モノトーンでのときめき

ときめかなくなって久しいことに気づいた私は、ときめきの探検を始める。

スクテラリア・ジャワニカ(Scutellaria javanica)の花

2009-10-23 09:36:41 | その他のハーブ
(写真)スクテラリア・ジャワニカの花


「スクテラリア・ジャワニカ」は、中国・マレーシアなどの熱帯地域が原産地で、耐寒性は弱いが夏から秋にかけてのライムライトの鮮やかな葉、茎の先にシソ科特有の口唇形の暗紫色の花が咲き、この組み合わせが意外と美しい。

日本にも近縁の「タツナミソウ(立浪草)」があるが、波が泡立つように咲く花の様子が現れていてネーミングの素晴らしさがわかる。

「スクテラリア・ジャワニカ」の学名は、1853年にジャワに滞在したドイツの植物学者ユングフーン(Junghuhn, Franz Wilhelm 1809-1864)によって命名されている。

キュー植物園に登録されているコレクターは、ジョージ・アルゲント(Argent, Graham Charles George 1941-)で、エジンバラ植物園の植物を分類する学者で、若い時にパプアニューギニアに4年間住み、マレーシア・インドネシア・フィリピンなどを植物探索し、300種もの新種を発見したが、「スクテラリア・ジャワニカ」は1987年に採取したとある。

日本では近年園芸品種として出回るようになったが、いくつかの品種があり花色も豊富で人気を集めるようになるだろう。

(写真)スクテラリア・ジャワニカの葉と花
        

スクテラリア・ジャワニカ(Scutellaria javanica)
・ シソ科スクテラリア属の半耐寒性の常緑低木。
・ 学名は、Scutellaria javanica Jungh.(1853)。日本にも自生するタツナミソウ(立浪草)の仲間。
・ 原産地は中国・マレーシアなどのアジア熱帯地域。
・ 草丈30-40cmで明るいライム色の葉が美しい。
・ 花期は夏場で暗紫色の受け口の花が咲く。葉と花のコンビネーションが良い。
・ 咲き終わった花穂は摘み取ると次の花が咲く。
・ 水はけのよう土壌で乾いたら水を与える。

命名者
Junghuhn, (Friedrich) Franz Wilhelm (1809-1864)
ユングフーンは、ドイツの植物学者・医者、1835年から1849年までジャワに滞在し地域の研究をする。

コレクターArgent, Graham Charles George (1941-)
王立エジンバラ植物園(Royal Botanic Garden in Edinburgh)の分類学者で、パプアニューギニアでほぼ4年居住し、マレーシア、インドネシア、フィリピンでフィールドワークをした熱帯東南アジアの植物を専門とし、約300の新種を採取する。

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2 コメント

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いい色ですね。 (kazuko)
2009-10-24 23:53:33
こちらのスクテラリアは初めて見ます。うちの庭にも一つスクテラリアがあります。すらりと背は伸び、青系の花を春~夏ごろ咲かせます。確か、小金柳、バイカルスカルカップと呼ばれるものらしいですが・・。ジャワニカは、最近見つかったのですね。期待の新人ですね。
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バイカルスカルカップ (キャスパー)
2009-10-25 11:10:48
バイカルスカルカップ(コガネバナ)確認しました。ジャワニカよりもやさしそうな青色ですね。
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