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中ア・木曽駒ヶ岳聖職の碑「山のふみあと日記」
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▼きょうの話題(233)
某月某日(土曜日 天気:晴れ)
「中ア・木曽駒ヶ岳聖職の碑」

木曽駒ヶ岳の北東の天水岩近くに「遭難記念碑」があります。

これは伊那の中箕輪小学校の職員生徒・同窓会員が、集団登山中に
遭難した時のもの。

大正2(1913)年8月、一行37人は、ふもとを元気に出発。

木曽駒ヶ岳頂上についたのもつかの間、天候が急変。台風に出くわ
したのです。

山小屋は壊れ放題のまま。しかたなくハイマツを屋根がわりにして
一晩を過ごしました。

翌日も朝から暴風雨。赤羽校長の判断で下山を決意。しかし時すで
に遅く、次々に倒れて行く教え子たちを見ながら、自らも凍死した
のです。

数年前の9月、伊那市内ノ萱から歩きだしました。

天水岩付近の大岩に「遭難記念碑」があり、脇に説明板が立ってい
ます。

同行の女性が手を合わせています。

そばを若者がいそぎ足に通り過ぎていきました。
・長野県宮田村と木曽福島町との境

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群馬・上州武尊山のショウジョウバカマ「山のふみあと日記」

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▼きょうの話題(232)
某月某日(土曜日 天気:晴れ・雷)
「群馬・上州武尊山のショウジョウバカマ」

上州武尊山は、日本武尊の伝説からきており、銅像や神社があちこ
ちにあります。

水上駅からバスで、宝川温泉手前の武尊橋で降りたのは5月下旬の
ことでした。

尾根の上でショウジョウバカマを発見。地面に広げた根生葉から伸
びた花茎の先に赤いあざやかな花がよく目立っています。

途中、行者ニンニクやヤマラッキョウなどがありました。

やがて尾根に登るしばらく歩くと左手下に手小屋沢避難小屋があら
われました。

避難小屋についたころはにわかに曇り、雷が鳴りはじめました。

小屋のまわりはまだ深い雪が積もっています。汚い小屋の中はなに
か虫でもわいていそうな感じで背中がかゆくなるありさま。

それでもなんとかテントを張って豚汁にありつき、一晩中ゴロゴロ
騒ぐ雷鳴を聞きながら眠らせてもらったのでありました。

小屋はいまはないという。
・群馬県みなかみ町
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埼玉秩父・両神山のイワキンバイ「山のふみあと日記」

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▼きょうの話題(231)
某月某日(日曜日 天気:快晴のちくもり)
「埼玉秩父・両神山のイワキンバイ」

イワキンバイは葉は根元から生え、3出複葉で堅く、裏面が白い。
夏に茎のてっぺんに集散花序をつくり、細い柄をもった径1センチ
くらいの黄色い花を咲かせます。

ここ埼玉県秩父の両神山は竜神(頭)山で、八おかみ(雨冠に口3
つの下に龍を書いてオカミ)が山名のもとだという説があります。

つまり八つの頭を持つ竜王(竜頭大明神)で、雨を司る竜神だとい
うのです。それがヤウカミになりリョウカミになったというのです。

八丁尾根をクサリにつかまりながら東岳と西岳の間のピークの竜頭
神社の祠へいってみました。壊れた木祠が痛々しく風化されそうに
なっています。

最後にお参りしたのはいつなのでしょうか。麓からの直登の道は廃
道になっているようです。

祠のまわりにはイワキンバイの花が風にゆれていました。
・埼玉県小鹿野町と埼玉県秩父市との境
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大峰山・宿坊前鬼の里「山のふみあと日記」

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▼きょうの話題(230)
某月某日(日曜日 天気:晴れ)
「大峰山・宿坊前鬼の里」

修験道の道場・大峰山脈に「前鬼の里」という所があります。ここ
は前鬼、後鬼という鬼の子孫だという。

この鬼は役ノ行者の従者で、飛鳥時代、行者の遺言により吉野、熊
野の境界に里を開き、そこを住みかに山を守り続けているのだとい
う。

しかし、場所が場所だけに、次々に里へ下り、いまは小仲坊(五鬼
助)だけが伝統をまもってでいます。

初秋、熊野本宮から吉野に向かう途中、前鬼の里に寄りました。里
は、南側が開かれ明るい場所です。

石垣に囲まれた行者堂のそばに小仲坊の旧坊があり、横に新しい大
きな宿坊が建っています。

住人は留守で建物を勝手に使えとの伝言があります。ま新しい畳と
柱のにおい。まん中に大の字に寝てみます。

だーれもいない山深い里にたった一人。世間から離れた別天地とは、
ここのことかと思うほどでした。
・奈良県下北山村

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