昨日は、町内の役員会がありました。
そのため日記等を休みましたが、
一昨日、それを書くのを忘れてしまいました。
申し訳ありません。
さて、アネクドートをご存知でしょうか?
アネクドートは、ロシア語では滑稽な小話全般を指します。
語源は、ギリシア語のアネクドトン、「公にならなかったもの」であるとされています。
専制的なロシア帝国時代から、
ロシアにおいて政治風刺を口にすることは危険なものだと考えられてきました。
ソビエト連邦は憲法で「言論の自由」を謳っていましたが、
現実には反社会主義活動にはチェーカーやKGBのような秘密警察による弾圧が
常に行われてきた言論統制社会であったため、
おおっぴらに語られるものではなく、地下で語り継がれてきたと言われています。
そのような圧政社会であったからこそ、不満のはけ口として皮肉めいたジョークが
多く作られることになったのかも知れません。
アネクドートはロシアの矛盾だらけの社会や政治、日常生活を皮肉り、
毎日大量に生まれ、インターネットに溢れ出ているとの事です。
その中から幾つ書きます。
面白いと思って頂ければ幸いです。
その1
ある時、スターリンが誘拐されてしまい、誘拐犯から犯行声明が届いた。
『身代金1000万ドル払え。もし、払わなければ、スターリンを生きて返すぞ』
その2
肉の売り出し
「おい!キエフで肉が売り出されるそうだ。いますぐ、ハリコフに急げ!」
「キエフで売られるのに、どうしてハリコフなんだ?」
「行列のうしろが、ハリコフなんだ」
その3
ある男が肉を買いに商店へ出かけたが,どこも大変な行列だ。
業を煮やした男は,「ゴルバチョフが悪いんだ,奴を殺してやる!」と言って
斧を持ってクレムリンに向かった。
するとそこには,既に斧を持った人々の長い行列が出来ていた
その4
ロシア人の男で出張に行って浮気しなかったのはガガ-リンだけだ。
その5
ブレジネフ時代、ソ連には3つの問題点が有った。
1つ目はバーレル。石油、エネルギー問題だ。
2つ目はブッシェル。小麦、食糧問題だ。
3つ目はブレジネフだ。
それから時は流れ、事態は劇的に変化した。
もはや「ソ連の3B」は過去の話、今のロシアには問題点は3つしかない。
1つ目はペトリアム。石油、エネルギー問題だ。
2つ目はパン。小麦、食糧問題だ。
3つ目はプーチンだ。
その6
KGBの職員2人が世間話をしていた。
1人目の職員「なあ、正直今の政権についてどう思う?」
2人目の職員「まあ率直に言えば君と同じ感想だ。」
3人目の職員「そうか。悪いが同志、君を逮捕する。」
その7
プーチンの夢枕にスターリンの幽霊が立った。
そこでプーチンは、国政をうまく進めるための秘訣を聞いてみた。
スターリン「まず民主主義者どもを全員捕まえ、撃ち殺してしまえ。
その次に、クレムリンの内側を青く塗りたまえ」
プーチン「クレムリンの内側を青く塗るのは一体どうしてでしょうか」
スターリン「ふむ、思った通りだ、一つ目の項目については質問が出なかったな」
その8
父親がウソ発見器を買ってきて、早速息子に試してみた。
父 「お前は今日学校にちゃんと行ったか?」
息子「当たり前だよ、父さん」
機械「ビー、ビッビー」
息子「ああ、わかったよ。実は友達と酒を呑んでたんだ」
父親「何だと!?父さんはな、お前くらいの頃は
アルコールが何なのかも知らなかったんだぞ。」
機械「ビー、ビッビー」
母親が笑った。
「ははは、蛙の子は蛙ね。この子は本当にあなたの子だわ」
機械「ビー、ビッビー」
ロシアのウクライナへの侵攻が始まって以来、言論統制を強めています。
新しいアネクドートが生まれているような気がします。
アネクドート、あるいはロシアの小話で検索すると沢山出て来ます。
気分転換に読んでみるのも良いかも知れません。
そのため日記等を休みましたが、
一昨日、それを書くのを忘れてしまいました。
申し訳ありません。
さて、アネクドートをご存知でしょうか?
アネクドートは、ロシア語では滑稽な小話全般を指します。
語源は、ギリシア語のアネクドトン、「公にならなかったもの」であるとされています。
専制的なロシア帝国時代から、
ロシアにおいて政治風刺を口にすることは危険なものだと考えられてきました。
ソビエト連邦は憲法で「言論の自由」を謳っていましたが、
現実には反社会主義活動にはチェーカーやKGBのような秘密警察による弾圧が
常に行われてきた言論統制社会であったため、
おおっぴらに語られるものではなく、地下で語り継がれてきたと言われています。
そのような圧政社会であったからこそ、不満のはけ口として皮肉めいたジョークが
多く作られることになったのかも知れません。
アネクドートはロシアの矛盾だらけの社会や政治、日常生活を皮肉り、
毎日大量に生まれ、インターネットに溢れ出ているとの事です。
その中から幾つ書きます。
面白いと思って頂ければ幸いです。
その1
ある時、スターリンが誘拐されてしまい、誘拐犯から犯行声明が届いた。
『身代金1000万ドル払え。もし、払わなければ、スターリンを生きて返すぞ』
その2
肉の売り出し
「おい!キエフで肉が売り出されるそうだ。いますぐ、ハリコフに急げ!」
「キエフで売られるのに、どうしてハリコフなんだ?」
「行列のうしろが、ハリコフなんだ」
その3
ある男が肉を買いに商店へ出かけたが,どこも大変な行列だ。
業を煮やした男は,「ゴルバチョフが悪いんだ,奴を殺してやる!」と言って
斧を持ってクレムリンに向かった。
するとそこには,既に斧を持った人々の長い行列が出来ていた
その4
ロシア人の男で出張に行って浮気しなかったのはガガ-リンだけだ。
その5
ブレジネフ時代、ソ連には3つの問題点が有った。
1つ目はバーレル。石油、エネルギー問題だ。
2つ目はブッシェル。小麦、食糧問題だ。
3つ目はブレジネフだ。
それから時は流れ、事態は劇的に変化した。
もはや「ソ連の3B」は過去の話、今のロシアには問題点は3つしかない。
1つ目はペトリアム。石油、エネルギー問題だ。
2つ目はパン。小麦、食糧問題だ。
3つ目はプーチンだ。
その6
KGBの職員2人が世間話をしていた。
1人目の職員「なあ、正直今の政権についてどう思う?」
2人目の職員「まあ率直に言えば君と同じ感想だ。」
3人目の職員「そうか。悪いが同志、君を逮捕する。」
その7
プーチンの夢枕にスターリンの幽霊が立った。
そこでプーチンは、国政をうまく進めるための秘訣を聞いてみた。
スターリン「まず民主主義者どもを全員捕まえ、撃ち殺してしまえ。
その次に、クレムリンの内側を青く塗りたまえ」
プーチン「クレムリンの内側を青く塗るのは一体どうしてでしょうか」
スターリン「ふむ、思った通りだ、一つ目の項目については質問が出なかったな」
その8
父親がウソ発見器を買ってきて、早速息子に試してみた。
父 「お前は今日学校にちゃんと行ったか?」
息子「当たり前だよ、父さん」
機械「ビー、ビッビー」
息子「ああ、わかったよ。実は友達と酒を呑んでたんだ」
父親「何だと!?父さんはな、お前くらいの頃は
アルコールが何なのかも知らなかったんだぞ。」
機械「ビー、ビッビー」
母親が笑った。
「ははは、蛙の子は蛙ね。この子は本当にあなたの子だわ」
機械「ビー、ビッビー」
ロシアのウクライナへの侵攻が始まって以来、言論統制を強めています。
新しいアネクドートが生まれているような気がします。
アネクドート、あるいはロシアの小話で検索すると沢山出て来ます。
気分転換に読んでみるのも良いかも知れません。