3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

お陰さまで・・・

2011-01-31 07:42:38 | Cancer/Salud
退院しました。
初め考えていた、1泊入院が、3泊になってしまいましたが・・・。
これも、きっとゆっくり休んできちんと体力を回復しなさい、と
いうことだと思って、のんびりとさせていただきました。
3匹と離れて過ごすのは初めてのことなのですが、アルベルカの
サンティアゴやパキ・セビィ・マリ・ハレンのお陰で、子供の心配を
することなく、心ゆくまで静養することができて、感謝しています。

激励のメッセージを送ってくださった方々、本当にありがとうございます。
個々には落ち着いてからお返事させていただきますが、とりあえずは、
まとめてお礼をさせていただきます。。。

twitterでもつぶやきましたが、リンパ節の細胞精密検査の
結果を聞くための予約をしてから帰ろうと思ったら、
日曜日で予約係がいなくて、今日できなかったため、
マドリッドでもう1泊することにしました。

明日の朝一に病院へ行って、予約を入れ、その後大使館へ
寄って、帰ろうと思っています。


退院した後マルガリータおばさんの家に寄って、手術前には挨拶ができなかった
ので、今日は夫と一緒に久しぶりにお邪魔しました。



ウゴはもうすぐ13歳。
私がここで暮らすようになった時は、まだ赤ちゃんだったのに・・・。
もう耳や口の周りが白髪になってしまって・・・。
マルガリータおばさんによると、耳も遠くなってきているそうです。
月日の流れを感じます。


夕食は、よく行っていた、近所のイタリアン。
カプレーゼとピッツァ・マルガリータとニョッキ・アル・ポモドーロを
食べました。
ここも通うようになって13年・・・。

最近は家でピッツアを焼くようになっていたので、本当にたまにしか
行かなくなってましたが、いつも、○○さん、こんにちわ!という
感じで暖かく迎えてくれるので、嬉しいです。
そして、何より美味しい!



入院中、4日間同室だった、マリア・ホセおばさん。。。
女手ひとつで4人の男の子と1人の女の子を育て上げた、肝っ玉母さん。
(イエスの両親のマリアとヨセフを一緒にした名前ですから、すごい!)

私よりも先に入院していたのですが、ヘルニアの手術で、お腹を縦に
30cmくらい切っていたので、身体をほとんど動かすことができない上に、
呼吸器と心臓にも持病があり、数年前大腸がんの手術も受けていたりと、
身体が悲鳴をあげて、疲れ切っている方でした。

息子さんと娘さんが交代で付き添っていて、すごいなぁと思っていたのですが、
最後の夜(つまり昨日の夜)、息子さんと喧嘩して、息子さんがぷぃっと
出て行ってしまったきり、戻ってこなくてどうなることか・・・と
思いましたが、私も身体を動かせるので、ちょっと手伝ったし、看護師さんを
呼んで頼んだりして、付き添い無しでも一晩過ごすことができました。

付き添いの方がいるとあまりゆっくり話すことができなかったのですが、
私も暇だし、指や背中や傷口のマッサージをしながら、いろいろと話しました。

いろいろ話していて、本当にお母さんはすごい!と思いました。
喧嘩をしたのも、子供達も付き添いで疲れているし、ゆっくりさせてあげたい、
という思いやりだったんじゃないかと思ってしまうくらい。。。
親子って、案外素直に話ができなくて、感情がこじれてしまうと、声を荒げて
しまったり、付き添いをしなければいけない、という義務感がかえって、彼女に
とっては負担で、そのせいでわざと我侭を言ってしまったりしていたんじゃ
ないかって思ってしまったくらいでした。。。

私は他人だし、日本にいる母に親孝行できないので、隣にいる母と同じくらいの
年齢の方(実際は母よりも10歳年下でしたが・・・)が、咳をするのも痛くて
つらそうにしていたら、なんとかして楽になるなら・・・と思って、ちょっと
さすってあげたりしましたが、もしかしたら、それが返って悪かったのかも・・・と
反省したのですが、ゆっくり話しているうちに、そうではなく、もっと深い感情が
あるのだと分かりました。

別れ際には、「アルベルカに日本人の孫が3人待ってるから遊びに来てね!」と
言ったら、心臓のところをとんとんと叩きながら、投げキスをしてくれて、
「心から応援してる!顔晴れ!」って・・・。

本当に素晴らしい方と巡り合ったなぁ~と思いました。

今まではマルガリータおばさんがマドリッドの母でしたが、これからは、
マリア・ホセおばさんも私のマドリッドの母になりそうです。。。


日本の父と母には、スカイプでビデオ電話をしました。
母曰く、父がアルベルカに行きたい、と言っていたそうです。
季節が良くなったら、1ヶ月でも2ヶ月でも好きなだけ滞在してもらいたい
なぁ~と思っています。。。
何なら、スペインの山の中暮らしはいかがですか・・・?(な~んて!)

通信技術の進歩のお陰で、一昔前には考えられないことが実現しています。
これからは、そのテクノロジーをいかに、未来の幸せのために皆が活用するか、
にかかっているんじゃないかと思います。



そうそう、今日見つけた素敵な記事。
思わず、つむじ風さんのブログにコメントを書いてしまいました。
見出ししか読んでないのですが、なんだかとっても嬉しくて・・・。

【「三方よし」近江商人の理念 米資本主義に復活の兆し】
2011/1/30 11:55 日本経済新聞 電子版

『近江商人の理念が、正当に評価されることは素晴らしいことだと思います。
これぞ、商売の真髄だと思っていますから。。。
自分達だけが儲かればいい、利を得ればいい、というそういう全時代的な概念から、
皆で豊かに、幸せに・・・を目指したいですからね!』


気になるブログの記事リンクをいくつか・・・。
◆まさこさんの詩、【心の花】【あなたと一緒に】

◆とおこさんの詩、【未来からの贈り物】

◆池田香代子さんの、【すごいのができてきました 「911事件を検証する公開討論会Wiki」】

◆ぽにょさんの、【主語は「わたし」】

◆ルナ☆さんの、【二重は終わり (1/28)】



写真上から・・・
一枚め:アルベルカの近所の植え込みのつぼみ。
マドリッドでも早春に小さな白い花が咲いていました。
ニ枚め:マルガリータおばさんのところのウゴ。
三枚め:アルベルカで散策中に見つけた実。
食べれる?食べれない?どっちでしょう・・・?
四枚め:入院中同室だったマリア・ホセおばさんに頂いた
トスターダ・コン・ケソ・フレスコ・コン・メンブリージョ。
(フレッシュチーズのマルメロの羊羹をのせたトーストパン)
美味しかった~!


30/01/2011
朝は霧。曇り。時々雨。

12/27

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2 コメント

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Unknown (ゆみぽん)
2011-01-31 18:21:07
こんばんは(^o^)
お体の調子はいかがですか。
寒さや育児などで色々大変かもしれませんが
体が一番ですので無理なさらず静養されて下さいね。


すみませんが、私のリンクを外して頂きたくお邪魔しました。
宜しくご配慮願います。

ゆみぽんさんへ (ひろみ)
2011-02-01 07:23:55
こんばんわ。
アルベルカに戻ってきて、移動と寒さのせいか、疲れがどっと出てますが、大丈夫です。
抜糸が終わるまでは、当分のんびりとやっていきます。

リンクの件了解しました。
とりあえず、この記事のリンクと右側のブックマークリンクをはずしました。今まで書いた記事全てのリンクとなるとちょっと時間がかかりますが、過去にさかのぼってやっていくようにしますね。しばらくお待ちください。。。

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