渦の道~Un vorticoso modo~

サッカーJリーグディビジョン2の徳島ヴォルティスについて語るブログ

足掛かり

2006-05-27 22:55:37 | Weblog
第18節VS草津戦終了しました。天候は曇ながら何とか小雨パラつく程度に持ち堪えました。気温も22℃あったかなと。ピッチ状態良好。試合開始前のサイン会には小林と共に冨士の姿が。一寸やつれた様な印象でしたが…。怪我からの回復を待っています。

スタメン、リザーブ共に前節と変わらず。システムも変更無し。そんな中始まった試合は互いに様子を窺う様な出足。中盤でのボールの奪い合いが続き、前線へ繋がる動き迄至らず。中2日での連戦に選手達の動きはやや重さが感じられる。細かいパスミス等が相次ぎ、なかなか有効な攻撃に展開出来ず。そんな中積極的な動きを見せたのはジョルジ。自分でシュートを打っていくだけでなく彼の突破からハジへのクロスが何本か通る。

が、肝心のハジのフィニッシュの精度が…。タイミングが良いだけに気になる。枠内に飛んだ分はやや勢いに欠けた印象。DFにブロックされてしまった。

試合全体の流れをいうと、今日は事ごとくファウルを取られたというか。ホームであれだけ相手寄りの判定が多いのも珍しい。ウチの守備がハードに行ったとかそういう感じではなかった。リスタートするやいなや笛が鳴って相手ボールってシーンが山程。アキさんのペナルティエリア付近でのファウルもむしろ相手が後ろから突っ込んで来た位の勢いで、彼がイエローを受けたのは不本意(尾上のシーンもそう)でした。只、そうはいっても時計が進む間はプレーは続行しなければいけないので。こんな日もあるもんだと残念に思いつつ。

結局、この場面で与えたFKを直接決められて先制されてしまう。しかし、その後慌てる様子は無く、守ってから攻めにかかるという基本的な動作が繰り返されるもやや動きは消極的。結局前半は0-1のまま折り返す。

後半に入ると直ぐにチャンスがやってくる。島津からのロングフィードパスをワンタッチで素早くジョルジに預けるとそのまま中央を持ち上がり、豪快なミドルシュート。やや上気味かと思われたがバーの下側を上手く擦ってキーパーが一番抑えにくいコースでバウンドしてイン。同点に追い付く。ここ2試合での充実振り。ようやく彼の動きがチームにフィットして来た様子。先に激しいチェックを受けて足を痛めたらしく、大事を取って早い時間帯にタクトと交代。早速前線で果敢に動きだす。

このシステムになって2戦目ですが、やや気になる点が。3ボランチ左サイドの岡本の動きです。尾上との連動でサイドを上がる動きを再三見せていたのですが、エンドライン付近迄持ち込んだ後の動きが…そこからの展開が思う様に計れない様子。もう少しキープ力を上げないと。あと、右寄りに展開した時の左サイドへのパスミスの多さは拙い。今日のパフォーマンスはお世辞にも褒められるレベルには無かったです。今後、このシステムを続けていくのなら修正していかなければならない点だと思います。

時間が経つと共に相手に疲れが見えてきて、動きがやや鈍くなってきた頃に岡本を下げて石田を投入。前線でタクトと2人のフレッシュな運動量が相手Dラインをかき乱す。しつこくエンドライン迄粘りセットプレーのチャンスをもぎ取ると右サイドから玉乃が巻き込む様なCK、それを待ち構えていた石田がほぼ飛び上がらずに押さえ込む様にヘッドで叩きつけイン。今シーズン、ここ迄なかなか結果が出せずに居た石田ですが、交代早々、期待に応えた形です。本人も嬉しかったと思います。

逆転に成功した後は無駄にファウルを取られない様、注意を払いながら中盤でボールを回し、更なる攻撃の機会を狙う。終盤、やや攻め込まれる場面がみられるも何とか体を入れ、島津が踏ん張り。ロスタイムには時間を有効に使う為の選手交代。ここ迄広いエリアをカバーし、走り回った玉乃に代えて伊藤を投入。最後迄攻める姿勢を貫き3分間を凌いでタイムアップ。

ホームでの2連勝、そして順位をひとつ上げました。何より、先制されながらも逆転出来たというのが非常に大きい。意義のある一戦でした。監督も試合後「これからのシーズンを占う上で重要な一戦と位置付けていたので結果が出せて良かった。」とコメントしていました。

全体的な印象としては前節の疲れが残る中でやや集中を欠いた部分はあれど、前半よりは後半の方がパフォーマンスが良く、そういう意味では修正出来たのかなと。あとはハジのフィニッシュの精度が上がる事とチームとして彼をどのタイミングで、どう使っていくのかをハッキリさせて欲しいのと、先に述べた様に岡本の動き。今後彼の出来がひとつポイントになるかもしれない。経験を積む事で着実に成長していける事を願う。

やや厳しい評価に終始してしまいましたが、これから更に飛躍して貰いたいとの気持ちからです。次のアウェイの一戦で正に真価が問われる筈。気を抜かずにいきたい所。

しかし、ひとまず、今日はお疲れ様でした。ゆっくり休んで下さい。

最後にひとつ。惜しむらくはこの勝利を見守ったのが2600人強だったという事。少ないです。雨を警戒したかな?次回水戸戦にはもっと沢山の方に見て頂きたいなと思います。徐々にチームとして面白くなってきたので。是非。
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