには始まらず。
 ありとあらゆるところに瓶が…
 実家から醤油を分けて貰う時のは、メープルシロップの空き瓶。渦巻き麩、小豆やワカメ、干椎茸も瓶に入れて保存。小出しにして使うものは、袋に入れて輪ゴムかけておくより、ずっと使いやすい。ラム酒の空き瓶には、梅酒。梅干しは、珈琲の空き瓶。
 台所のシンクの下には、それはそれはたくさんの瓶ストックが。
 冷蔵庫の中にも、瓶はたくさんあって…昆布と干し椎茸の水出汁、ごま塩、生姜の天日干し…、ゆで大豆、ラムレーズン、そしてスイートコーン!
 瓶に入れるものは、どれもやや思い入れの強いものばかりのよう。
 食べ物ばかりと思いきや、そうそう、最近小さな瓶に、能登島で拾ってきた桜貝たちを入れた。色といい、かたちといい、ものすごくかわいくって、ガラス越しに見ると、もっとかわいい。
 瓶にモノを入れたり、入れて何かを可愛いなぁと思っている時の、私の気持ちは、少女に戻っている。なんでもないものなのに大切なものがあって、それを大切に箱にしまったり時々眺めてたりしてた…そんな気持ち。(20050728)

帰り道

2005-07-27 | 旅のこと
 午後5時前、東京でのお仕事終了。予約した飛行機は20時発。19時半に着くとして、余裕を見て、18時半には羽田に向かうことにしよう。そんなことをぶつぶつと考えながら、地下鉄に乗った。有楽町と品川で乗り換え…ということは、銀座あたりを少しぶらぶらして、時間があれば品川でも…と寄り道?計画決定。
 銀座では、気分次第だが、「マリアージュフレール」(紅茶店)でお茶か、プランタンのロクシタンをのぞくか、伊東屋で文房具を物色するのもいいなぁというのが、ここ数年?のお気に入りコース。もっと時間がある時は、ここから歩いて東京駅方面へ行き、中央郵便局で記念切手を買ったりする。ここは販売する記念切手の数がすごくって(日本一?)、マークシートみたいなのに記入して注文したりする。可愛いデザインのがあると3枚くらいずつ買わずにはいられなくなるのです。(しかし、最近手紙書いてない…) 今回は目新しく、日比谷シャンテのチャヤマクロビカフェへ。「フランボワーズのケーキ」と「穀物コーヒー」をセットで。マクロビのカフェらしく、コーヒーにはお砂糖ではなく、玄米での甘みづけが添えられている。フランボワーズのケーキも、私が想像するよりはるかに甘くってびっくり。(甘いものを頂いたのは、久しぶりだったのでびっくりしました)カフェではオリジナルのパンやお惣菜も並んでいました。
 さてと、そろそろ帰路に…と、品川へ。着いてみると、ちょうど会社が終わる時間なのか、どこからともなく人がたくさんあふれてきていてびっくり。まだもう少し時間があるので、品川アトレのほうにある大きな本屋さんへ向かう。お料理のところ、手芸のところ、からだのところ、建築のところ、雑誌のところ、ひととおりぐるーって回って新刊本などをチェック…。
 本屋さんでは時間を忘れてしまうので、時折時間をみながら、駅へと向かう。
 品川から羽田まで急行で。ごはん食べとこうかなぁと思ったら、猛烈に「お米」食べたくなって、頭の中はそのことでいっぱいに。(欠食児童なみ) 着いて改札を出てすぐのところにある「Soup Stock Tokyo」っきゃない。で、ごはんとトムヤンクン。やっぱり温かい食べ物をいただくと、心がまぁるくなるように幸せになる。感謝。
 もっと時間があったら、いろんなところにも行けるのかもしれませんが、帰り道にこんなふうにほんの少し寄り道するのが、ささやかなお楽しみ。(かえってこういうの大好きです)
 仮に東京でなくとも、どんなまちへ行っても、少し時間があったら、こんな感じでおうち、あるいはホテルに帰っているような気がします。そうそう、どんな国の旅でもね。あるいは、こんなのも含めて、すべてが旅…なのかもね。(20050726)

- 1日あけて台風。もし1日違ってたら、空の便はぐちゃぐちゃだったんだろうなぁ…なんてふと思いました。2日前には地震もあったことだし。地球時間では、1日とか2日の違いってほんの一瞬の違いにすぎないことでしょう。ひそかにラッキー?

背骨が命

2005-07-26 | バリ舞踊
 「芸能人は歯が命!」というCMフレーズがありました。そして「バリ舞踊は背骨が命!」だと最近つくづく。仙骨から背骨を通って螺旋状にのぼっていくエネルギーを感じることができるようになって、踊りの扉が一枚開かれていくそうです。
 とはいうものの、私まだまだ精進が足りず、思うように動かしたり、感じたりすることができません。分かってはいるのに、どうしてなのかしら?(ため息)と、いぶかしい気持ちはあるのですが、いつぞやらのレッスンの時に「あっ」と思い出しました。
 小さいときに、シーソーから急に落っこちて、背中を強打して気を失ってしまったこと。もしかしてあの時の打ち所がかなり悪かったのでは?と。その時は骨にも他の場所にも何の異常もなく、病院へ行くことすらなかったのですが、もしかしたら、その時に背骨に鍵がかかってしまったのかも…。
 ストレッチをしている姿をみても、やはりそこはかたまっています。
 それがたとえそのトラウマによるものだとしても、何かほぐす方法はないものかしら?
 シーソーから落ちたのは何かの偶然なのかもしれませんが、やはり背骨を大切にするにこしたことはありません。30もすぎて不意に背骨が痛むのは、トラウマにかぎらず、私の弱点なのかもしれませんね。あるいは、もっと大事にしろよ~って警告なのかな。(20050726)

- 眠い。恐ろしく眠い出張でした。帰りの飛行機は、席に着いて、寒さ対策の毛布もらって安心したら、即熟睡。台風の関係で気流が安定せず…というアナウンスと、離陸が8機待ちで…(いつ飛ぶんじゃー)という記憶があるのですが(笑)。ねぼけまなこで飛行機降りて、車運転して、家帰って、顔洗って、着替えて(服着たまま寝る勢いだったけど)、即布団に。(ごはん空港で食べといてよかった。Soup Stock Tokyoでトムヤンクンとごはんをがっつりと…。東京帰りはこのパターン割と多し。有楽町乗り換えだったことをいいことに、日比谷シャンテ地下のチャヤマクロビカフェでお茶もしてたんだけどね!)