府中本町駅東隣での市文化振興課よる発掘調査で、国司が政務を執った武蔵国府の重要施設である正殿、前殿、脇殿など5棟が整然と並ぶ貴重な遺構群が見つかった。判然とはしないが7~8世紀のものとみられ、国府初期の重要な拠点だったとみられる。
また、徳川家康が建てた「府中御殿」の遺構が初めて発掘された。御殿の柵や塀の跡とみられる小さな穴が数十mにわたって連なって見つかった。御殿は家康が1590年、鷹狩りなどで休憩所として江戸城入城の際に建設。当時のものとみられる陶磁器や鉄釘も見つかった。豊臣秀吉を招いて接待したとされるが1646年に焼失してからは再建されず、これまで場所は特定されていなかった。江戸時代の「江戸名所図会」には、家康が国司の館の跡に御殿を建てたとの記載がある。
発掘調査現場説明会が15日(土)午前10時~午後4時まで開かれる。(雨天時は16日に順延)
[参考:5.7毎日新聞、5.8府中市HP、5.11東京新聞]
家康の府中御殿跡か、JR府中本町駅前で発見(読売新聞) - goo ニュース
家康のタカ狩り御殿発見か 東京・府中で遺構発掘(朝日新聞) - goo ニュース
過去の関連ニュース・情報
2010.3.19府中本町駅前 武蔵国司館跡か 大型の建物跡4棟出土
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発掘調査現場説明会が15日(土)午前10時~午後4時まで開かれる。(雨天時は16日に順延)
[参考:5.7毎日新聞、5.8府中市HP、5.11東京新聞]
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