英検一級、独身、ハンサムの福原先生の登場です(笑)。
今回は 当教室 のメルマガ用の紹介記事からの抜粋ですから、ちょっと短いので、不肖VIVAが補足します。
まずは福原先生の書評・解説です。
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大学受験生にとって英文法は早めに仕上げておきたいものです。理想的には高校2年まで、どんなに遅くとも3年の夏頃には完璧といえる状態にしたいですね。
いうまでもなく、長文読解や英作文で得点するにも文法の知識は欠かせません。
そこで、今の自分の文法力を測定し、同時に苦手単元を知るための一冊として、これはお勧めの一冊です。標準編の方は、レベルとしてはセンター試験から~中堅私立大学向けで、それより上のレベル用に『難関大学編』も用意されています。
1回50題×10回分と区切りも明確になっていますので、学習スケジュールも立てやすくなっています。文法・語法問題を探している人はチェックしてみて下さい。
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“英文法・語法学習の問題集” としては、私も本書を薦めます。ただし、あくまで入試問題を集めた問題集ですから、少なくとも一回り、理想的には2回以上は、学校や塾で文法を学習した後に利用して欲しいものです。
本書の特徴として特筆すべきは、解説が非常に詳しいこと。これに尽きます。
例えば、とても単純な例で言えば、enjoy のあとの動詞は~ingにするというのは常識ですが、仮にその問題を間違えて復習する時に、解説に 『enjoy は目的語として動名詞を取る』 と書いてあれば、確かに、その問題に関する解説としては100%ですが、本書はそれ以外に…、
『他に動名詞を目的語に取る動詞は…』 という調子で、enjoy以外の覚えるべき動詞を列挙し、問題解説にとどまらない、入試に必要な知識をまとめてくれているという点で、私は高く評価しています。
偏差値で55くらいあれば、自分ひとりで解説を読みながら勉強が進められるでしょう。
もう一つの特徴は、分野別でありながら、それを生徒にわからないようにしていることです。文法の問題集の大半は分野別になっています。弱点を見つけるにはそれが良いのですが、例えば、誤文訂正など、不定詞の分野に出ていれば、きっと間違っているのは不定詞のところだと、簡単に予想が付いてしまうという、どうしようもない欠点があります。
本書は自己採点したあとに、自分がどの分野に弱点があるのかを指摘するしくみです。よく考えられていますね。受験勉強現場の気持ちをよく理解しています。涙ぐましい工夫ですよ(笑)。
難関大学編をやる場合は、自分の志望校の過去問で、文法が出題されているかどうか確認をしてからでも良いでしょう。標準編だけでも、しっかり解説を読んで復習すればかなりの知識は得られます。
同じ桐原書店から出されている、いわゆる“英頻” は、本書と対照的にとても解説が少ないので、とっつきやすいようであまり効果的な勉強方法とは思えません。文法の問題集というのならこちらの方がずっと良いでしょう。
http://tokkun.net/jump.htm 【当教室HPへ】
全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (標準編) 桐原書店 詳細 |
全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (難関大学編) 桐原書店 詳細 |
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『全解実力判定英文法ファイナル問題集-文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ(標準編)』瓜生豊・篠田重晃編集
桐原書店:208P:1155円
『全解実力判定英文法ファイナル問題集-文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ(難関大学編)』瓜生豊・篠田重晃編集
桐原書店:226P:1260円
本当にそう思う。
ちなみに会話にも*やっぱり*文法は欠かせません...よね?
Can't emphasize that enough...