ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

忍者群像(池波正太郎)

2024年03月29日 | 時代劇はミステリー

池波正太郎の群像シリーズの忍者群像を読んだ。

忍者というと、どうしても、甲賀と伊賀の戦いを
思い描いてしまう。また、屋根裏をうごめいたり、
堀の中を泳いだり、手裏剣をなげあったりである。

しかし、この忍者群像に出てくる忍者は、少し
違う。

どちらかというと、スパイなのである。

敵の中に入り込んで、信用され、必要な情報を得たり、
敵の作戦を頓挫させるような戦国時代のスパイと
しての活動なのだ。

本作は、7作の短編小説からなるが、どれも、面白く
読めた。さすが、池波正太郎である、非常な忍者にも、
人間味や非情でない部分を見せたりするのがうまい。


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