マディと愛犬ユーリ、親友のクリスティ、それにハワイのこと

ハワイに住んでいたころ、マディという女の子が近所に住んでいて、犬のユーリを連れて遊びに来ていた。

" Eating Hawaii " ( ハワイを食べる )

2016-09-01 09:51:02 | ハワイ

 

 

 ヘザートンさんから「ポトラックパーティ」に招かれた。ポトラックパーティは参加する人たちが一品づつ料理を持ち寄るもので、「何を持って行ったらいいだろう」と思案していたのだが、ヘザートンさんからは連絡がない。参加する人たちに、あなたは何を持ってくる?とか打ち合わせをしているはずなのにトシには連絡がない。思い切ってこちらから電話をすると、「あなたは料理をするのは大変でしょう。体一つで来て!」と言われた。「何も持ってこなくていいヨ!」ということだった。結局ビールを2カートンとシロキヤに寄ってパンの組み合わせを買いバケットに飾って持って行った。
 「よかったら当日早目に来て手伝ってくれない?」と言われて、「喜んで!」ということになった。二人で前菜のシュリンプカクテルを作ったのだが、それが意外に好評で「だれが持ってきたの?」と訊かれて、「トシが作ったのよ!」とヘザートンさんが言ったけど、ほとんどはトシでなくヘザートンさんが作ったものだった。

 後日、またヘザートンさんから「ガーリックシュリンプを作らない?」と誘われた。二人で料理本を前にしてㇾシぺを見ながらノースショアのシュリンプトラックで食べたガーリックシュリンプを思い出しながら挑戦した。
 ヘザートンさんもガーリックシュリンプを料理するのは初めてのようだった。ひたすら料理本に書かれた指示に従った。
 シュリンプの皮をむき、背に切り込みを入れ、背ワタを取り、塩水で洗った。フライパンにオリーブオイルを敷き、刻んだガーリックを低温でゆっくり炒めた。
 シュリンプをボウルに入れ、炒めたガーリックを加え、レモン汁、塩、ブラックペパーを振りかけ、全体を手で粉ねてから、そのボウルをいったん冷蔵庫で冷やした。
 マリネして30分ほど寝かせたガーリックシュリンプをフライパンに戻して、白ワイン、バターを加え炒めた。出来たものに刻んだ香草をふりかけ出来上がりである。
 添え野菜としてズッキーニ、ブロッコリをガーリックシュリンプを炒めた後のフライパンに入れ、バルサミコ酢などを加え炒めた。
 マカロニサラダにワンスクープのライスを盛りつけ、スライスレモンを添えれば出来上がりである。
 大皿に装ったものは写真に撮っておけばよかったと思うくらいきれいで、味もよかった。ヘザートン家の子供たちは大喜びで、"  Toshi's such a good cook !  " ( トシは料理が上手なのね! )とか言っていたが、勿論ヘザートン夫人が8割ぐらい作ったものだった。

 ガーリックシュリンプは、ハワイのいわばB級グルメで、特に高級レストランのメニューにあるわけでない。
 ノースショアのハレイヴァ (Haleiwa)というところで、フッドトラックとかシュリンプワゴンの前に立ち、注文してしばらくすると、中で調理したものを窓越しに渡してくれる。大体12ドルぐらいである。エビが10尾くらい入っている。車の周りに無造作に置かれたベンチに座って、あるいは地べたに腰を下ろして食べている人たちもいる。海の押し寄せる波を見ながら食べるのはなんとも言えない。
 以前はノースショアで細々営業していたものが何かのきっかけで広く知られるようになった。最近では日本人の間で有名で、ガーリックシュリンプを食べるために、わざわざレンタカーを運転して出かけてきたり、バスで苦労をし乍ら一日がかりでやってくる。
 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿