連合は、正式名称は日本労働組合総連合会です。
1987年(昭和62年)11月20日に、
社会党系の日本労働組合総評議会(総評)、
総評の左傾化を理由に離脱者らが1964年に結成していた
労使協調志向の民社党系の全日本労働総同盟(同盟)、
中間派だった中立労働組合連絡会議(中立労連)、
社会党系の全国産業別労働組合連合(新産別)の
労働4団体の統一によって結成されました。
こう書いて来ると、懐かしくなるような名前が並びます。
元々、自衛隊違憲・解消、日米安保反対、非武装中立、日の丸・君が代反対、
脱原発を主張した社会党系の総評(公務員労組中心、日教組・自治労、国鉄など)と、
民主社会主義と反共を掲げ、自衛隊や日米安保、日の丸・君が代、原発に
賛成していた民社党系の同盟(民間労組中心)とは水と油の関係でしたが、
そのため、基本政策のすり合わせをしないままに行われた統一でした。
しかし、基本的に一致していたのが、反共産党だったような気がします。
共産党系の労働組合としては、全国労働組合総連合(全労連)があります。
加入組合は、日本自治体労働組合総連合(自治労連)、全日本教職員組合(全教)、
日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)などの公務員組合と、
民間は中小企業が多く、
大手民間企業、特に基幹産業の多数派組合は加入していません。
多分、組合員の獲得や選挙などで、
総評や同盟は長く全労連と争って来た経緯があるのだと思います。
そうした経緯が連合に引き継がれ、
現在の芳野会長が端的に示している、共産党嫌いが形成されているのだと思います。
立憲民主党は、元々は社会党系の政党ですが、
その選挙では、総評などの労働組合に頼って来た経緯があると思います。
労働組合の幹部などには、選挙のプロと言って良いような活動家がいます。
ですから連合とは手を切れないでいるような感じがします。
昨年の衆議院選挙では、
立憲民主党と共産党を中心に野党統一候補が多く建てられました。
小選挙区制の場合、野党候補が乱立していては与党に勝てる訳がありません。
ですから、この野党共闘は間違いではなかったと思うのですが、
連合が共産党との共闘に反対していたため、
末端の組合の活動家の動きがにぶかったのだと思います。
衆議院選挙の戦犯は連合だったと言って良いのではないかと思っています。
今年の参議院選挙を控え、連合が与党にすり寄る場面が多くなっています。
与党側も野党の分裂を図るのに、連合を活用しようとしているようで、
今日行われた連合のメーデー中央大会に、松野官房長官が来賓として出席しました。
通常は労働行政を担当する厚生労働大臣が出席していますので、
政権幹部の出席は異例です。
そして、「政府としても企業が賃上げをしようと思える雰囲気を醸成してまいります」と
労働組合の主な存在意義である賃上げへの政権の取組を述べています。
先日の国会で、国民民主党が予算に賛成しましたが、
連合が与党支持に回る可能性もなくはないような感じがします。
立憲民主党などの野党は、
連合が大企業の労働者を中心としていて、
最近多くなっている非正規などの労働者を余り含めていませんので、
こうした労働者や広く市民を中心として考えて、
共産党を含めた野党共闘を構築しないと、
いつまでも与党に勝てっこないような気がしています。
前に、参議院選挙栃木選挙区では4人の女性候補が立候補の意向だと
日記に書きましたが、
一昨日、維新も女性候補が立候補すると報じられています。
女性5人の争いになりそうな気配です。
1987年(昭和62年)11月20日に、
社会党系の日本労働組合総評議会(総評)、
総評の左傾化を理由に離脱者らが1964年に結成していた
労使協調志向の民社党系の全日本労働総同盟(同盟)、
中間派だった中立労働組合連絡会議(中立労連)、
社会党系の全国産業別労働組合連合(新産別)の
労働4団体の統一によって結成されました。
こう書いて来ると、懐かしくなるような名前が並びます。
元々、自衛隊違憲・解消、日米安保反対、非武装中立、日の丸・君が代反対、
脱原発を主張した社会党系の総評(公務員労組中心、日教組・自治労、国鉄など)と、
民主社会主義と反共を掲げ、自衛隊や日米安保、日の丸・君が代、原発に
賛成していた民社党系の同盟(民間労組中心)とは水と油の関係でしたが、
そのため、基本政策のすり合わせをしないままに行われた統一でした。
しかし、基本的に一致していたのが、反共産党だったような気がします。
共産党系の労働組合としては、全国労働組合総連合(全労連)があります。
加入組合は、日本自治体労働組合総連合(自治労連)、全日本教職員組合(全教)、
日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)などの公務員組合と、
民間は中小企業が多く、
大手民間企業、特に基幹産業の多数派組合は加入していません。
多分、組合員の獲得や選挙などで、
総評や同盟は長く全労連と争って来た経緯があるのだと思います。
そうした経緯が連合に引き継がれ、
現在の芳野会長が端的に示している、共産党嫌いが形成されているのだと思います。
立憲民主党は、元々は社会党系の政党ですが、
その選挙では、総評などの労働組合に頼って来た経緯があると思います。
労働組合の幹部などには、選挙のプロと言って良いような活動家がいます。
ですから連合とは手を切れないでいるような感じがします。
昨年の衆議院選挙では、
立憲民主党と共産党を中心に野党統一候補が多く建てられました。
小選挙区制の場合、野党候補が乱立していては与党に勝てる訳がありません。
ですから、この野党共闘は間違いではなかったと思うのですが、
連合が共産党との共闘に反対していたため、
末端の組合の活動家の動きがにぶかったのだと思います。
衆議院選挙の戦犯は連合だったと言って良いのではないかと思っています。
今年の参議院選挙を控え、連合が与党にすり寄る場面が多くなっています。
与党側も野党の分裂を図るのに、連合を活用しようとしているようで、
今日行われた連合のメーデー中央大会に、松野官房長官が来賓として出席しました。
通常は労働行政を担当する厚生労働大臣が出席していますので、
政権幹部の出席は異例です。
そして、「政府としても企業が賃上げをしようと思える雰囲気を醸成してまいります」と
労働組合の主な存在意義である賃上げへの政権の取組を述べています。
先日の国会で、国民民主党が予算に賛成しましたが、
連合が与党支持に回る可能性もなくはないような感じがします。
立憲民主党などの野党は、
連合が大企業の労働者を中心としていて、
最近多くなっている非正規などの労働者を余り含めていませんので、
こうした労働者や広く市民を中心として考えて、
共産党を含めた野党共闘を構築しないと、
いつまでも与党に勝てっこないような気がしています。
前に、参議院選挙栃木選挙区では4人の女性候補が立候補の意向だと
日記に書きましたが、
一昨日、維新も女性候補が立候補すると報じられています。
女性5人の争いになりそうな気配です。