某月某日山旅漫歩゚「野山の花・長い釣りざおウラシマソウ」

某月某日「野山の花・長い釣りざおウラシマソウ」

 

春、山を歩いているとヘビの舌のような長いものが出ている花を見
つけビックリします。


ウラシマソウという多年草だそうです。ヘビの舌だと思っていたの
は浦島太郎の釣り糸なのだという。


茎のような柄のある葉が1~2枚。仏炎苞に包まれた肉穂花序がつ
いています。


雌雄異株ですが、多くは雄株で雌の株は少ないという。それは子球
による栄養繁殖を盛んにするため、株が雌に転化するまで球茎が大
きくなりにくいからだろうと専門家はいっています。


そのためか1ヶ所にかたまって生えることが多い。果実は秋に赤く
熟し、果軸にギッシリとつき、種子は翌春発芽。


しかし発芽しても地上に葉を出さず地中に小さな球茎をつくるだ
け。2年目にやっと3小葉を出すという奇妙な性質があります。


この球茎を利用して、漢方薬や民間薬にも利用されています。
・サトイモ科テナンショウ属の多年草。

 

▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi07.html

 


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某月某日山旅漫歩゚「北ア常念岳と破壊を免れた満願寺」

某月某日「北ア常念岳と破壊を免れた満願寺」

 

満願寺は、江戸時代は松本藩主の祈願所。明治になり、廃仏棄釈の
嵐が吹き荒れます。


松本藩は維新の時、勤王派・佐幕側どちらにつくか迷い、戊辰戦争
への参加が出遅れ、政府に負い目がありました。


そのための名誉挽回、廃仏棄釈に積極的でした。満願寺も当然やり
玉に。


しかし山奥で見まわりに来るものもなく、なんとか破壊から免れた
という。


この時多くの人が仏教から神道に切り替えましたが、満願寺への信
仰は厚く、いまでも葬儀は神道で法要は仏式で行い、お盆に塔婆を
求める人たちがいるといいます。


参道入口・微妙橋下の川は「三途の河」だとされ、その左右の山を
死出山と呼んでいます。


この橋は立山の無明橋、高野山の無妙橋とならんで日本三霊橋に数
えられています。


近くに有明山の八面大王と坂上田村麻呂の関係についての立て札が
建っていました。
・長野県安曇野市

 

▼「イラスト」と説明文は下記からどうぞ。
http://toki.moo.jp/merumaga/yamatabi/yamatabi06.html

 


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ヤマケイ新書『日本百霊山』「戸隠山の竜と天の岩戸」


ヤマケイ新書『日本百霊山』「戸隠山の竜と天の岩戸」


長野県から新潟県へほぼ南北に連なる山々は古くから竜の体に例え
られています。頭は長野県の戸隠山で、胴は妙高山、尾は火打山。
これは戸隠神社の創立にからんだ九頭竜権現からきているといいま
す。富山県には剱岳はこの竜の尾で七巻き半巻かれているという伝
説があります。

 

▼「イラスト」と説明文は私のHPでどうぞ↓
http://toki.moo.jp/merumaga/reizan/reizan09.html

 

 

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山の妖怪神「上州三山妙義山の天狗たち」


▼某月某日 山の妖怪神「上州三山妙義山の天狗たち」

 


妙義山には上野妙義坊と妙義山日光坊、それに金洞山長清法印(ち
ょうせいほういん)の3狗がいるという。


上野妙義坊は妙義山の天狗のなかで最長老だという。


南朝最後の名臣であった花山院長親という人は、発心して妙魏法師
(みょうぎほうし)と名乗って洛東華頂山の奧に隠遁します。


それから10年あまりのち、漂泊して妙義にきたという言いつたえか
ら、妙義坊は妙魏法師のことではないかともいう。


上野妙義坊はその名のように妙義山第一の天狗であり、関東の代表
天狗のひとりです。


次の妙義山日光坊は日光からなぜか妙義山へ山移りしてきた天狗だ
そうです。


3番目の金洞山長清法印は父の仇討ちのため金洞山に住み、金洞窟
で猛修行。いつしか独学で悟りをひらき、神通力を得るようになり
ました。


しかし、浮き世のむなしさを感じ仏道をこころざし、上野寛永寺内
の元光院に入って仏道を修めました。


そして自分の神通力にさらに磨きをかけて、古巣の金洞山に戻って
きて登山道をひらき、山腹に岩高寺を創建しました。

 


▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/noinakami/inakami03.html

 

 

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山の妖怪神「群馬県赤城山の天狗」

▼某月某日 山の妖怪神「群馬県赤城山の天狗」

 


赤城山の名は、ムカデになった赤城山の神が、ヘビになった日光の
神と戦って負傷。山の木々が血で赤く染まったので、赤木山といっ
たのがはじまりだという。


火口原には火口原湖の大沼と、火口湖の小沼があります。大沼の東
岸の最高峰である黒檜山の山ろくに赤城神社があります。


赤城神社は全国には関東地方を中心にして約300社の赤城神社があ
るといわれる名刹。


赤城山はには天狗伝説もあります。それもそんじょそこらの小ワッ
パ(童)天狗と大違い。大天狗のなかでも、赤城山杉ノ坊という名
前まである大物天狗です。


赤城山大沼湖畔の飛鳥社は天狗祠だという。『新著聞集』に、「天狗
一夜にして法燈寺をつくる」という一文があります。


法燈寺は、和歌山県の由良町にある臨済宗の鷲峰山興国寺というお
寺。この寺はどうしたわけか、たびたび火災が起こりました。


この寺を一夜で再建したのが赤城山の天狗杉ノ坊だとしています。
・群馬県勢多郡富士見村赤城山。


▼↓【画像】と説明【本文】をどうぞ
http://toki.moo.jp/merumaga/noinakami/inakami02.html

 

 

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