3匹の子豚との日々 =DIAS CON MIS TRES CERDITOS=

スペインSpainのサラマンカSalamancaのラ・アルベルカLa Albercaから不定期につづります。

Emily Dickinson

2010-11-08 04:07:05 | Hymne a l'amour
これは、私の大好きな詩のうちのひとつです。

大学時代、英詩の授業で初めて読んで以来、大好きな詩です。
苦しみや悲しみや痛みがあまりに深いとき、
泣くでもなく、叫ぶでもなく、ただ呆然としてしまう・・・
そして何をするべきか、静かに冷静に考える・・・。


This is one of my favorite poetry.

Daigaku no eishi no jugyo- de hajimete yonde irai daisuki na shi desu.

Kurushimi ya kanashimi ya itami ga amari ni fukai toki, naku demo naku sakebu demo naku tada bo-zento shiteshimau...
Soshite nani wo subekika shizuka ni reisei ni kangaeru...


After great pain, a formal feeling comes-- (341)

After great pain, a formal feeling comes--
The Nerves sit ceremonious, like Tombs
The stiff Heart questions, was it He, that bore,
And Yesterday, or Centuries before?

The Feet, mechanical, go round--
Of Ground, or Air, or Ought--
A Wooden way
Regardless grown,
A Quartz contentment, like a stone--

This is the Hour of Lead--
Remembered, if outlived,
As Freezing persons, recollect the Snow--
First-- Chill-- then Stupor -- then letting go--

Emily Dickinson


■日本語訳、追記(2012年5月12日深夜)

「大きな痛みの後に、整然とした気持ちがやってくる・・・」

大きな痛みの後に、整然とした気持ちがやってくる・・・
神経がお墓のように、宗教儀式のように静かに座り、
硬直した心が問いかける、彼だったのか、あのつまらない人は、
昨日、それとも、100年も前に?

足は、まるで機械のように、動き回る・・・
地面を、空間を、そして非難の中を・・・
木のようなぎこちないやり方
どんなことがあっても成長する
水晶の満足、石のような・・・

こちらは先導(鉛)の時・・・
記憶を呼び覚まされ、生き残るなら、
凍りつくような人々が雪を集めるように・・・
最初・・・凍りつき・・・そして無感覚・・・そして解放され・・・



7/11/2010
Kumori


<11月20日追記>
旧暦10月2日

追記の追記(2012/5/12)
たまたま、facebookである人に、この詩の話をしてたんです。
で、その後、お気に入りのブログチェックをしてたら・・・
とおこさんの、今日の詩が、妙にぴったり・・・
【絶望の先に・・・】

その後にアップされた、これも・・・
【思考から目を離さないで】

すごい、シンクロ~?!


なぜ、この記事、英語とローマ字で書いてあるかというと・・・。
今だから、隠さずに言いますが・・・。
この記事を書いた2日前の11月5日に、ある事件があったんです。
朝、子供たちを学校へ送りに行って、家に戻ってきて、
ネットチェックをしていたら、突然、玄関のベルが鳴ったんです。
郵便局の配達の人が来たのかな、って思って、ドアを開けたら・・・。
裁判所の人達でした。
強制立ち退きの執行にいらしたんです。
寝耳に水でびっくりしました。
いろいろと、あって、1年くらい家賃を滞納していて、裁判所から
書類が届いたりしていましたが、夫が内容を読んだ後、放置していたので、
大きな問題はないんだろうと、私の目で確認することなくそのままに
していたのですが・・・、どうやら、強制立ち退きの執行の日付を連絡する
書類を放置していたのです。。。
だから、全く予期せぬ出来事だったんです。
(いつかは、こうなるかも、という予測はありましたが・・・)

午前中までにすべての荷物を出さないと、この部屋は鍵をかけます、と
言われて、大急ぎで、荷物をとりあえず、廊下に出していきました。
当時隣の部屋も借りていたので、その場で住む家がなくなる、という
状態ではありませんでしたが、とにかく、何も考えずに荷物をどんどん
廊下に出していきました。
強制立ち退きの執行をされた部屋は、事務所として使っていたので、
大きな家具はほとんどなかったのですが、それでも午前中いっぱい
かかりました。

とりあえず、全部は無理でしたが、必要な荷物をほとんど出して、
玄関の鍵を、変えて、鍵をかけてしまいました。
裁判所の人は、帰り際に、もう一件のほうも一ヵ月後に同じことを
するので、とにかく移る場所を決めないと、どうしようもなくなるよ、
と言い残して帰っていきました。
帰った後、今度は、出した荷物をすべて隣の部屋に移動・・・。
子供部屋にとにかく、すべて突っ込みました。
そうこうしているうちに、子供たちのお迎えの時間になったので、
私一人でお迎えに行きました。
帰ってきた子供たちに、状況を説明しました。

ほんと、情けない話ですよね。。。
それから、ずっと、いらないものを捨てて、片付けをする日々でした。
電話線は、事務所側にしか引いていなかったので使えなくなり
PCが古いため、wifiが使えず、日本語環境でのネットもストップした
のですが、スペイン語仕様の携帯がwifi対応だったので、携帯から
アクセスして、英語やローマ字で、twitterやブログの更新をして
いたのでした・・・。

というわけで、マドリッドから、ら・アルベルカへ引っ越すことに
なったのですが、この話がすんなり決まったわけではなく、これまた
大変だったんですよ。。。
もう、すべてがぐちゃぐちゃでした。。。
あのころ、励ましてくださった方々には、本当に感謝です。
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1 コメント

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Unknown (とおこ)
2012-05-13 15:22:05
ひろみさん 書いてくれてありがとう。
わたしも この詩大好きだと思います。

感覚でよーくわかる気がします。

ひろみさんの 体験は 宝物になりそうですね。
小説が書けるかも。
その最中は 夢中で大変なのでしょうが、
なかなかできない 大変な体験だと思います。


きっと読む人に力を与えてくれます。

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