鉄火丼のつれづれ日記

思ったことをつれづれなるままに…。(テレビ番組の感想が中心)

「僕の歩く道」(第6話:「失踪!悲しき夕焼け」)

2006-11-17 00:46:29 | テレビ(ドラマ)
今回の「僕の歩く道」は、都古(香里奈)が動物園を辞めて、輝明(草 剛)の“こだわり”が強くなる、というエピソードである。


今回は「輝明の“こだわり”が強くなる。」というのが描かれていたが、私は見ていて「どうやったら輝明の“こだわり”を少なくする事ができるのだろうか…。」と考えてしまった。
家族みんなで夕食を食べるシーンで、輝明がなかなか食事に手をつけず、「いただきます。」と言った後でまたうがいをしにいく、という行動を繰り返すのがあったが、これを見ている時は「なんで……?」と思い、やりきれなくなった。
他にも輝明が、寝る前に何度も部屋のスイッチを消す、という行動を繰り返したりしていたけれど…。

輝明の“こだわり”が強くなってしまった背景には、都古が河原(葛山信吾)と結婚した、というのが少なからず影響していると思うけれど…。


ドラマ中盤で、兄嫁の真樹(森口瑶子)が、「輝明の母(長山藍子)に何かあったときには輝明を施設に預ける。」というセリフをいっていたけれど、このセリフを聞いて私は「ふざけんじゃねえ!!!」と怒鳴りたくなった。
その1つ前に、輝明が「カレーはやっぱりチキンカレー。」というフレーズを連呼するシーンがあったために、私は「『テルはチキンカレーしか食べない。』というところから、自閉症の輝明の事を理解していったらどうなんだ!!」と、真樹に教え諭したくなった。

今までも彼女は自分の息子の気持ちを大切にしてこなかったので、障害を持つ人を大切にしない、という態度もものすごく許せない、と思った。


それだけに、今回のエピソードの最後のほうで言っていた、古賀さん(小日向文世)の
「そばにいる人間がどう接するかで、彼の可能性はどんどん広がるんだなあ…。」
というセリフがものすごく印象深かったように思う。

このセリフを聞いたとき、私は周りの人によくしてもらえるかどうかでその人の長所が十二分に発揮できるかどうかが決まるし、何より今自分がいる場所が楽しくてしょうがない、と思える場所になるんだ、という事を再認識したように思えてならなかった。

私もそうだけれど、今いる場所で周りの人たちが優しくしてくれたら「いつまでもこの場所にいたい!」という気持ちになるし、最高の思い出として一生心に残る。
でも、逆にみんなにいじめられていたらその時はものすごくつらいし、後までその深い傷をひきずってしまう。
(過去に実際、私もいじめられてつらかったという経験がありました…。)

今、いじめ関連のニュースが世間をにぎわしているけれど、みんなに優しくしてもらえなかったら最悪の場合、身近な誰かを殺してしまったり、自分が遺書を残して自殺したり…、という事になってしまうこともある、という事を考えると悲しくてならない。

何はともあれ、私はみんなが「今いるこの場所にずっといたい…。」と思える社会になってほしい、と思う。



今回のエピソードの最後で、古賀さんが過去に自分の子供が自閉症だと認めることができず、そのせいで妻と離婚してしまったことで涙するシーンがあった。
このシーンから彼の「自閉症という障害を持つ輝明とこれから一生懸命接していこう。」という姿勢がみられたので、私は「とても素晴らしいことだし、評価できる。」と思った。


次回は幸太郎(須賀健太)に何かが起きるらしい。
真樹も、自分の子供や輝明をもっと理解しよう、という気持ちになってくれるといいな…。


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・「僕の歩く道」(第3話:「約束と裏切り」)
・「僕の歩く道」(第4話:「黄色い傘に降る涙」)
・「僕の歩く道」(第5話:「結婚式の奇跡」)


古賀さんの「そばにいる人間がどう接するかで、彼の可能性はどんどん広がるんだなあ…。」というセリフに感動した人は、ココをクリック!

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