猫のお散歩

アトリエ陶猫のブログです。時々ふらふらとお散歩します。

国営昭和記念公園でお昼寝

2007-03-29 | お出かけ
昨日は、と~っても元気な甥っこがはるばる遠方より遊びに来ていたので、
身体全体を使って、思いっきり遊べる昭和記念公園におでかけしました。

桜はまだこれからという感じでしたが、雪柳、菜の花、ムスカリ等が見事でした。
チューリップも一部はちらほらと咲いてきていました。


           



今回は息子の調子が今一つだったので、元気な子供達は義妹におまかせして
菜の花畑の近くの木の下で、息子と一緒にず~~~っとお昼寝をしていました。
まさかこんなに寝るとは思いませんでしたが、久しぶりに大地に張り付いて
空ばかり眺めていました。ただ、空を眺めて昼寝をするなんて、なんて贅沢な時間
の過ごし方なんでしょう...なんて呑気な事を考えながら、気忙しい毎日の疲れを
癒していました。

ふと、小学生位の頃の記憶が蘇りました。
どんよりとした灰色の空から降ってくる雪をただ、ず~っと眺めていた日の事を。
あの時は雪を眺めながら、どの位置から雪が見えるのか、空から自分にふりかかるまで
どういう動きをして落ちてくるのか..なんて事を考えながら、しんしんと雪の降る
公園の真っ白な雪の上に仰向けになり、ただ、静かな時間を過ごしていたのです。
雪が降っている時は雪が音を吸収するので辺りはひときわ静かになります。
そんな静けさを楽しみながら。。。へんな小学生ですね(^^;)

そして昨日は吸い込まれそうな青い空を見ながら、ちょっと調子の悪い息子と並んで
雲の変わりゆく姿を楽しみつつ。。。薄情な母ですね(^^;)


帰り道、面白いチューリップが咲いているのを発見。咲きかけている途中はこれ。



           



「カナリア」という名前らしいです。葉と花の距離の極端に短いチューリップでした。
面白いチューリップですね。とっても、ちんちくりん(笑)
    

           


ここはチューリップやムスカリ等本当にいっぱい咲いていて、とっても綺麗です。
去年も来ていますが、本当に綺麗でした。今年もきっと綺麗でしょう!
何しろチューリップが20万球、ネモフィラ、ヤグルマギク、リナリア60万株、
菜の花23万5千株、桜約400本、などなど。。。
昨日はまだ咲き始めでしたので、来週あたりから見ごろになってくる感じですね。
ぜひ、近日中にまた遊びに来たいなと思いました。いや、絶対また行きます♪

昼寝をして、息子の食べかけのアイスクリームを食べて、車の運転をして...と、
これ位の事しか記憶のない、何もしない一日でした。
たまには良いですね、こんな日も。。。え?いつもだって...?うふふふふふ。。。

国営昭和記念公園

3月31日(土)~5月27日(日)フラワーフェスティバル2007

早朝開園
4月7日(土)、14日(土)、21日(土)朝7:00より
チューリップガーデンの早朝開園があるそうです。朝の風景はまた格別でしょうね。
昼間大きく開いている花弁も朝はしっかり閉じていて、しまりのある形になります。
引き締まった、きりりとしたチューリップが見られると思います。
珈琲のサービスもあるそうです。会社に行く前にいかがですか?
(入園料を含めて 大人800円 小中学生600円 入り口は西立川ゲートのみ)

我が家の桜の開花宣言です!

2007-03-28 | くらし
我が家の庭の桜の花が少し咲き始めていました!開花宣言です!
つい最近まで蕾はあまり膨らんでいなかったのですが、このところ急に
膨らんできていました。いつかな、いつかな...って楽しみにしていましたが
今朝2ケ所でわずかながら咲いているのを発見しました。うれしいなあ~


アトリエ陶猫のHPでも我が家の庭のお花達を紹介していますので、よかったら見てね。
春はやっぱりいいなあ~~~。。。

アトリエ陶猫

映画「ナイトミュージアム」

2007-03-21 | 美術館・博物館
3月17日からロードショーの映画「ナイトミュージアム」に行って来ました。
映画館に行くのは久しぶりで、「ダヴィンチ・コード」以来です。

水曜日はレディースデーなので女性の料金はウレシイ1000円。
今日は祝日で、学校はお休みなので、子供と一緒に見る事が出来、好都合でした。

夜になると博物館の展示物達が動き出す...という単純明解なお話で、
博物館好きの人はもちろん、そうでない人も一度位はそんな想像をした事があるとは
思いますが...それが、実際に映像で見る事が出来るのです!
小学生でも楽しめる楽しい映画に仕上がっているので、親子でどうぞ♪オススメです♪



ナイトミュージアム  映画予告編はこちらでどうぞ


国立科学博物館  特別展「花FLOWER~太古の花から青いバラまで」展
         3/24~6/17 
         常設展を見て、ナイトミュージアムを体験しよう!?

ウィンナーロールパン

2007-03-20 | くらし
久しぶりに子供達と一緒にパンを作りました。段取り以外はほとんど子供達の手に
よるものです。作っている時はもう大騒ぎです。おかげで部屋中粉だらけ。。。
子供って、こういう事は大好きですね♪小麦粉を捏ねるのもなかなか上手にやって
いました。ウィンナーに巻き付ける方法もそれぞれに工夫をして面白い形が出来ました。
ただ、ちょっと発酵が上手く出来なかったのは...これは母のせい。。。ごめんね。
ちょっと膨らみの足りないパンだったけれど、美味しかったですよ。

パンの後ろに飾ってある松ぼっくりは、先日行ったスキー場で娘が拾ったものです。
早速使わせてもらいました(笑)今度はこれで何を工作するのか、それもまた楽しみです。

F1

2007-03-19 | くるま
いよいよ開幕しましたね!楽しみが増えて嬉しいです!
今年もRENAULTを応援しています!でも、アロンソがいないのでさみしいなあ。。。
がんばれフィジケラ♪

ところで、画像は去年1月に応募した、ルノーボンジュールフェアでGETした景品です。
本当はこれよりも下位の、当選者の数の多かった腕時計が欲しかったのですが、
それの上の賞のF1のステアリングの2分の1模型が当たったのでした。
(因に1位はパリ旅行!いいなあ。)
NOREV社製のもので、シリアル NO 256/3000 です。F1で優勝した記念グッズです。

いつもは子供の手が触れないようにしまっているのですが、F1が開幕したのでちょっと
出してみました。約1年ぶりかしら?出した途端に子供達がそばにやって来ました。
娘と息子はニコニコ笑顔で「ぶおん、ぶおん、ぶおん...」と言いながら
ハンドルを握り、ぐるぐる回しているのですが、その横で私の顔が引きつっていました。
「ひいいっっ....傷が付く...。」
そんな事はおかまい無しに「ぶおん、ぶおん、ぶおん...。」と満面の笑みの息子。

ちょっと触らせた後は、また箱の中にしまっちゃいました(笑)意地悪な母。。。


あまあま

2007-03-14 | くらし

「博多あまおう」...「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字を
合わせたのが名前の由来の美味しい苺です。とっても美味しい苺です。
また今年もおじいちゃんおばあちゃんを誘って苺狩りに行きたいなあ。



          



昨夜作ったべっこうあめ。今日はホワイトデーなので、お友達にあげるそうな。。。
バレンタインの時も手作りチョコでてんやわんやでしたが、昨夜も同じでした。
まだまだちびっこの子供達は仲良しのお友達同志で作って交換をしているようです。
過剰にならない範囲内だったら良いかしら...と見守っています。

作り終わってから、ふと気付きました。「今度は苺アメをつくろう...。」
お祭りの時等に売っている、懐かしい風景が頭に蘇ります。
りんごアメや苺アメ、美味しかったなあ。。。何だかちょっと懐かしい思いがします。
砂糖と少しの水をただ煮立てるだけで簡単に出来る、味も素朴なべっこうあめ。

糸をひかせて固めれば、急にお洒落なスイーツの飾りになっちゃうけれど、
我が家はしばらくの間は素朴系でいこうと思います。家族皆素朴ですから(笑)

何だか口の中が甘くなってきたような気がしてきますが、甘くなったのは口だけでは
ない様な気もします。



草月創流80周年記念  勅使河原茜展 私の花

2007-03-12 | 美術館・博物館
「草月創流80周年記念 勅使河原茜展 私の花」の招待券を戴きましたので
日本橋高島屋まで家族揃ってお花を見に行ってきました。

勅使河原茜さんは草月流第三代家元で映画監督の勅使河原宏の次女で、2001年に
草月流第四代家元を継承・財団法人草月会理事長就任。舞台美術やジュエリーデザインも
手掛ける多才な人です。先日、この展覧会のオープンにあたって、勅使河原茜さんが
皇后美智子様と一緒に会場を御案内している様子が夕方のニュース番組で報道されて
いました。病気報道があった後ですが、きちんと予定通りの活動をされたのでしょうね。
あまり無理をしないで下さいね...と、ついつい心配してしまいます。
勅使河原茜さんが家元を継承してから初の個展という事もあり、展覧会はきっと混雑する
のではないかしら...と思いましたが、案の定、大変な混雑でした。

子供達は最初は気乗りしない様子でしたが、(まあ、これは我が家ではいつもの事です)
会場の入り口で表情が一変しました。つかみはOKです。それが、これ...。



           



「犬の毛の中にいるノミになったみたい...。」と娘。



わが子ながら犬の毛とは面白い例えをするなあ...と思いました。
確かに、猫の毛よりは堅い質感です。子供達は喜んで触って遊んでいました。

会場は全部で6つの空間にわかれていて、それぞれテーマにそって表現されています。
一番最初の空間は、ごく薄い木がふさふさしているこの空間。
6万枚の経木で表現した「はじまりの波」です。壁や天井の境がなく、有機的な曲面で
作られており、狭い洞窟の中に入った様な、迷路に入った様な不思議な空間でした。
パンフレットの写真はコレが茜いろになっていたのですね。納得です。

経木とは、薄く削った木で、仏教の経文を書いたり、古来より梱包材に使用したりして
いたものです。会場に入った早々、大変インパクトのある表現に打ちのめされました。
花粉症で鼻がきかないので、匂いはわかりませんでしたが、きっと檜の香りが
いっぱいだったのでしょうね。わからずじまいで残念。。。


この空間の出口には一面に春の花のインスタレーションがひろがりました。
2番目の空間は「色彩のかたち」です。色とりどりの花が生けられていました。
写真を撮ったのですが、ピンボケになってしまいましたノで、紹介できません。残念。
通常、展覧会は撮影禁止のところが多いのですが、他の人たちも皆携帯やカメラを片手に
撮影していて、係りの人も何事もない様に見ており、どうやら撮影OKの様でしたので、
遠慮なくいっぱい撮影させていただきました。とっても勉強になるので、ありがたいです。

そして、次の「カレイドスコープ」(万華鏡)をテーマにした空間へと進みます。


      


カレイドスコープの様に細長い展示空間で、壁一面が様々な色に変化していて面白いです。


      


通路の右側です。ガラスの花器が綺麗でした。


      


通路の左側です。こちらもガラスの花器でした。手前のもガラスです。
さらに進むと、次の四番目は「闇の華」の空間になります。


           



インスタレーションの一つ。色彩が艶やかでした。他にも自作の花器に生けられた
作品がいっぱいでした。流木を炭にした肌合いの作品もあって静かな闇に花が一層
イキイキとしていた様に思います。
次は5番目の「光の庭」の空間に進みます。


      


通路の両側に竹を編んで吊るした水滴の様な籠(?)がいっぱいある面白い空間でした。
子供達は「ぴちょん君だ」などと水滴のキャラクターを例えに出し、
私は私で「あの籠の中で眠ってみたい」などと勝手な事を言ってそれぞれ楽しんで
いました。夫は終始無言です。というのも、今回の撮影はすべて夫によるものだから
です(笑)お陰さまでじっくり観る事が出来ました。感謝感謝。
ここで思いがけず、ひと足先に桜の花見をする事が出来ました。



           



この季節にタイミング良く咲かせるには大変な苦労があったと思いますが、一体ぜんたい
どのようにしたのでしょうね...。

最後の空間は「あしたの花」というテーマで、白い空間の中に緑を基調とした葉や花が
色々な花器に生けられていました。さわやかな印象を受ける空間でした。


それにしても、どれもこれも皆、とにかく大変大掛かりなインスタレーションでした。
草月流らしいといえば草月流らしい表現なのかもしれませんが、勅使河原茜さんの
女性らしい感性が随所に見ることが出来たように思います。
と同時に、何よりも草月流を継承していく意気込みが物凄くビシビシと伝わってくる、
大変見ごたえのある展覧会でした。

各階のエスカレーター付近に勅使河原茜と草月作家によるインスタレーションも
展示されているので、それも御一緒にどうぞ。

帰りはエレベーターに乗って帰りましたが、歴史あるエレベーターに子供達は
「檻に入っているみたい...。」と驚いていました。
もっともっといろいろな物を見せてあげたいなと思います。
...と、思うのは親の勝手で、子供達が一番喜んだのは帰りに地下1階で買った
「あまおう」(苺)のフレッシュジュースだった様な気もします。。。(^^)
展覧会会場のすぐそばの前田珈琲のコーヒーと抹茶のソフトクリームも美味でした。


「草月創流80周年記念 勅使河原茜展 私の花」
日本橋高島屋 8階ホール
3月8日~3月13日(火)午前10時~午後8時(13日は午後6時閉会)

生誕120年 富本憲吉展

2007-03-08 | 美術館・博物館
世田谷美術館で開催されている「生誕120年 富本憲吉展」に行ってきました。
開催期間が残りあと1週間も無い..と、ギリギリな状況でしたが、ようやく都合が
つきまして、何とか間に合う事が出来ました。世田谷美術館に行くのは久しぶりでして、
何年か前に「アメリカの現代陶芸」の展覧会を家族で見に行った以来です。

美術館でアートに親しんで、ランチはそのまま美術館に併設しているレストランで
フレンチを優雅に...というスタイルが流行ってもう随分たちますが、ここ
世田谷美術館はそのハシリではなかったかと思います。(記憶が曖昧ですが)
先日オープンした国立新美術館もやはりフレンチレストランを併設しておりますが、
盛況過ぎて、なかなか入る事が出来ない様です。何時になったら落ち着くのかしら。

さて、この世田谷美術館は様々な古代のものから新しいジャンルの企画もありますが、
どちらかというと、世田谷という地域に根ざした、親しみやすい企画の展覧会を多く
開催している美術館です。今回の展覧会の富本憲吉展も次回の岡本太郎展も
(3月24日~5月27日)どちらも作家が世田谷に住んでいて創作活動をしていた事
に着目したものとなっています。

他には、一般の人も参加出来るワークショップ・講座も気軽に参加出来る金額で開催
されているので、興味のある方はどうぞ参加してみて下さい。
5人以上のグループから、美術館ボランティアによるミュージアムツアーも予約制です
が行われています。詳しい情報は美術館にお問い合わせ下さい。



ところで、「生誕120年 富本憲吉展」。


展覧会の作品の量はとても多くて見ごたえがありました。富本憲吉の作品は様々な工芸
の展覧会に時折出品されますので、主な作品は何度も目にしています。まとめて見たのは
1991年の近代美術館工芸館で開催された「富本憲吉展」が私の記憶に残っています。
その時に見た作品とも、今回の展覧会で再会出来まして、なかなか充実したものでした。
会場が広いので、お客さんの数が多くても差程気にならなく、自分の思った通りの
ルートで作品を見る事が出来ました。老若男女問わず、大勢の方が見に来ていました。
一筆一筆丁寧に描き込まれた作品をじっくりみていると、頭の中で自分もその動きを
リプレイしてしまう事が多いのですが、今回はじっくりじっくり見ていますと、
気の遠くなる思いがしました。はあ~.....。。。。

随分昔の話になりますが、私の通っていました武蔵美の当時の陶磁工房の名誉教授の
「かとジイ」(...と生徒達はみなそう呼んでおりました。ごめんなさいね~。)
(故)加藤達美先生から、富本さんはどちらかというと不器用な人だったと聞いた事が
あります。加藤先生は人間国宝の加藤士師萌の長男ですので、富本憲吉は父親の友人と
いう事になるわけです。もっと、いろんな話を聞いておけば良かったと、今さらですが
本当に後悔しています。。。。確かに加藤士師萌の作品は凛とした精巧な技術が見えて
きますが、富本憲吉の作品はそこに多少の人間味といいましょうか、筆の動きの一つ一つ
に呼吸を感じる様な、味わいを感じる事が出来ます。
どちらにしても、私とは次元が違いますね。

加藤達美先生について少し説明します。フィンランドにてアラビア窯のカイ・フランク
に師事していたデザイナーです。カイ・フランクと言えば、去年、東京都庭園美術館で
開催された「北欧のスタイリッシュ・デザイン フィンランドのアラビア窯」が記憶に
新しいです。



話が少々それてしまいました。戻ります。
今回、特に見る事が出来て良かった、来て良かったと思えた点は、富本憲吉の家族用に
こしらえた器達が展示されていた事です。これらは、企画展の会場とは別に、常設展
での展示でした。この類いのものは私自身、目にした記憶がありません。

湯のみは実際に使用していたもので、ひびや欠け等みられますが、あの、一筆入魂の
富本にしては実に簡素に、妻用に「一枝」、長男用に「荘」(荘吉)、長女用に「陶」
と、さらりと筆で書いた実にシンプルな物でした。他には長男と一緒に作った小硯や鉢、
娘のおままごとの為でしょうか、小さなティーカップ&ソーサー、子供が作った
謎の物体が一つ...これなどは我が家にもほぼ同じ物がゴロゴロしていますので、
非常に親しみが持てました(笑)

作家としての富本憲吉だけではなく、父親としての一面も垣間見る事が出来た事が
一番の収穫でした。


      



行きは用賀からバスでしたが、帰りはてくてく歩いて帰りました。のんびり歩いても
20分はかからない位です。用賀駅北口と砧公園、世田谷美術館を結ぶ遊歩道
(プロムナード)があります。歩道には淡路瓦が敷き詰められていて、所々に万葉の
和歌が刻まれていて、なかなか面白いです。それから、名称は知らないのですが、
人工的な小さな川(?)も流れていますので、(津和野風とでもいいましょうか..)
お天気が良かったら、ゆったりのんびりくつろぎながらお散歩出来ます。
歩く道順は美術館の受け付けの所に印刷してあります。時間のある時にどうぞ。
たまにはのんびり歩くのも気持ちが良いものです。
(花粉が飛んでいなければもっと気持ち良いのですがねえ...。)


世田谷美術館

次回の企画展は岡本太郎ですが、個人的にはその次の「青山二郎の眼」展に興味があり
ます。小林秀雄や白州正子の骨董の師匠であったのが青山二郎です。

「青山二郎は鑑定家ではなかった。単に真贋だけではなく、
ゴマンとある美しい真物の中に真に美しいものを見分ける達人だった。」
白州正子 『余白の人生 青山二郎』

「青山二郎の眼」展 6月9日(土)~8月19日(日)

子供達の作った貝合わせ

2007-03-05 | くらし
ひな祭りのお祝の膳にありましたハマグリを使い、子供達に絵を描かせました。



「もっと前に、ハマグリを食べておいたら、ひな祭りにこれで遊べたんじゃないの?」


と、冷静な娘。母の無計画さが露呈してしまいました。すっかりバレバレです。


「う~ん、そうだね。まあ、いいじゃない。。。」(冷汗)



息子は最初、「車を描く~」と言っていました。私は通常の貝合わせのモチーフとは
違うけれども、息子らしい選択だったので、それはそれで良いかなと思っていました。
ところが、「やっぱり鳥にする」とモチーフを変えてしまいました。
そこで、写真がいっぱいの野鳥の図鑑を参考にして描いたのが上の画像の鳥です。
ルリビタキという鳥です。青と橙色の美しい羽を持つ鳥です。そんなところに息子は
惹かれたのでしょうね。かなり真剣に描いている様でした。
1年生の彼にしてはまずまずの出来かなあと思います。(親ばか)
3年生の娘は花と鶴などを描いていましたが、どうもこの日は集中出来なかった様です。



「貝の大きさがバラバラだから、すぐわかっちゃうんじゃないの?」と、娘。



「ママ、ケチったでしょ。」続けて、娘。



「ひいいっ...。バレたか(笑)」もう笑ってごまかすしかありません。



確かに大きくて形の揃っているものは、少々お値段が高かった様な気がします。
主婦としての自分が出過ぎましたね(笑)



話は戻りまして、貝合わせ。
今回はアクリル絵の具を使って描きました。我が家には美大受験生の頃から使っている
絵の具達が今でも健在です。もちろん、新しい絵の具も追加して買ってありますが。。。
このアクリル絵の具は、水溶性なのですが、乾くと耐水性になるなかなかの
優れものの便利な画材なのです。画材屋さんに行くと沢山売っています。
今回使用した絵の具は、アクリルガッシュというアクリル絵の具で、カバー力の強い
タイプの物なので、下に塗った色が乾いた後に、上から描き足しても下の色が見えないと
いう物です。絵の具の種類によってはこの透明度に若干差がありますのでご注意下さい。



           



最近では100円ショップでも安価なアクリル絵の具が売っています。色数は少ないの
ですが、ちょっと試しに使ってみたいと言うのであれば、それで十分の様な気がします。
乾くと耐水性になるので、つまり、水で洗っても溶けなくなるので、使い終わった筆は
すぐにキレイに洗う事をおすすめします。お洋服も汚れても良いものを着て下さいね。
パレットもふつうのプラスチックの物ですと、絵の具が固まった後の処理が大変なので、
画材屋さんでは使い捨ての紙パレットが売っていますが、一般家庭の人が少しだけ使うの
であれば、わざわざ買わなくても、牛乳の紙パックを開いてそれをパレットがわりに
使うと安価で便利だと思います。お子さまにいかがですか?

富本憲吉

2007-03-02 | 陶芸
久しぶりに蔵書の中から富本憲吉の本を取り出して読んでいます。

「窯辺雑記」 大正14年11月26日発行のものの復刻版。昭和50年7月発行。
「製陶余禄」 昭和15年6月20日発行のものの復刻版。昭和50年7月発行。

どちらも、神保町の古本屋で購入したものです。
インターネットと違って、本は手に持った時の重さや質感、紙やインクのにおい等、
本の内容に加え、五感で感じる事が出来るので大好きです。中でも古本は格別です。
この本は古本といっても、復刻版で比較的新しいものですが、それでも古本独特の
雰囲気を持っています。


最近、神保町に行っていないなあ...。



※ 富本憲吉

「模様より模様を造るべからず」の言葉で有名な近代陶芸の巨匠。
1955年 富本憲吉の色絵磁器が第1回重要無形文化財に選定されて、人間国宝に。

現在、世田谷美術館にて「生誕120年 富本憲吉展」を3月11日まで開催中。
(あわわ...もう少しで終了です。時間を作って、必ず行きます。。。)


      

      1991年東京国立近代美術館工芸館「富本憲吉展」図録より


昔行った展覧会の図録です。富本憲吉の作品の中で、飾箱のものは特に好きです。

お雛様

2007-03-01 | くらし
先週は私が風邪をひき、今週は娘がインフルエンザになってしまい、なかなか
病院と縁が切れないなかなかハードな毎日でした。熱があるにもかかわらず、
意外に元気だった娘は突然「お雛様を作る」と言って、折り紙で細工を始めました。
お雛様は無事に出来たものの、集中力が切れてしまい、お内裏様は手付かずの状態。

しばらくの間そのまま放置。。。。。。

放置されているお雛様を見ていると、あまりにも不憫な様子でしたので、
熱も下がって元気になってきた所を見計らって、お内裏様を作るように促してみました。
なんとか出来ました。やはり雛人形は二人揃っていないとね(笑)