トレードに思う ～ファンに「沢山の喜怒哀楽」を与えるのもプロの資質

　　
埼玉西武ライオンズの大沼さん、トレードで横浜ベイスターズへ行くことになりました。

中継ぎとしては、四球→死球→サヨナラ暴投など、不安定な要素・投げてみなけりゃわからない個性が抜けきれない大沼さんでしたが、例えば先シーズン、ローテーションの谷間で巡ってきた、千葉マリンでの千葉ロッテ成瀬さんとの先発対決では、最高級の投球内容で堂々と渡り合って完璧に投げ勝つなど、一言で言えば「人（ファン）の意表をつく」独特の存在感が際立っていました。

※その、大沼さんが成瀬さんと対決した試合については、２０１０年７月１８日のブログ「 獅子「集団」から「軍団」へ？ 」をご参照ください


中継ぎで登板する大沼さんのピッチングには、ファンとしては肩透かしを食ってがっかりする事もありましたが、その分、いい時は最高の興奮感・幸福感を与えてもらったここ数年間。
そういった意味では、ファンに「沢山の喜怒哀楽を与えてくれた」「非常に応援しがいのある選手」とも言えた大沼さんでした。

移籍は残念ではありますが、横浜では出番が増える事も見込める、とも言われています。
是非是非、一軍で活躍し横浜ファンに喜びを与えて下さい。
そして、交流戦の西武ドームで、その勇姿を見せていただきたい。楽しみにしていますよ。


それと．．．横浜移籍に伴って、ご家族お引越しされるのでしょうか。
時折り、私の住む所沢市内の通りやレストランで、ご家族サービス中の大沼さんをお見かけしておりましたが、そんな事もなくなるのかなぁ．．．。ちょっと寂しい．．．。
（・・・勿論、そんな偶然お会いした時は、気づかないフリをしていた私たち家族。一家団欒を邪魔してはいけません．．．）



そして、代わりに横浜からライオンズへ来てくれるのは弥太郎（坂元 弥太郎）投手。大沼さんと同じ右腕です。
今シーズンでプロ１１年目となる弥太郎投手の事・・・正直、私、余り詳しく知りません。

そこで、昨年来「プロ野球年鑑男」並みに、オタク化（？）に磨きをかけている小５の長男に聞いてみたところ、まずは大沼さんトレードのニュースに驚愕．．．。

「えーっ、去年のピッチングだったら、大沼、今年に期待できるはずなのに．．．何でーーっ？？」

から始まり、直後には、

「弥太郎は、高校時代は凄かったらしいよ。でも大沼よりはスピードないピッチャーだけどね」
「ヤクルト時代に、７回まで巨人をノーヒットに抑えてたけど、初ヒットで清原にホームラン打たれて福井にもホームランを打たれて負けた事、あったんだよ」

・・
・・
・・・だそうです。・・・全くどこでそんな情報を仕入れたんだい？（笑）



弥太郎投手も、折角ですからこのトレードをチャンスとみなしていただき、ライオンズで心機一転、爆発してくれるといいなぁ。
ヤクルト→日本ハム→横浜と移籍し、ライオンズが４球団目だそうですが、もともと埼玉県川口市で育ち、浦和学院で甲子園出場もしたという弥太郎投手。


地　元　や　ん　！


若干ニュアンスは異なるのでしょうが、「ただいま！」的にライオンズへ・西武ドームへ来ていただければ、と思います。
同じ浦和学院の石井義さんを始め、平尾さん（大宮東）、斉藤くん（春日部共栄）、大島くん（埼玉栄）、小野寺くん（鴻巣）、平野くん（浦和実）など地元高校出身者が大勢いるラインズですので、フランクに明るくチームに加わっていただく事からスタート、という事で．．．。


更にＷｉｋｉｐｅｄｅｉａ情報によると．．．
弥太郎投手の奥様は浦和学院時代の後輩の方らしいのですが、ライオンズ・平尾さんの従妹（いとこ）にあたられるとの事。
心強いじゃないですか！ 同じ球団に親戚が居るなんて。

弥太郎投手も、平尾さんのように日焼けサロンに通って・・・じゃなかった、「やる時はやる！」「ここぞの場面に強い！」という面で存在感をビシビシと！！でお願いしたいと思います。



今回のトレード。大沼さんのコメントではありませんが、

「新天地でもうひと花、ふた花咲かせたい」

を、２人の投手が実現していく姿を楽しみにしたいと思います。


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