四国から友が来た。
夕刻の待ち合わせを博多駅にしたが、駅
前の華やかさに度肝をぬかれた。
考えてみれば六年ぶりの博多駅である。
人それぞれが楽しむ空間を演出する事は
街づくりの原点である。
私は嬉しくなった。
考えてみれば、東北の不幸以来この地の
進展を目の当たりした事はない。
浦島太郎の心境であった。
彼と邂逅した後、駅ビルの「司」という
焼き鳥屋で一杯呑んだ。
以前も紹介したが、博多には気持のいい
別嬪さんが多い。
名前はまなみちゃんと言った。
ほのぼのとしたひと時を過ごし駅を後に
した。
マァ!お疲れ様‼
途中であった子雀ちゃん。
これかもこの駅で、いい夢を見ようね。
〈故郷や 駅小寒に 光滿ち〉放浪子
季語・小寒(冬)
1月6日〔土〕晴れ
楽しい夜であった。
優秀な友を持つという事は幸せなことで
その友にご馳になった。
四国も地方創生に苦慮呻吟しているとの
事、私は地方も国ではないかと答えた。
故郷が栄えるのは嬉しい。
人の思いの蓄積を感じるからだ。
明日は七草、正月飾りがはずれる。