3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

聖母マリアの昇天のお祭り

2011-08-16 06:49:08 | Hymne a l'amour
8月15日は、日本は、終戦記念日、そしてお盆。

そして、キリスト教では、聖母マリアの昇天のお祭りです。

ラ・アルベルカでは、村で一番賑やかな日です。

上の写真は、民族衣装を着ている村の人たち。
行列に参加していたのだと思います。
この村のコムニオンや結婚式の衣装でもあります。
刺繍と貴金属がいっぱいのとても豪華な衣装です。

午前中のミサの後(私達は出てませんが)、教会から聖母マリアのお神輿が
マヨール広場まで行列し、その後広場では儀式と踊りがありました。


スライドショーにしましたので、ご覧ください。

聖母マリアのお祭り 2011年8月15日(午前)


笛を吹きながら太鼓を叩く人が、踊る人たちを先導しているのですが、
なんだか、ハーメルンの笛吹を髣髴させていました。
この人の先導がもしも間違ったら、流れがおかしくなるんですよね・・・。


聞いた話によると、フランシスコ・ザビエルが1549年、8月15日に
日本に上陸し、日本の領土は聖母マリアに捧げられ、キリスト教の
布教を始めたそうです。

今、wikiをみたら、やはり、そう書いてありました。
「ザビエルは8月15日に鹿児島に上陸し、2年3か月にわたって宣教活動を行った。」

マリアの昇天は、スペイン語で、アスンシオンなのですが、
パラグアイの首都は、アスンシオンです。
1537年8月15日に建設を初め、聖母マリアに捧げられたので、
まさに、「聖母の被昇天 (Asunción de Maria)」に由来するのだそうです。

マリアナ諸島に、アスンシオン島(Asuncion Island)という島があるんですね。
マリアナ諸島北から三番目の島。
マリアナ諸島というのからして、マリアフアナからきてるのですから、マリアに
関連あるんですよね。

日本も、キリスト伝来の後すぐに侵略されていたら・・・、アスンシオンに
ちなむ名前の年や島の名前がつけれられていたかもしれません。
天皇の存在、そして国としてのまとまりがあって、宣教師の好きにすることが
出来なかった・・・ということが、侵略を阻止したのですから、本当に戦国時代、
そして江戸時代の方々に感謝です。。。

とはいっても、古くは、聖徳太子の時代に入ってきているらしです、本当は・・・。
同じwikiに・・・
「日本にいつキリスト教が到来したかということに関しては、ネストリウス派
キリスト教(中国で景教と呼ばれたもの)が5世紀頃、秦河勝などによって日本
に伝えられたとする説・研究がある[1][2][3]。
ただし、歴史的証拠や文書による記録が少なく、はっきりしない点も多い。」

これが本当なら、キリスト教世界では、日本の存在を知っていて、アジア経由では
もうすでに行き来をしていたけれど(そのルートはもしかしたら途中で切れて
しまっていた可能性はありますが・・・)、大航海時代になって、陸路ではなく
海路で、本格的侵略にやって来た、と考えられるかもしれません。

日本側も、信長はキリスト教を取り入れる方向でいましたが、その後の秀吉、
家康はキリスト教には否定的で宣教禁止令を出し、徳川時代の鎖国では完全に
禁止となっています。
そんな中でも、マリア信仰は、水面下で続いていた・・・というのはとても意味深。
マリアという名前が、日本人の名前にもありそうですし・・・。



民族衣装を着た、男の人の足元。
白いレース編みのソックスに皮の靴。
かっこいい・・・。


キリスト教世界側から考えたら、日本に布教しキリスト教国とすることは悲願
だったのかもしれません。
鎖国時代唯一日本と交易をしていたオランダから得た情報を元に、徳川幕府を
倒す画策をしていた可能性は高く、薩摩や土佐など太平洋に面した海外密貿易を
やっていたような藩に、近づいて倒幕するように働きかけた可能性もなきにしも
あらずなのでは、ないでしょうか。

私の歴史観では、明治維新は、途中でおかしくなってしまいました。
明治を見ることなく、散ってしまった坂本龍馬や高杉新作がもっと長生きしていれば、
明治の初期になくなってしまった、小松帯刀や西郷隆盛がもっと長生きしていれば、
違う流れとなっていたことは確かでしょうから・・・。

強行的な西欧化策は、日本の根幹をゆるがすものとなってしまったことは、
残念ながら、事実でしょう。
今年に入ってからの東日本大震災、そして特に福島原発事故でその部分が顕かに
なってきています。。。

政府や官僚が本当に日本国民のために働いているのか・・・と疑問を持つ人が
増えてきたのではないでしょうか・・・。

第二次世界大戦を終わらせるために、日本に降伏させる日を8月15日にしたのは、
フランシスコ・ザビエルと同様、聖母マリアに捧げるためという実しやかな噂も
ありますが、キリスト教国側からしたら、ある意味真実なのだろうな・・・と
思います。

日本ではお盆に関連付けていますが・・・。

キリスト教との関連は、もっと深く見直す必要があると思います。
私の思い込みの部分がまだ多いような気がするので、客観的に見てみないと・・・。



ベランダに、村の伝統的刺繍のテーブルクロスを飾る家。
セマーナサンタの時なら、タペストリーのはずなのですが、
夏なので、涼しそうな白っぽいテーブルクロスなのかもしれません。

ちょっと、祇園まつりっぽい雰囲気ないですか?
(私の気のせい?)


8月は本当にいろいろと考えさせることが多い月です。

未来をより良いものにするために、過去を見つめ直し、過ちは反省し、今後また
同じ過ちを繰り返さないように、どうしたらよかったのか、真剣に考えなくては
いけないでしょう。

それが、過去において無くさなくてよい命を失くしてしまった方々へのご供養であり
過去を未来につなげる、ということなのではないでしょうか・・・。

日本の、いえ、世界の、いえ、地球の未来に、幸あれ~♪


気になるブログの記事をいくつかリンク紹介・・・。

◆飄平さんの、【Japan government prepares plan to flee Tokyo(首都機能移転計画)】

◆武山祐三さんの、【地球は病んでいる】

◆亀松さんの、【時空を超えた宿縁】

◆Earthanksさんの、【66回目の太平洋戦争終戦記念日に想う/精神の空洞化の難題】

◆テラさんの、【“特攻おばさんとの誓い”】

◆招き猫さんの、【終戦記念日】

◆ルナさんの、【仕組みの終わり (8/14)】

◆しずくさんの、【猫のこと (8/15)】


昨日の記事にも書きましたが、村のお祭りの説明ページ。
今年のお祭りのプログラムPDF
ラ・アルベルカの村の公式HP
8月のお祭りの説明

早速新聞記事になってます。
Miles de personas ofrecen una espléndida estampa en el Diagosto de La Alberca
El Diagosto vuelve a maravillar en La Alberca



今日は、いつもとパンの焼き方を形を変えました。

昨日の生地は、緑豆ピューレヨーグルトとりんごと黄桃とココナッツパウダーと海塩と小麦粉。
いつもの如く、夕食の後、よく捏ねて、冷蔵庫に入れて、低温長時間発酵。
今朝、起きて冷蔵庫から出して、型には入れず、天板に渦巻きというかドーナツを12個並べました。
焼き上がりはこんな感じ。



オーブンからだして熱々を試食したら・・・。
ココナッツの風味がよい感じ♪

緑豆ピューレヨーグルトの独特の風味が、ココナッツの風味に隠れてる・・・。
型に入れて食パン方に焼くよりも、この方が、手でちぎって分けられるし、
真ん中を切って、チョリソを挟んだり、パテを塗ったりできるので、
もしかしたら、このパターンがこれからはよさそうな感じです。
もちろん1個ずつきちんと分かれるように焼いたらいいんですが・・・。
ついつい、1回で終わらせようとするので、こんな感じになってしまいました。

思っていた以上に、成功で、嬉しいです♪

15/08/2011

晴れ。
午前中のお祭りの時は暑くて、くらくらしました。
7.16
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2 コメント

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キリスト教でなく (ミラクル)
2011-08-16 22:42:31
写真の衣装が日本に伝わったら良いのにな..
カワイイなぁ。イギリスのスコットランド・キルトはノーパンときいたので制服以外できてみだいww
女子なのに男性の服着用したいって変かな?
返信する
ミラクルさんへ (ひろみ)
2011-08-17 00:25:07
この村近辺の民族衣装はとても独特です。
一般的なスペインのイメージとはちょっと違
います。

アクセサリーもなんだかインドっぽかったり・・・。

スコットランド・キルト私も着てみたいです♪
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