朝、身支度をしている私の足元で、
鈴が窓の向こうを見ている。
レースのカーテン越しに。
視界がよろしくない。
私の着替え姿を見たい人など皆無なのは充分承知だが、
それでもカーテンを開けるわけにはいかぬ。
そこで心優しい私は
カーテンの裾部分をクリップで持ち上げてあげた。
おかあさん ありがとう。
と、言った気がした。(ウソ)
すっかり日の昇るのが遅くなった今日この頃。
それでも徐々に光が部屋に射してきて、
お日様サンサン♪
おかあさん ありがとう、と、
言ってないから。
・・・・・・・・・。
このところ、朝はすっかり寒い。
窓を開けるのは辛すぎる。
ここから外を眺めるのは来年の春までおあずけだ。
下20センチほどが透明ガラスの窓がほしいなぁ