猫のお散歩

アトリエ陶猫のブログです。時々ふらふらとお散歩します。

運慶展に行って来ました

2017-11-24 | 美術館・博物館
10月7日から、奈良東大寺の重源上人坐像が展示されるというので、
7日が過ぎてすぐに見に行きました。
混んではいたものの、なんとかじっくり拝見することが出来ました。



生命感あふれる美しい仏像の数々。
凛々しくもあり穏やかでもあり。


時代をはるかに超えてなお、生き生きとした作品を拝見して
いったい自分は何をやっているのだろう...と
博物館の床に穴を掘って入りたい気持ちになりました。




ずっしりと重いカタログを迷うことなく購入しました。
家に帰ってから何度も見ていますが全く飽きません。


機会があれば、今度は仏像の本来の居場所にて拝見したいと思います。


9月26日〜11月26日(日)まで
東京国立博物館

驚異の超絶技巧!展に行きました

2017-11-24 | 美術館・博物館
10月のことですが...
三井記念美術館で開催中の「驚異の超絶技巧!」展に行ってきました。
いつものことですが、すっかり更新が遅くなってしまいました(^^;)

タイトルの通り、確かにどれもこれも問答無用の超絶技巧で
実物に迫ろうとする気迫に満ちた作品ばかりでした。
私に全く足りていない能力で、只々見入るのみ。
ああ、100分の1、いや、1000分の1の能力があったらなあ...。

リアルな具象の作品は見ていてとてもわかりやすく
製作者の爪の垢を煎じて飲みたい気分になりました。



9月16日〜12月3日(日)まで
三井記念美術館

アートアクアリウム2017に行って来ました

2017-09-14 | ART
少し前のことですが、夏休みの最後に娘と一緒に日本橋三井ホールで開催されている
「アートアクアリウム2017」に行ってきました。


平日に行きましたので、入場の段階で並ぶことはありませんでしたが
会場内はカメラを手にしたお客さんが大行列!という大変な賑わいでした。
確かにカメラに収めたくなる程、色彩あふれる、趣向を凝らした空間になっていました。


金魚たちに餌を与える時間や量、それから濾過システムに工夫があるとは思いますが
フンの無い透明感のある水槽の水がとても気になりました。
我が家の水槽とは大違い(^^;)



話は変わりますが、
その昔、2007年の夏に六本木ヒルズで「天空の水族館」を見た記憶があります。
このブログ「猫のお散歩」でも紹介していたのを思い出しました。
2007年8月の天空の水族館
久しぶりに読み返すとなんだかとても懐かしい気持ちになります。


10年前にもアートアクアリウムを見ていたのですね。
子供達も私も共に10歳若かったのですよね......。
時が経つのは本当に早いものです。




アートアクアリウム2017
残りあともう少し。9月24日(日)まで
日本橋三井ホール




吉田博展に行って来ました

2017-08-21 | 美術館・博物館
久しぶりに損保ジャパン日本興亜美術館に行って来ました。



「生誕140年 吉田博 山と水の風景」展が開催中。



この展覧会は本当に素晴らしいものでした!!!
開催期間が残りわずかですので、時間のある方は、いや、無い方も
是非見に行くことをオススメします(^^)



恥ずかしながら、私は吉田博のことを知りませんでした。
この人の作品は知らなきゃダメですね。不勉強を痛感しました。


水彩画も素晴らしいですが、版画もまた素晴らしい。
浮世絵とはまた違う、色彩の美しさ深み、そして空気感...
どの作品も見入ってしまいました。




迷わず、重たい図録を購入しました。
家で図録を何度見ても、その素晴らしさに感嘆してしまいます。
もう一度展覧会を見に行きたい程...。





東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
吉田博展は8月27日(日)まで





Seiji Yamauchi Art exhibition を見て来ました

2017-08-21 | ART
8月18日〜19日の20:00~20:40開催のアートパフォーマンスパフォーマンス
「Fusion of Passionsー情熱の融合ー」です。

たまたま銀座シックスの蔦屋書店をうろうろしていましたら、
何やら始まりそうな気配が...。
始まるまでしばらく待つことになりましたが、とりあえず見て見ることに。


まず、武者姿の人たちがぞろぞろ入って来て、殺陣が始まりました!
その後Yamauchi氏のアートパフォーマンスが和太鼓とともに始まり、
2分割された大きな画面に何かを描き始めました。
最初は全くわからなかったのですが、
書き進むうちに2枚の画面が逆さになったり、入れ替わったりするうちに、
ようやくモチーフが歌舞伎役者であることが明確になりました。
アクションも交えてのパフォーマンス、とても面白かったです。









上野動物園から東京都美術館、東京藝術大学美術館と色々見て歩いた長い一日は銀座で終了。
充実した一日でした。



藝「大」コレクション パンドラの箱が開いた!展に行って来ました

2017-08-21 | 美術館・博物館
東京藝術大学創立130周年記念特別展 藝「大」コレクション展は
藝大の所有する日本美術の名品ばかりではなく、卒業制作などの作品や自画像、写真、石膏像など
とても幅広い展示内容でした。

高橋由一の「鮭」も拝見することが出来ましたし、
高村光太郎のブロンズ作品と石膏像が並んで展示されているのも興味深かったです。


現代の作品の中で、一番私の心にズシンと残った作品は
野澤聖さんの「見立ての図象たちー家族ー」でした。
ご先祖様たちや、自分の家族一人一人をリアルに描きあげた説得力のある作品でした。


他に気になった作品は現代作家の卒業時の自画像です。
山口晃さんの作品は流石でした。
村上隆さんの作品は、「あら、細い...。」


ここに展示されていない作品の中にも素晴らしい作品はたくさんあると思います。
今回、ほんの一部ですが、見ることが出来て良かったです。



上野を後にして、今度は銀座へ向かいました。つづく。


東京藝術大学
藝「大」コレクション展は9月10日(日)まで

9月8日〜10日には藝祭が開催される様ですね〜。



杉戸洋 とんぼとのりしろ展に行って来ました

2017-08-21 | ART
上野に行って最初に動物園に立ち寄りました。
ぐるっとパスを持っていますので、入園は無料なのです♪

この日は暑かったので、
案の定、虎やパンダは寝ており、シロクマもとても大人しかったです,,,。
東京の夏は過酷ですよね...。
動物園の中を歩くだけで私もあっという間にぐったりです。

そんな訳で、次の目的地の東京都美術館へと足早に移動しました。



東京都美術館では 杉戸洋 とんぼとのりしろ展を見ました。
杉戸洋さんについては、この展示を見て初めて知りました(^^;)

工作教室の子供の様な、色や素材を楽しんでいる感じがしました。
様々な釉薬を施したタイルの大きな壁の細部のいたるところに遊びが隠されていたり、
作品お展示方法も「まだ展示準備中でこれから何か始まる」様な雰囲気は楽しかったです。


東京都美術館を出た後は東京藝術大学美術館へと向かいました。
この日は朝からあちこち移動しましたよ〜。
つづく。



東京都美術館
杉戸洋とんぼとのりしろ展は10月9日(月・祝)まで


中村征夫写真展 永遠の海に行って来ました

2017-08-17 | ART
静嘉堂文庫静嘉堂文庫で珠玉の香合・香炉展を見た後、銀座の松屋に行きました。

中村征夫写真展 永遠の海展が開催中です。

先日、たまたま聴いていたラジオに中村氏がゲスト出演していて
写真を撮り始めた時の思い出などをお話ししているのを聴く機会がありました。
展覧会の紹介もしていましたので、「これは是非とも拝見しなくては!」と思っていました。
なんとか都合がつき、見に行くことが出来て良かったです♪



会場の中はまるで水族館、というか海!という感じがしました。



魚たちの姿や珊瑚など、海の中の色彩が生き生きとしていました。
世界各国の海や三陸の海、それから深海600に乗って撮影した時の映像など、
様々な顔を持つ海の美しさや海の生物たちの生態がカメラに収められていました。
みんな生きているんだな...。


写真の中の海の空間感が豊かで美しかったです。




余談ですが、隣の展示室で開催中のおサルのジョージ展の方から
時々「キャー」とか「キー」とかリアル小猿...失礼、子供達の声が聞こえましたがご愛嬌(^^)
今は夏休みですからね。

せっかくですので、子供達の声に誘われ(?)そちらの展示も見て来ました。
可愛い絵本の展示だけかと思いきや、第二次世界大戦中に作家夫婦がドイツ軍から逃げた時の
現実的な出来事などの展示もありました。


松屋銀座
中村征夫写真展中村征夫写真展、おさるのジョージ展は8月21日(月)まで
松屋銀座8階イベントスクエア

珠玉の香合・香炉展に行って来ました

2017-08-16 | 美術館・博物館
8月13日(日)、いや〜、超ギリギリ、何とか最終日に間に合いました(^^;)
私にとってはとても久しぶりの静嘉堂文庫。

最終日でしたので混んでいるかな〜と思いましたが、
お客さんはいるものの、とても見やすい状況でした♪

余談ですが、静嘉堂文庫静嘉堂文庫もぐるっとパスに参加する様になっていたんですね。
迷わずぐるっとパスを買ってしまいました(^^)



会場には、小さな香合からびっくりするほど巨大な香合、それから香炉など展示されていました。
一つ一つ趣向が凝らして製作されており、陶器、磁器、漆、どの素材も魅力的でした。
様々な季節、場によって選ばれ、愛でられて来たのがよくわかりました。




国宝の曜変天目茶碗(稲葉天目)も展示されていましたが、
香合の展示の方に人が何人かいて、驚くなかれ曜変天目を独り占めで拝見できる程。
何度か拝見していますが何度見ても美しくて吸い込まれそうな宇宙でした。


曜変天目とほぼ同じ形、重さの茶碗も展示されており、持ってみました。
私が思っていたのより少し軽かったです。



画像は展覧会のカタログ。
ミニサイズで可愛らしいですが、本棚の中で迷子にならない様にしなくては...。



静嘉堂文庫



美術館沿革より
静嘉堂の名称は中国の古典『詩経』の大雅、
既酔編の「籩豆静嘉」(へんとうせいか)の句から採った彌之助の堂号で、
祖先の霊前への供物が美しく整うとの意味です。


ぐるっとパス

1冊2000円で販売されている
東京及び近郊の美術館、博物館、動物園、水族館などの入場券、及び割引券の冊子

タイ展に行って来ました

2017-08-15 | 美術館・博物館
上野の東京国立博物館に行って来ました。
心を鎮めてじっくりタイの仏像を拝見させていただきました。


個人的な私の解釈で失礼ですが、タイの仏像って微笑んだ表情や身体のしなり具合や、
歩いていたりする姿が、とっても可愛らしい感じがするのですよね。
見ている私の表情もおそらく緩んでいた事でしょう。
お陰様で心穏やかな静かな時間を過ごす事が出来ました。


今回の展示の目玉、ラーマ2世王作の大扉は撮影スペースになっていたのですが、
残念ながらコインロッカーに鞄と一緒に携帯も入れてしまっていたので撮影できず...。

撮影出来ない分、しっかりと見て来ました。(←つもり)
とても素晴らしい彫刻が施されていて
その装飾の中に潜んでいる様々な動物たちを探すのが楽しかったです。
それにしても見事なものでした。


会場出口にはプミポン国王プミポン国王の祭壇がありました。
ご冥福をお祈りいたします。


東京国立博物館
タイ展は8月27日(日)まで。

ジャコメッティ展に行って来ました

2017-08-15 | 美術館・博物館
ジャコメッティの事は知識として知っていても、作品そのものを見ていない様な気がしましたので
この展覧会はとっても楽しみにしていました。

夕方から見たので、空いていて見やすかったのはラッキーでした。
西洋絵画などの人気の展覧会の混み様は凄まじいですから......
じっくり、ゆっくり、(多分)初めてのジャコメッティの作品を心ゆくまで鑑賞する事が出来ました。


小さな作品を展示している壁が一部透明になっており、隣の展示スペースの大きな作品が透けて見え、
スケールの違う同じ作品を比較して見ることが出来ました。
通り過ぎる隣の会場の人影に一瞬びっくりしましたが、こういう展示方法は面白いな〜と思いました。
大きい作品の展示スペースは撮影して良い場所でしたので、携帯のカメラでパチリ。




ジャコメッティの作品って、体の細さに対して意外に足が大きんだなあ...



マッチ棒サイズのとっても小さな作品、欲しいなあ...☆




そうそう、猫好きの私としては、ジャコメッティの作った猫も気になりました。
頭部の印象しか具体化されていなくて、あとは殆ど線(^^;)
犬に比べて超簡潔。
枕元に近づいてくる愛猫ももちゃん(故)の印象が思い出されて、愛おしく思えました。

展覧会のぶ厚くて重〜いカタログと共に猫の絵葉書を連れて帰りました。
猫の絵葉書は早速飾っています♪



壁11㎡の彫刻展に行って来ました

2017-06-11 | ART
いりや画廊で開催中の「壁11㎡の彫刻展」を見てきました。

磯崎えり奈、大幸内久子、小笠原森、貝山伊文紀、笠原光咲子、山添潤、渡邉たまえの7名による展示。
素材もテーマも7人7様でしたが、7人の作品の緊張感はもちろんあるのですが、
全体にすっきり落ち着いた雰囲気で、じっくり拝見することが出来ました。

会場全体の写真がカメラに収まりきれなくて撮影出来ていませんが、手前に小品と大きな石彫の作品、
それから左側奥の壁面には繊細な作品が展示されていました。
どれも素敵な作品でした。

なかなかアート散歩に行けませんが、やっぱり定期的に出歩かないとなあ...と反省(^^;)




いりや画廊

壁11㎡の彫刻展は6月5日〜17日(土)まで
日曜休み 11:30~17:30(最終日16:00)

水上 嘉久展ー陰に山ー展に行って来ました

2017-05-26 | ART
神田から少し歩いてKANEKO ART TOKYOというギャラリーへ向かいました。
水上嘉久展が開催中でした。

入り口のガラスが大きく、中が良く見える画廊でした。
撮影しても良いとの許可を頂きましたので、有難く撮影させていただきました。
カメラ下手な私は、作品を撮影するとなると,
「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」的な感覚で、沢山シャッターを切るので、
「一体何だろうこのおばさん」と思われたのではないかと察します(笑)


画廊の白さと作品の大理石の白さがとても綺麗な空間でした。
大理石の塊を削り出して作っている様です。
淡い陰影がとても綺麗でした。



KANEKO ART TOKYO
水上嘉久展は5月10日〜5月27日(土)まで

多和圭三 [ブ、ツ、シ、ツ ]展に行って来ました

2017-05-26 | ART
松屋銀座に行った後、GSIXで草間彌生さんのかぼちゃの作品を見学してから
新富町までのんびりテクテク歩いてのお散歩。
hint galleryで開催中の多和圭三さんの個展を見に行きました。


作品の写真を撮影して良いですよと許可を得ましたので有難く撮影させていただきました。



ギャラリーの方のお話によると、
鉄の塊は製鉄所で長らく雨ざらしになっていたもののようです。
なんと作品の裏側が磨いてあるとのことで、「わ〜、見てみたい!」と興味をそそられます。

入り口にあった小さめの作品でも重さが300キロもあるそうなので
この作品は一体どの位の重さなのでしょうか・・・。
作品自体から、沢山の時間の経過と重みを感じるものでした。



     


地面スレスレのところの筋模様とか、側面上部の制作年月の刻印とか
大胆な作品ですが所々繊細です。
どんな人が制作したのかなあ。作家の方がいらっしゃらなかったのでわかりません。




">hino gallery

多和圭三展は5月15日〜6月3日(土)まで

マミフラワーデザイン展に行って来ました

2017-05-26 | ART
銀座に行く用事がありましたので、銀座松屋に立ち寄りました。


この日は「創立55周年記念 マミフラワーデザイン展2017ー色・Inspirationー」が開催中でした。
展覧会初日でしたので大変な賑わいで、会場内には大勢のご婦人がいらっしゃいました。
見事なフラワーデザインの作品の数もさることながら、
それを見ている方々のお話にもお花が沢山咲いているのが面白かったです(^^)


会場内にはピンク、イエロー、オフホワイト、グリーン、と
テーマによって色分けされたコーナーがあり、それぞれに沢山の力作が展示されていました。



やはり一番、ど〜んと広い特別ブースには大先生の見事な作品が展示されています。



     


マミフラワーデザインスクール総長 マミ川崎さんの作品



     

フラワーアーティスト 川崎景太さんの作品



マミフラワーデザイン展は5月25日(木)〜5月30日(火)まで
会期中前期、中期、後期に分けられ、
それぞれが2日間づつの展示になる様です。
2日ごとに展示を変更するなんて!とっても大変だと思います。凄いですね。