3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

「ドングリの森を守ろう!」プロジェクト(仮称)

2010-04-05 04:15:09 | Historia de Iberico

(C)独立行政法人 農畜産業振興機構(ALIC)


上の写真はデエサ(ドングリの森)で、イベリコ豚と牛が一緒に
放牧飼育されている様子を写したものです。

スペインと日本で、「ドングリの森を守ろう!」プロジェクト(仮称) を
始める予定にしています。

このプロジェクトは、イベリコ豚を育むドングリの森(デエサ)を守ることです。
森を守ることは、海を守ることそして、空気を山を空を守ること、
さらには地球を宇宙を守ることにつながっていきます。

自然の生態系の中で、古代から変らない飼育法を続けられてきた
イベリコ豚は、地球の宝です。
この宝が今もあること自体とても奇跡だと思います。

スペインは産業革命の波に乗り遅れ、近代化の波に乗り遅れたお陰で
ドングリの森が今でも残っています。
でも徐々に農地化、宅地化が進んで、毎年毎年減ってきています。
ドングリの森がなくなると、イベリコ豚を育てることができなくなります。
そして、川が汚れ、周辺の生き物に影響し、さらには海が疲弊し海産物に
影響が出ます。また、大気汚染も進んでしまいます。

肉を食べなくなる傾向はこれからも進んでいくでしょうが、イベリコ豚を
食べる習慣は、これからもずっと続いていくと思います。
良質で健康に良い食べ物だけが残るのだと思います。
それならば、私はイベリコ豚が育つ環境を守りたいと思いました。

いろいろ調べていく中で、ドングリの森が、日本の里山保全や
絶滅が危惧されているトキの野生復帰のための環境保全にもつながる
ことが分かり、スペインで古代から続いているデエサの利用の仕方が
里山保全などへの、良いヒントになるかもしれないと思い至りました。

イベリコ豚に関わる全ての人々、ドングリの森に関わる全ての産業の
人々をひっくるめて、一つのムーブメントを作りたいと考えています。
単なる環境保全ではありません。
産業を守りながらもそれが環境保全につながる・・・・全て人々だけでなく
動物や植物の幸せを願う究極のプロジェクトです。

イベリコ豚やイベリコ生ハムを食べることで、健康になり、病気を予防する
だけでなく、ドングリの森を守るという環境保全にもつながる、ってすごいと
思いませんか?

まだ具体的にどんな活動をするかは何も決まっていませんが、
プロジェクトに賛同してくれる方、協力してくれる方を募集しています。
応援メッセージなど気軽にメールを送ってください。
ibericofermin@yahoo.co.jp

よろしくお願いします。


デエサに関する記事はこちら・・・。
デエサ~ドングリの森~
イベリコ豚と環境と健康について
デエサ、エコロジーな環境(1)



掲載の写真は、独立行政法人 農畜産業振興機構(ALIC)からお借りしました。
月報「畜産の情報」(2009年4月号)の海外駐在員レポート
「イベリコ生ハムの生産現場から」に掲載された写真です。
(撮影)ALICブリュッセル駐在員 小林奈穂美様


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

イベリコと健康に関しては、「イベリコ・フェルミンの広場」のブログをご覧ください。
スペインの大自然の中、太陽をいっぱい浴びて自由に動き回り、健康的に幸せに育った
イベリコ豚は、人間にとっても健康に良いオレイン酸をたくさん含んでいます。
アンチエイジング、メタボ対策、コレステロール対策、ダイエット、美容にお勧めです。
よかったら、遊びにいらしてください。
イベリコ・フェルミンの広場へ・・ここをクリック!


マヨさんが、イベリコ豚の肩ロースの塊を見事に解体された様子を
ブログにアップしてくださいました。
是非ご覧ください! イベリコ豚の夕食は?・・・ここをクリック!

chaicoさんのイベリコ豚の肩ロースのローストポークはこちらへどうぞ。
めちゃくちゃ美味しそうです!
ここをクリック!

イベリコ豚を試してみたい方は、ブログで紹介している、
楽天のネットショッピングでお買い物してみてください。
または、ブログにコメントを入れるか、私にメールください。
右側の中程にある、「メッセージを送る」からもメール送信できます。

お試しになったら、感想聞かせてくださいね!



04/04/2010
晴れて青空だけど、白い雲がたくさん。
太陽が出ているから空気が暖かいけれど、相変わらず冷え冷え~。
でも昨日よりはましかな。。。
聖週間(セマーナサンタ)のクライマックス、キリストの復活の日
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トキとドングリの木の関係 (hiromi)
2010-04-05 06:17:03
トキのwikiから・・・
日本ではマツやコナラなど、中国(陝西省)ではクヌギやバビショウなどの木に、直径60センチメートルほどの巣を作り、4月上旬頃に3個から4個の淡青緑色の卵を産む。

ドジョウ、サワガニ、カエル、昆虫などを捕食する。稀にだが、植物質のものを口にすることもある。・・・・


トキが巣を作るという、コナラやクヌギの実は、どんぐりと呼ばれています。私が最近力を入れているイベリコ豚を放牧するデエサと呼ばれる地中海性森林は、ドングリの森の事です。

佐渡トキファンクラブのHPの
■ みんなの力で野生復帰を
http://toki-sado.jp/fanclub/0100/post_12.html
・・・トキは、森の中の高い木の上に巣をつくります。遠くが見えるから安心するのです。ところが、トキが巣をつくる、松やクリ、ドングリの木が、少なくなっています。森を守り、育てることが必要です。
手入れしなくなった森は、すぐに荒れていきます。だから、枝を切り落としたり、下草を刈り取ったり、植林をするボランティアが、林業専門家や研究者に教わりながら、はたらいています。・・・
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