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『ベートーヴェンの遺髪』ラッセルマーティン

2006年04月03日 | ノンフィクション
 
ベートーヴェンはいつ頃の人でしょう?1770年~1827年ですから、イギリス産業革命、フランス・アメリカなどの独立戦争の頃から、アヘン戦争の頃まで、日本ではちょうど小林一茶の生涯と重なる年代です。

そんな昔の時代を生きた楽聖ベートーヴェン、その遺髪が数年前、突然競売にかけられたのをご存知でしょうか。一体どうしてそんなものが出てきたのか?本書はベートーヴェンの遺体から切り取った、その髪の毛の経路を追跡していくのですが、その過程で、その遺髪はナチの迫害にも関与していたという謎めいたことなどが明らかになってきます。

最新のテクノロジー、DNA鑑定が僅かな髪の毛から天才の病苦の真相をも解明します。その偉大な音楽が、時代を越え、世界中の人々に感動を与えたように、遺髪をめぐる一連の数奇な出来事も人々に大きな影響を与えていたのです。多くの人が遺髪に関わりましが、それがその人の「運命」を大きく左右してしまいました。

本書には、そうした驚くべき「人間ドラマ」が感動的に描かれています。本当に徹底的に調べ上げている印象で、ベートーヴェンの人となり、時代の重み、最新技術の力、いろいろなことを教えてくれる歴史ノンフィクションです。偉人は亡くなった後も人々を動かすのですね。

http://tokkun.net/jump.htm
ベートーヴェンの遺髪

白水社

詳  細


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
トラバありがとうございます (竹浪 明)
2006-04-04 10:14:56
VIVA読書!さん、トラバありがとうございます。こちらはベートーヴェンに関する中身のある記事ではありませんが、トラバ返しさせていただきました。

ベートーヴェンは髪型の印象が強いので、遺髪の話は余計気になりますね!

かつてハイリゲンシュタットの、ベートーヴェンが遺書を書いた家を訪ねたことがあります。あの時本当に自殺してしまっていたら、遺髪が競売にかけられることにまでなったか分かりませんね。



4月28日(金)に渋谷アップリンクで、私の監督映画上映+柳下美恵さんの演奏会があります。ベートーヴェンは演目にありませんが、柳下さんはピアノの名手です。よろしかったら、いらしてください。
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TBありがとうございます。 (masaki)
2006-04-04 12:51:52
TBありがとうございます。



ベートーベンの遺髪に関する話なんて、

面白そうですね。



今度読んでみます!

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トラバありがとうございます。 (stargirl)
2006-04-04 18:51:42
トラバありがとうございます。

ベートーベン好きです。

ピアノしてたときは弾いてました。

遺伝子技術が発達して、ベートーベン復活しても、

また同じ「月光」などの音質が再現されるのかなぁ。

って思いましたー。

でも、誰もわかんないですね、よく考えてみれば・・。

あのときと同じ音だなんて。
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コメント恐縮です。 (VIVA)
2006-04-04 19:17:11
竹浪明さん:いやぁ情報ありがとうございます。ハイリゲンシュタットの、ベートーヴェンが遺書を書いた家って、すごい行動力ですね。さすが監督です。ゆっくりお話しをお伺いしたい気分です。

masakiさん:ぜひぜひ手に取ってみて下さい。

stargirlさん:すごいことお考えですね。私もいつも自分の書いた紹介文を読むと自己嫌悪におちいります(笑)。
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TBありがとぅございました♪ (ツーチェン)
2006-04-05 15:10:01
こんにちゎはじめまして。

先日ゎうちの記事からトラバしてくださってありがとぅございました~~(びっくりしますた!;

こちらの記事・・とても興味を持ちました!

今少しずつ書いているストーリーではいろんな作曲家を登場させているので、いつかはベートーヴェンにつぃてのエピソードも混ぜてみたぃと思っていたのですが・・

そちらからトラバしてくださった事によって、こぅいぅ本を知ることができて嬉しかったです!今後のストーリー展開の参考にさせていただきます☆☆☆

・・その他の記事も、どれも面白そうですねvvまた拝読しに伺いますvv
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いやいや (VIVA)
2006-04-05 15:54:50
そうおっしゃっていただけるだけでうれしいです。すばらしい作品になると信じております。私も時々おじゃまさせて下さいね。
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