初ちゃんの「ボチボチ生きようぜ!」

毎日の生活で出会った事をボツボツ綴っていきます。

ボランティアまつり

2012-10-17 | ボランティア

もうすぐボランティアまつり。

今年で3回目だ。

社会福祉協議会で活動しているグループが中心になってボランティアの活動を見て貰ったり活動を広げるために開いている。

昨年は録音体験をして貰ったり機器の説明をしたりした。

今年も概ね同じような事をするが私は昨年に引き続き「押し花しおり」を作成して体験した方に差し上げることにした。

誰から頼まれたわけでもなく、時折押し花をしたくなり一緒に習った友人の協力で今年も40枚くらい作成した。

昨年は思いついて作成したので秋の花しか出来なかったが今年は田舎の畑に花を植えて春から準備した。

が、なかなか思うように行かず大量に作れると思っていた「アマ」が芽が出ず急遽苗を植えたが遅くなり今年の暑さで花も少ない。

おまけにこの花、早朝の咲いたばかりでないと太陽が出てくるとハラハラと散ってしまう。

市内から行くとどうしても9時~10時になり、車から降りてすぐに摘むけれどハラハラ・・・・・・。

それに、いつもいい味を出すキンモクセイの花が咲くのが遅く、かろうじて友人が作ってくれて助かった。

小さなしおりにテーマを入れたら少スペースしかない。

そこへ押し花をするには小さな花を摘むしかない。

可愛いけれどボンドをピンセットでもつまみにくくあちこちに散らばったり苦労した。

しかし、友人とおしゃべりしながら一日机いっぱいに広げ作る時は結構至福の時だ。

一枚づつ心を込めて作ったので数枚スキャンしてみた。

 

名前も知らない野草がほとんどだが昨年も野草が可愛いと好評だったので今年も喜ばれるかなと思う。

今年はまだ担当は決めてないけど昨年も録音担当だったので今年も同じだろう。

みんな何も言われないがなるべく負荷のかからない楽な作業に回してくれるので嬉しい。

最近はPCの出し入れや簡単な持ち運びも結構出来るようになったので半分はリハビリ。

今日も朝から定例会前に機材の移動、テープやCDの移動など準備したり結構部屋から部屋に行ったり来たりして帰ったらバタンキューで娘の所に行く前にひと眠りした。

娘の所に行くと黒板にメニューが書いてない。

冷蔵庫を見ると焼きそば用の麺が6つと野菜が沢山切ってあった。

あとは何もない様子。

いくらなんでもお肉の入らない焼きそばは美味しくないだろうと冷蔵庫を探したが肉を見つけることが出来ない。

雨が降るので車で買い物に行き肉と焼きそばソースを買って帰り肌寒いので野菜たっぷりの味噌汁を作っていたら娘が帰ってきた。

「ごめんごめん、野菜を刻んだ所で疲れて何もできなかったよ」

子供たちの習い事のお迎えや真ん中ちゃんの突然のアレルギー症状に病院通いや会社のイベントが続き疲れたのだろう。

帰り際「明日は何もないから夕食当番してやるよ」と言うとホッとしていた。

広島に帰ってくることが判っていればこんなにボランティアをしなかったのに今となっては仕方のないことだ。

年々、子供たちが大きくなりあと数年、楽しみつつ出来ることを続けたい。


視覚障碍者の方と交流会

2012-10-10 | ボランティア

今日は視覚障碍者の会からのお誘いで交流会に参加してきました。

いつもは私達からのお誘いなのですが代表さんが代わられて初めての試みだそうです。

私達は4人で参加し、対面朗読をしました。

先日全員で協力して作成した詩集のCDの一部を読みました。

対面朗読は初めてでしたが静かな所でゆっくりと読むことが出来ました。

その後、プレクストーク リンクポケットと言うCDを聞いたり、ネットにつないで情報をダウンロードしたり、録音したりできる機器の説明会と使い方などを一緒に学びました。

既に使われてる方もいてその前向きな姿に驚きます。

その後、ボランティアまつりで発表するフォークダンスの練習をされるのも見学して2時間後に終わりました。

今朝の朝刊に私の投稿が掲載されました。

文字数をちゃんと守って投稿したのですがかなり削除されていたので私の真意が伝わりません。

「削除もありうる」と書いてあるのでしかたないと思いましたが以前も違う欄に投稿したものが投稿広場に掲載されやはり削除されていたので真意が伝わらなかったのです。

夫も、朝読んだ時に「あんたらしくないなあ」とすぐに言いました。

今回は盲導犬と暮らす今井さんの本を読んでの感想でしたが最後まで「私には出来ないなあ」と思いながら読みました。

今日は私の友人もガイドヘルパーとして来ていました。

楽しく活動されていて安心しました。

友人は数年前まで我が家でヘルパーをしていたのですが私がヘルパーを卒業するときに辞めてガイドボランティアをするようになりました。

私も彼女に元気でボランティアをしている所を見て欲しかったので嬉しい出会いでした。

これからも関連性があるので度々出会うことになるでしょう。

本当に有意義な一日を過ごすことが出来ました。


カミサマの恋

2012-10-08 | 市民劇場

あらすじ

まだそこここに雪の残る津軽。"カミサマ"遠藤道子のもとへは嫁姑問題、息子の受験、息子の結婚相手探しなどなど何かしら家庭の悩みごとを抱えた人びとがひっきりなしに訪れている。相談者の話を丁寧に聞いてやり、神様の言葉と適切な助言で心をほぐしてゆく道子は、近隣の人びとから信頼を集めている。そんな道子には息子として育てた銀治郎がいる。何年も連絡がなかった銀治郎がある日突然あらわれ、神妙な面持ちで道子に頼みごとを持ちかける。なにやら隠していることがある様子だ。そんな銀治郎を見守る道子の目には、むかし事故で死んだ婚約者の姿が重なって見えてくるのだった……


劇団民芸「カミサマの恋」を見に行った。前評判どうり期待を裏切らないパーフェクトな内容だった。

奈良岡朋子演じるカミサマとは今風に言えば「カウンセラー」

本来カウンセラーは自分の考えや思想も関係なく話し手の考えを聞きそのまま本人に返すのがプロ。

その為に多くの言葉を学び最もふさわしい言葉で返してあげるのが基本。

だが、今回の劇は畑澤聖悟さんと言う作家が奈良岡さんのために書いた内容だと言う。

彼は青森中央高校美術教諭で演劇部顧問と言うから驚く。

青森と言う地には「恐山」がありそんなものなのかなと思って行ったらセリフの中でとある信者が「死者を呼び出してくれ」と言ったら「それはイタコの仕事だべ」と言うくだりがあり変に感心してしまった。

かの地ではイタコとカミサマとはどうも仕事の内容が違うらしい。

しかし、呼び出せないことはないと死者を呼び出す場面もありなかなか発想が柔らかいんだなあと可笑しくもあった。

神がかりとは言ってもそこに人情が入り、お互いの人間関係をスムーズにするための仲介役としての存在。

カミサマとは言っても遠い昔恋に落ちたこともある。

が、その深く愛した恋人が事故で亡くなってしまう。

その結果カミサマの仕事をするようになった。

昔ながらの基本的な悩み、恋や嫁姑の不仲の悩みなどをカミサマの声を通じて解決していくコミカルだが心がほっとする内容。

最後に奈良岡朋子が息子銀次郎へ「ありがとう」と2回言うシーンがあったがその声のトーンのやさしいひびきと言ったらない。

思わず涙がほろほろとこぼれたが周りもみんな大急ぎでハンカチを探す人が多かった。

と言うことはここは見せどころだったのだろうか。

それにしても民芸のもう一人の代表大滝修治さんが千秋楽の日に亡くなられたのは何かの因縁だろうか。

最初から奈良岡さんは千秋楽が終わったらその足で東京に戻る予定だったが彼女もこの公演を最後にすると聞いていただけにもし引退なら残念だ。

すらすらとよどみなく繰り出されるせりふ回し、動きの軽さなどちっとも年を感じることのない舞台。

久しぶりに大感動の舞台だった。