京都ごろごろ案内

どこへ出かけるでもなくごろごろと暮らしています。
生活向上を目指して日記をかきます。

Nさんへ3 

2008-03-24 11:56:44 | Weblog
「確かに世界中の人間が一人残らず相手を慮ることができる人間であれば、戦争はなくなり、軍備も必要なくなるでしょう。それどころか、家の戸締りもする必要がないし、警察も必要なくなるでしょう。

でも管理人さんの「私らの時代には無理でも」という認識の通り、現状は、相手を慮ることができない人間はたくさんいます。だから軍備反対論者だって、自分の家はしっかり戸締りをするし、犯罪に巻き込まれれば警察を頼るわけです。それなのに何故自分の国の戸締りには反対なのか私にはわかりません。」

Nさんの
「軍備反対論者でも、自分の家の戸締りはする…」
については…

家の戸締りは、強盗とか、変質者に対する防備です。
個々のそういう者たちに対して、防げることは自分で防ぐ、異常があれば 税金でそのために雇われている警察に頼む。
(警察が国民の側にたっているかというと、
しっかり国民の側に立って仕事をしている人と
国民は眼中になく組織と国家を守ることだけに専心している人の2つに大きくわかれているようなので、
運がよければ自分の側に立って解決してもらえます)

国の戸締りと家庭の戸締りとでは 話はまったく違います。

国に押し入ってくる「強盗、変質者」の類は

例えば、最新のケースでは

ビンラディンがアフガンにいるだろうという憶測だけで アフガンの空からアメリカ軍需産業製造の(三菱も入っていますか?)超高価な爆弾を湯水の如くばら撒き、
1年半後にはフランスドイツロシアも「やめといたほうがええんとちがうか」と言ってるのに耳を貸さず、国連の反対も屁でとばし、イラクの空から爆弾撒いたアメリカのイラク侵略があります。

(あの時ほど世界中の普通の人が無力感を感じたことはなかったと思います。
理不尽という言葉をつくったのは昔からこんなことがたくさんあったからなんやなぁと思いましたよ。)

あの戦争については今では
「嘘で固められた大義で始めた戦争、イラク国民の生活はますます酷いものになっている」と、
悲しいことですが、この5年で さまざまな事実により証明されています。

前回の記事で書いたとおり、Aという国家がBという国家に強盗に入ることは
人間の考え方が進歩していく中で、どんどん難しいことになっています。

以前はたやすくやれた国家への強盗がやりにくくなっている。
(今の日本が60年前と同じように中国に侵略することは考えられないことでしょう?
というか《ありえん!!》
     …ありえます??九条取っ払えば!!
      あのころよりもっとたくみに情報操作すれば!!
      それでも無理だと私は思っています。
      基本的人権と人間の命はみな平等に大切なものだと
      知ってしまったからです)

アメリカのイラクへの強盗だって、アメリカ国内の反対世論が開戦当時とは段違いに大きくなっています。
(15万人のイラク人と5000人のアメリカ人の命との引き換えですが…
軍費は47兆円とか。ほんまに戦争って儲かる商売ですね、やめられないのも無理ないです。)


家庭への強盗、変質者は個々の特殊な人間の行為で、

昨日の8人連続きり付け犯人の行為のごとく、予想もできなければその人を止めることもできません。
(でも私はこういう人すら文化の質、生活の質を弱者を大切にすることを基本に据えた政治によって大幅に少なくできると思っています)

国家への強盗は、止めることができます。やめさせることができます。

国家の強盗をやめさせる力を今、各国の国民が持ち始めている。

弱者は
強者(支配者)の論理に騙されない事実や考えを、
この長い悲惨な弱者の歴史からすくいとり、創り出してきたのです。
(九条はそういう意味で、歴史的な意義のあるすばらしい”弱者の考え”だと思います。)

家庭の防備と国の防備は全く違うというのが私の考えです。





























Nさんへ 2

2008-03-23 00:24:28 | Weblog
「野党がよく言う外交努力や民間交流では戦争は防げません。太平洋戦争を例に挙げるまでもなく、そのようなものは強者によって幾度となく踏みにじられてきました。」

昨日、私が書いた「軍備以外の素晴らしい知恵」は、Nさんが書いてはる、民間交流に近いものだと思います。
少しずつ書こうと思い、次の文を読まずに昨日の分だけ読んで書いてしまいました。(文字通り、目の前しか見えない人間です。)

Nさんは外交努力や民間交流のようなものは強者によって幾度となく踏みにじられてきたと書いてはりますが、私は「今までは…踏みにじられてきた」という希望をもって考えたいのです。

今チベットで坊さんたちを弾圧している政府の実態は誰でしょうか?
イラク国民を殺しまくっている軍隊をアメリカから派遣した政府の実態はだれでしょうか?

権力を持った人間です。

封建時代の権力は
「自分たちとは違う人間たちが自分たちを支配する」のは当たり前のことと
支配されている人々が思い込んでいたことで支えられている部分が大きかったと思います。

天皇制の軍隊などはわかりやすい例だと思います。
「天皇陛下」を口に出す時はまず直立不動にならなければならなかったと日本の戦争映画は教えてくれます。
権力にとって国民を自由自在に動かすのはめちゃ簡単な時代でした。
アジア開放のため、お国(天皇陛下)ために国民の命を捧げよう!
で、Nさんの言われる「外交努力、民間交流」などは踏みにじられてきました。

この時代の権力は主権が天皇にある大日本帝国憲法の下、
天皇をうまく利用した一部の資産家階級の人間です。

権力が権力として成り立つのは、権力に対する疑問や権力の横暴に抗する力を非権力者が持っていない時だけです。

チベットの坊さんたちを弾圧している権力者である中国共産党幹部の人間たち
イラクに貧困層から調達した兵隊を送っている権力者である共和党政府の人間たち
に対する非権力者は、十年、二十年、数十年前の考えの持ち主ではなくなりつつあります。

インターネットに代表される大規模通信技術の発達のおかげで、
何が人間らしくて何が人間としておかしいことなのか
自分の頭で判断できる材料がその気になれば溢れるほど転がっている。

不思議なことに、人間というものは正しいこと(人間らしい生き方)が大好きで
いつも、より正しいものは何だろうかを考えて生きている。

以前は考える材料のほとんどが権力者からのものだった。

今は違う。

現在の日本の権力者は「政府自民党による内閣」だ。

日本の権力が政府自民党だとして、この権力は天皇制時代ほどの力を持っているだろうか?

この間の選挙では自民党は「野党を名乗っている第二自民党」に負けました。

今の日本では変えようと思えば権力を変えることができます。
天皇制時代はできませんでした。
(天皇制転覆を考えたり、実行しようとすることは犯罪でした。)

今のアメリカもイギリスもフランスもロシアも、変えようとすれば合法で変えることができます。

時代は遅くなっても中国、北朝鮮も必ず変えることができます。

戦争をして金儲けをしようとする権力を
戦争はしない政府
に、変える。

ひとつ、ひとつとそんな国が増えていけばいいのです。

今までは
強者が理想を踏みにじってきた。
これからは強者の支配から普通の人間の世界に変えればいい。

強者は永遠です!というのは強者の素敵な論理です。

それを肯定すれば強者はしめしめと思うけど、
普通の人間にとって得るものはなにもありません。

言いたかったのは

「今までは強者が好き勝手に他の人間の命や自由を奪えた。
これからの時代はそうはいかない、そうはさせない」
その力は強者ではないものに充分に備わりつつある。

ということです。

Nさんへ

2008-03-21 14:30:34 | Weblog
時間が切れ切れにしか使えないので少しずつ私の考えを書いていきます。

Nさんの
「軍備以外の知恵を出そう、出せるはずだ」

私が軍備反対論者に抱く最大の違和感はここです。では軍備以外の知恵とは何かという最も肝心な点に具体的な方法論が何もないままに、すぐにでも軍備をなくそうとしている点です。実際に軍備をなくすのは、少なくともその具体的方法論が見つかってからにすべきです。」

という疑問については、私の以前の記事にそのことに少し触れたところがあるので時間があれば読んでいただければ嬉しいです。

http://blog.goo.ne.jp/teru1459/e/e0b2ef23325001fc89e4ee7879f6fc32
2007年11月7日の分です。

「5兆円あったら、ぜったいできるはず。

現に韓国ドラマに夢中のおばさんたちは韓国に何の偏見ももっていない。
ハングルをおぼえようとがんばっている。

中国の良い物語をテレビでうんと流し、中国文化を、やらせでもいいから褒め称える。
 亀田親子みたいな非倫理的な人たちについてでも、マスコミの持って行き方次第で人心はどうにでも変えられるんでしょ?
(こんどはメキシコ!だって。やくみつるはえらい。
「今はバッシングだけどすぐに情勢変わりますからね。ちょっとしたら亀田よいしょですよ。だから僕は今回は亀田批判をやるのはやめときます。」)

北朝鮮も褒め称える。

その国の文化、人間を尊敬しているものにその国を攻めようとする考えは生まれてこないと思うんだけど。

だから5兆円あれば、脅威である、北朝鮮、韓国、中国のメディアを丸め込み、
日本の文化、日本人の素晴らしさを
(「韓流」をもっと凄まじくしたような「日流」)
垂れ流せば
韓国人も中国人もおなじ人間なのだからころりと操られること間違いなし。

現在、日本やアメリカ、その他ほとんどの支配階級がやっている

「情報操作」

を当面の脅威に上げられる国でやればいいんです。

思いついたことを長々書いたけど、
5兆円を 
「言葉を武器にして国際間の問題解決をする能力育成」
(憲法を世界遺産にという本にそんな言葉がありました。) 

に使うべきだと私は思う。」

……と、つまらん考えですが、こんな私にでもこんなことぐらいは考えられます。

人間らしい優れた心をもった人が周りを見回せば山といます。
その人たちに仕事として、戦争をなくすためのあらゆる可能性を考え、実行するのに5兆円出せば間違いなく軍備よりも効果のある自衛隊になると思います。

しつこいようですけど、私ですら
「軍備よりも素晴らしい(と自分で思っている)知恵」をだしているのですから、このネットの中には素晴らしい知恵がごろごろ転がっているはずです。
そんなみんなの知恵を集める作業がまず第一歩でしょうか。
ITの達人ならそんなに苦労せず集められると思います。
賃金は100万円くらい?(見当つきませんが。)

続きはまた。




いつも読みにきてくださりありがとうございます。

2008-03-21 13:08:57 | Weblog
年刊か旬刊かと思ってしまうブログですが、息長く続けたいと思っていますのでこれからもよろしくお願いします。

自分はのめりこみやすいタイプで、ひとつのことしかできんという「悪い癖」(杉下さんシリーズを見てました。)があります。

現在の取り込みごとがあと少しで終了しそうなのですがなかなか一筋縄ではいかず小休止です。

時期は過ぎてしまいましたが、共産党の志位さんの国会質問がユーチューブで人気だったとか。

あれ、私はたまたまリアルで見ていて
「これってまさに詰め将棋やん。福田さん、枡添さん詰められてる!」
と質問終了後思いました。

その前に民主党の結構イケメンの人が質問してはって、口跡も、内容もよく
「民主党もなかなかがんばってるな。よしよし。」

と思いその続きの志位さんで、
「共産党のひとは地味やなぁ」と初めに思った。

ところが、聞いてるうちに
「えっ?!それでどうなん?どうなるの?福田さん、枡添さんどう答えるの?!」
と、まるでサスペンスみたいに続きが知りたくなり、ついにおしまいまで見てしまった。

国会質問で一人の人を初めから終わりまでチャンネル回さずにみたのは初めてだ。

福田さんも枡添さんもこの時は質問にまともに答えていて、逃げることをしなかった。
というか、
志位さんがまず一般論で福田さんや枡添さんの言質をとり、そののち一手一手と攻めていったので王が逃げられなかったというのが正解だと思う。

志位さんの質問の最初辺りは 周りのやじやら騒音で騒がしかったが、時間とともに議場は静まり、内閣席の人たちがうなずき始めた。

派遣の人たちの凄まじい働かされ方を、実際に派遣で働いている人の言葉を読むことで議場の人に知ってもらい、
この悲惨な状況を政府としてどう考え、どう変えれば良いと思うか、そのためにどう行動するのか
ということを質問していた。

キャノンが派遣を「活用」している典型企業として取り上げられていた。

質問の答え通り 2月にキャノンに政府の視察が入り
そのあと、キャノンは12000人いた派遣労働者を、年内に6000人は期間工として直接雇用し、期間工からの正社員登用の道を開き、残りの6000人は請負にするという若干の方針見直しをしたそうだ。
(期間工の期間が最長2年数ヶ月ということでそのあとは解雇してもよいという不安材料を抱えた見直しだそうだが…)
見た後の感想

①派遣の実情をテレビを通じて伝えることができたんじゃないか。
②議場にいる人は結構真剣に聞き入っていた…
党派を問わず、人間としてどうこの問題を考えるべきかという議場の人々の姿勢が、見ている私にも伝わってきて、人間に対するちょびっとの信頼感が持てた。
③一朝一夕に状況を変えることはもちろんできないが、少しずつの歩みを重ねていくことで
少しずつ変えることができるのではないか、と思えた。
④キャノンの社長は腹がたったやろな、共産党め!と思ったやろなと思った。

数十分の国会質問で労働状況ががらりと変わることはありえないが、
政府に対し具体的な実践を約束させた良い質問だと思った。

質問が終わった後にかなり大きな拍手があった。