地味ログ東洋硬化.うろつき雑記

寒い時も暑い時も、寒い場所も暑い場所も、処かまわず神出鬼没な東洋硬化の表面処理を、ポップに語ります。

修験道の山へ

2010年05月10日 06時23分16秒 | うろつき実況中継、やや時差あり


昨日5時に大和郡山の宿をスタート。大峯山群登山口の洞川(ドロカワ)温泉に着いた
のが6時半過ぎ。

温泉旅館街を東に通り過ぎた母公堂駐車場(標高約900㍍)から、本日第一目標の
山上ヶ岳(標高1719㍍)を目指して林道を歩き始めたのが7時前でした。


(林道が尽き山塊に取り付くのがここ「清浄大橋」。朱塗りの橋の向こう側は深山密
教の世界です)


(橋を渡ってすぐの所に女人結界門。これより先、女性は入っていけません)

修験道本山であるこの山、行者だけでなくただの登山目的者とて、すれ違う際の挨
拶は「ようお参り」です。

5月4日にやらかしたハンガーノックの悪しき前例に倣うまいと、水分補給を十二分に、
歩行は巡航速度×0.7程度としつつ、ノロノロと杉林・ブナ林の中、高度を上げていき
ました。

思いの外、体感温度が低かったのもあったのですが、疲労感ほとんど無く8合目の
洞辻小屋着。


(9合目付近の鐘掛岩から南西に第二目標の稲村ヶ岳(標高1725㍍)が見えました。
中央のピョンと尖った峰は稲村ヶ岳の支峰、大日山(標高1700㍍)。稲村ヶ岳はその
すぐ左の連続した高い連なり。手前の山上ヶ岳から縦走します)


(広い山上ヶ岳山頂部には行者宿泊用の宿坊がたくさんあり、あちこちで法螺貝の
音。ビビリます)


(西ノ覗岩。行者たちが、この岩から身を乗り出す捨身行と言われる荒行を行ない
ます)


(西ノ覗岩に立ちましたが下を覗く勇気はもちろん無し。西の方に洞川温泉街が見
えました)


(いくつかの宿坊の脇を抜け山頂直下のお堂の横を通り、山上ヶ岳の山頂です。
聖蹟として立入禁止)


(山頂から隣の稲村ヶ岳。その左に近畿最高峰の八経ガ岳(ハッキョウガタケ:標高1914
㍍)と弥山(ミセン:標高1895㍍)。最遠方に見える山はおそらく釈迦ガ岳(標高1799㍍)。
さすがに吉野古道一帯の山々、名前もそれなりのものばかり)


(山頂は広い笹っ原。座り込んで菓子パン齧っていました)


(山上ヶ岳から南西に高度を下げ、稲村ヶ岳との鞍部、蓮華辻への急坂の途中から
振返り撮り。西ノ覗岩が見えました)

山上ヶ岳山頂から蓮華辻の鞍部まで30分弱。さらに稲村ヶ岳山域唯一の有人山小
屋がある山上辻までの尾根歩きが1時間弱。高度感はありつつ高低差はあまりない
快適な縦走でした。


(山上辻の有人山小屋。うどんやカレーライスを喰わせてくれます。僕は例のごとく
ベンチで菓子パン齧っていました。屋根にソラーパネルを載せているのは有償トイレ)

山上辻からすぐの大日山にまずひと登り。


(険しさ半端ない山容でした。ハシゴと鎖を伝う腕力勝負で高度稼ぎ。取り付きから
10分ほどで山頂です)


(山頂には小さな祠が2つ。江戸時代まで雨乞い神事が行なわれていたんだとか)

急勾配をキレットまで下り、南隣の稲村ヶ岳へ登り返しました。こちらも鎖・ロープ
多し。


(稲村ヶ岳山頂には三等三角点)


(山頂には大きな見晴らし台。数時間前に菓子パン齧っていた山上ヶ岳山頂が見え
ました。少し洒落めかして書かれた標高は小数点以下四捨五入されたもの)


(南には近畿最高峰の八経ガ岳と弥山。次はあちらに登ろうかと思っています)

ただし、あちらの山々、かなり深く大きな山体である様子。5月2日に入山された方
が遭難し、5月9日現在、未だ発見されていないとのことでしたし、フツーにツキノワ
グマが徘徊しているとのことですし、嘗めてかかってはいけない山です。

ここ数日間、捜索ヘリコプターが山域を飛び回っていたらしいのですが、それも打
ち切られたとのこと。残念ながら絶望的か..

1時間半で2つ登り終わり、山小屋のある山上辻へ。さらに小屋脇からの下山道を
速足歩き。こちらはルートに桟橋が多くかけられ、高度感のあるこれまた面白い
コースでした。


(下山中、あちこちでアケボノツツジを見かけました。祖母山もちょうど今が見ごろの
はず)

半分方駆け下り、母公堂に留めた車脇で時計を見ると14時。9時間かかるはずが
7時間強でこなしてしまいました。菓子パン齧り倒しと充分な水分摂取と予想外に
低かった気温と巡航速度×0.7スピードと数日おきの山歩きでかなりの度合い復活
した脚力などに起因したものと思われます。

後は体重を5~6㌔落とせば信州の3000㍍峰も可能となるのですが、何が難しいと
言って減量が一番難しい。

母公堂ではコーヒーと茶菓子のご接待を頂戴しました。ありがとうございました。

非常に面白い山でした。


(洞川温泉センターで湯に浸かりました。深山なのに利用者たいへん多く、驚きで
す。さすが関西)

そのまま大阪に車走らせるのも勿体ない時間帯でしたので、次に狙うことにした
八経ガ岳&弥山の最短登路入り口まで30分ほど車を走らせて偵察に行きました。


(ちょうど下山してきた方に伺いますと、かなり長めのルートではあるが夏場ならば
日帰り可能である、とのこと。次回の関西廻りの際に実施出来たらよいのですが)

ツキノワグマに注意せんといかん。ザックに熊避け鈴を付けるつもり。



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    ・ロール等円筒形状機械部品のクロムめっき再生(クロムメッキと
   全部カタカナ書きするのではなく「クロムめっき」または「クロム鍍金」
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● 窒化クロム・窒化チタンアルミ・酸化クロム・窒化チタンクロム・
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● ラジアルクラウン研削を始めとした円筒研削加工や、内面研削・
    平面研削も行います。
 超厚付電気ニッケルめっきやフレーム溶射による、短納期での寸法・
   形状・機能の復元加工。

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