全英連参加者のブログ

全英連参加者の、言葉やその他諸々についての雑感... 不定期更新です。

教育課程調査

2006-04-05 05:58:18 | 教師の研修 2006

埼玉県立総合教育センター正門  4日(火)朝、自宅から1時間ほどのところにある、埼玉県立総合教育センターに出かけました。服務は所外研修の扱いです。

 僕の放送大学大学院文化科学研究科での研究(メイン)テーマは、『商業科の教育課程において、英語の各科目の配置、教育課程上の位置づけはどのようにあるべきなのか、英語の使える日本人の育成構想をどうすれば実現に向け近づけることができるのか』です。本格的に研究を始動する前に、商業科の教育課程において、英語の各科目の配置、教育課程上の位置づけはどのようになっているのか、あらためて各校の教育課程を調査しようと考えていました。

 研究の対象範囲を絞り込むために、公立高等学校の「商業に関する学科」全部を調べるのではなく、「商業科」の教育課程のみを調査対象にしました。現在埼玉県で、「商業科」の看板を掲げている学校は十数校。資料を見て、学科転換で「情報処理科」「会計科」等々に変わり、伝統的な「商業科」は随分少なくなっていることを実感しました。それでも、平成15年度入学生(3月に卒業した生徒たち)から、平成17年度入学生までの教育課程3年分すべて調査用紙に書き写し、単位数を調べ選択科目のパターンを読み解くには1日かかりました。

 わかったことは3年間で全く教育課程が動かない(変更ゼロ)学校もあるし、毎年微調整をしている学校もあること。英語だけ見ても、選択ぱパターンが、かなりいろいろあること。 データは現在集計中です。勤務校商業科教育課程を見ると、専門科目の総単位数は、他の商業科設置校教育課程の中でもかなり多いことがわりました。また教育課程全般を見ると、教科縦断的な選択科目が少ないように感じました。
 きっちりしている? やや硬直?
 なぜそうなのか、きちんとした理由があるのか、ないのか…考えなければ。

*****

教育資料室、右が放出資料棚 (’17-1-4 写真データ落ち修正済) 教育センターは、重複した資料を無償で放出しています。今回も中学校教科書、中学校の研究紀要など、かなりおもしろいものが手に入りました。
 平成4年度にある研究協議会で発表したことが、つい最近、研究集録になっていたことを知りました。資料室で閲覧。14年ぶりに自分の書いたレポートと(涙の)再会です。。。(笑) 発表原稿はもうなくなっているし、発表したことさえ忘れていました。集録になるなんて、聞いた記憶がないし… 関係ページをコピーして読んでみました。自分の英語教育についての考え方はあまり変わっていないようで、進歩がないのか、それとも…などと言うことを考えながら帰ってきた。

 なお、埼玉県総合教育センター資料室は一般の方にも公開されています。
 こちらです。

埼玉県総合教育センター


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