なんとも衝撃的な絵本です。
第二次世界大戦で家族を失った健一くんは、疎開先の学校で、
「戦争をたくらむ人間や、戦争でひともうけしようという人間をこらしめる神さま」を、ねんどで作ります。
やがて健一くんは都会に戻り、疎開先の田舎の学校も廃校となりますが、ねんどの神さまは倉庫に置かれたままとなりました。
50年の月日が流れ、ねんどの神さまは人知れず巨大化して都会へと向かいます。
途中の道をこわし、電線をショートさせながら移動する怪物。
兵器会社の社長は東京を守るために、防衛庁の長官らしき人物と連絡を取り、
途中の町の人々を犠牲にして毒ガス兵器や核を使用させます。
それらの兵器の使用は国民にはあらかじめし知らされず、爆発のもようもテレビで放映されませんでした。
しかし、ねんどの神さまはびくともせずに、東京までたどりつきます。
兵器会社の社長の健一くんに会うために。
この先、結末がすごいのですが、あまりネタばらしするのもなんなので、ここまでにします。
子どもが読んでも、今はわからないかもしれませんが、大人が読むと それが現実であることを思い、背筋が寒くなります。
那須正幹氏、すごいお方です。
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