車両がまだ納車されていないのに先にもらってきたスーパーチューナー。
スクリーミン・イーグル製ってなっているけどロゴも入っているH・Dの純正ツール。
セッティング次第ではエミッション規制に反した極悪の濃~い燃調にすることも可能なシロモノ。
なので、去年だったか、見かねたアメリカの当局(EPA)と司法省がH・D社に制裁金12億円と販売停止、市場回収を命じたいわくつきの製品。
今後、日本国内でも入手やサポートの影響がどう出るのだろうか?
まぁ、日本の二輪メーカーだったらこんな製品考えられないけどね。。。
これがVCIと呼ばれるエミュレーターの様なもの。
PCとECM(車両)の接続はこのモジュールを介して行う。
前回の投稿で、箱に入っていたシャシダイ結果を晒したけど、実際にECMに書き込まれているデータがどうなっているのか早く確認してみたい。
そもそも キャリブレーションを行うにはスーパーチューナーの難解な各レジスタ設定を理解しないと話にならない。
これまでEFIの調律はサブコンでパラメータをチマチマといじった程度の経験しかないので、ECMのデータを全て自由に書き換える!なんて恐ろしいことでしょうw
その技術習得にあたってはPCアプリにインストールされていたヘルプが非常に参考になった。
(SEのHPから無償DL可能。ただしVCIのシリアルNoが必須)
このヘルプによるとキャリブレーションの手順はざっと以下の感じ。
① 車両とPCの接続を確立(VCI経由)せよ
② SEが用意してくれたベースデータを選びダウンロード
③ そしたらVE(体積効率)のキャリブレーションから始める
→スマートチューン機能を活用
④ AFR(空燃比)や点火タイミングは二の次
-----------------------------------------------
体積効率(VE)は、エンジンがいかに効率的に空気を送り出しているかを表します。分解能は0.5%で、範囲は0~127.5%です。
チューニングによって報告されるVEは、ECMが燃料供給の計算に現在使用している値です。
エンジン回転数、カムシャフトプロファイル、シリンダーヘッドのデザイン、および吸気/排気マニホールドのデザインは、すべてこの値に影響します。
-----------------------------------------------
上記はアプリのヘルプからの引用。ぱっと見 なんじゃこりゃ?って内容だけど、読み解いていくと何となく理解できた。
そもそもオートバイの持つ個体差は勿論のこと、エアエレメントやマフラーを交換して吸排気の効率が変わると各回転数、アクセル開度毎で各シリンダに充填される混合気の量も変わってくる。
VEとは、各シリンダが吸い込む/送り出す容積(効率)のことで、調律するにあたり最も重要かつ基本となるものらしい。なるほど。。
理屈ではVEがデタラメだといくらAFRをイジっても全く意味が無いみたいだ。
物理的にはAFRを変更すれば噴射量の変化があるわけだけど、こと調律するという目的からしたら意味ないよね。
このVEをキャリブレーションするためにスーパーチューナーには「スマートチューン」という機能がある。
これは、VCIをECMに接続したまま走行するだけで自動的に最適なVE値を生成してくれるというもの。
(実際はかなり細かいコツがある、詳細は追って)
当面はデータ取りまくって限りなくVEを更新するのが近道ではないかと思う。
これがアプリのチューニング画面。ここでVEのパラメータを設定する。
ちなみにデータはSEが用意したXR1200用Stage1(マフラー+エアエレメント換装)そのまま。
不思議なのが100%を超える数値があること。過給器付いている訳でもないのに何でだろうね。
吸気工程で容積以上の混合気が充填されるのはあり得ることなんだろうか?
右が3Dマップで視覚的な確認ができるけど見たところで…って感じ。
以上、今回はVEについてのお勉強でした。
あー、早く納車されないかなぁ。。。
スクリーミン・イーグル製ってなっているけどロゴも入っているH・Dの純正ツール。
セッティング次第ではエミッション規制に反した極悪の濃~い燃調にすることも可能なシロモノ。
なので、去年だったか、見かねたアメリカの当局(EPA)と司法省がH・D社に制裁金12億円と販売停止、市場回収を命じたいわくつきの製品。
今後、日本国内でも入手やサポートの影響がどう出るのだろうか?
まぁ、日本の二輪メーカーだったらこんな製品考えられないけどね。。。
これがVCIと呼ばれるエミュレーターの様なもの。
PCとECM(車両)の接続はこのモジュールを介して行う。
前回の投稿で、箱に入っていたシャシダイ結果を晒したけど、実際にECMに書き込まれているデータがどうなっているのか早く確認してみたい。
そもそも キャリブレーションを行うにはスーパーチューナーの難解な各レジスタ設定を理解しないと話にならない。
これまでEFIの調律はサブコンでパラメータをチマチマといじった程度の経験しかないので、ECMのデータを全て自由に書き換える!なんて恐ろしいことでしょうw
その技術習得にあたってはPCアプリにインストールされていたヘルプが非常に参考になった。
(SEのHPから無償DL可能。ただしVCIのシリアルNoが必須)
このヘルプによるとキャリブレーションの手順はざっと以下の感じ。
① 車両とPCの接続を確立(VCI経由)せよ
② SEが用意してくれたベースデータを選びダウンロード
③ そしたらVE(体積効率)のキャリブレーションから始める
→スマートチューン機能を活用
④ AFR(空燃比)や点火タイミングは二の次
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体積効率(VE)は、エンジンがいかに効率的に空気を送り出しているかを表します。分解能は0.5%で、範囲は0~127.5%です。
チューニングによって報告されるVEは、ECMが燃料供給の計算に現在使用している値です。
エンジン回転数、カムシャフトプロファイル、シリンダーヘッドのデザイン、および吸気/排気マニホールドのデザインは、すべてこの値に影響します。
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上記はアプリのヘルプからの引用。ぱっと見 なんじゃこりゃ?って内容だけど、読み解いていくと何となく理解できた。
そもそもオートバイの持つ個体差は勿論のこと、エアエレメントやマフラーを交換して吸排気の効率が変わると各回転数、アクセル開度毎で各シリンダに充填される混合気の量も変わってくる。
VEとは、各シリンダが吸い込む/送り出す容積(効率)のことで、調律するにあたり最も重要かつ基本となるものらしい。なるほど。。
理屈ではVEがデタラメだといくらAFRをイジっても全く意味が無いみたいだ。
物理的にはAFRを変更すれば噴射量の変化があるわけだけど、こと調律するという目的からしたら意味ないよね。
このVEをキャリブレーションするためにスーパーチューナーには「スマートチューン」という機能がある。
これは、VCIをECMに接続したまま走行するだけで自動的に最適なVE値を生成してくれるというもの。
(実際はかなり細かいコツがある、詳細は追って)
当面はデータ取りまくって限りなくVEを更新するのが近道ではないかと思う。
これがアプリのチューニング画面。ここでVEのパラメータを設定する。
ちなみにデータはSEが用意したXR1200用Stage1(マフラー+エアエレメント換装)そのまま。
不思議なのが100%を超える数値があること。過給器付いている訳でもないのに何でだろうね。
吸気工程で容積以上の混合気が充填されるのはあり得ることなんだろうか?
右が3Dマップで視覚的な確認ができるけど見たところで…って感じ。
以上、今回はVEについてのお勉強でした。
あー、早く納車されないかなぁ。。。