鉄火丼のつれづれ日記

思ったことをつれづれなるままに…。(テレビ番組の感想が中心)

「わたしたちの教科書」(第9話:「大逆転の重要証人」)

2007-06-13 01:01:29 | テレビ(ドラマ)
今回の「わたしたちの教科書」は、珠子(菅野美穂)がポー様(山田かすみ)に電話する、というところから話は始まる。

とは言え、今回の冒頭でポー様と携帯がつながった時はすごく安心した。
前回のラストはポー様がビルの屋上から飛び降りるかも…、というところで終わってしまったので…。


今回のエピソードの中盤ではポー様が珠子に明日香(志田未来)がいじめられている時に見て見ぬふりをしていたことや、明日香が自殺してからずっといじめられていたことをカミングアウトする。


この瞬間、私は「ポー様は救われた。」という言葉を何度も連呼してしまった。

ポー様がベッドで寝ている時、「自分の靴を捨てた須藤さん(柳田衣里佳)はシュークリームを見ると吐くし、自分の机の中にゴミを入れる山西さん(伊藤沙莉)は勉強が女子で1番だが、腿をコンパスで刺していることがある。」とも言っていたのだけれど、これを聞いた時私は
「この瞬間に救われたのはあくまでもポー様だけなのだから、すぐに全員カウンセリングを受けさせなければ“巨大な光の反対のもの”(← 雨木と兼良のこと。)の犠牲者はみんな救われないぞ…!」
と直感した。

本当の事を言ってしまえば、私は兼良(冨浦智嗣)だって救ってやりたい。
だけど今は、「兼良に大きな天罰を与えたまえ…。」という気持ちがまだ強い。
彼が明日香やポー様をいじめた首謀者であるがゆえに…。

さらに、ポー様はいじめられた事を「学校には言わないで!」と訴える。
これを聞いたとき私は強い口調で「絶対に言わなきゃダメだ!!!」と叫びたくなった。

ポー様の訴えを聞いた時、珠子は「話してあげて。」と諭すのだが、私はまったくその通りだと思った。
さらに珠子は「学校には無理に行かなくていい。」とも言っていたけれど、私はこのセリフを聞いたとき、半年前のスマスマでいじめについての特集があり、ヤンキー先生が電話でいじめで苦しんでいる少女に「お前の行く場所は学校ではない。地獄だ。」とアドバイスしていた、というのを思い出した。
そして、

喜里丘中という名の無間地獄には絶対にポー様は行ってはいけない!!

と強く思った。
少なくとも“巨大な光の反対のもの”が消え去るまでは…。

実を言うと私は、彼女が前髪を切られた時点で「本人がイヤだと言っても今すぐフリースクールへ連れていかなきゃダメだ!」と言いたくてたまらなかった。
私はフリースクールに行ったことはないのだけれど、ポー様がフリースクールに行けばゴスロリ姿でもいじめられることはないだろうし、うまくいけばそこで一生の友達とめぐり会えてその友達と一緒に秋葉原のコスプレイベントやコミケに参加したり…、ということにもなるかも知れないからだ。

ポー様が本当の笑顔を取り戻すまではまだまだ時間がかかるだろう、と私は思う。
いつかまた、ポー様が本当の笑顔を取り戻す日を私はずっと待ち続けたい。



また、今回のエピソードのラストで熊沢(佐藤二朗)が、喜里丘中でいじめがあったことを認めた。

私は「光が見えてきた……。」という気持ちでいっぱいになった。
彼は明日香がまだ1年だった3月のある日に、誰か(← もうほとんど、わかっているが。)に靴を隠されたせいで彼女が靴を履かずに下校しようとしていたのを目撃して、給食室の裏のゴミ袋の中から靴を見つけ出してきれいにしてあげた、とも証言していたけれど、これを聞いていると私は「たったそれだけでもあの頃の明日香にとってはこの上ない救いだったのだろう…。」と思えてならなくなった。


また、今回のエピソードの中盤で彼は、娘の桜(波瑠)に出くわした後で「白いものを白いと言えないのが大人だ。」と言っていたけれど、あの裁判の時に見せた勇気を娘の前でも見せられれば娘とのトラブルも解決できるのではないだろうか…、と私は思う。
「悪いことは悪い。」と言える、強い勇気を…。

そして何より、熊沢は闇に汚染された喜里丘中を変えていくための“救世主”でありつづけてほしい、と、私は心から思う。


次回は喜里丘中が記者会見を開いたり、兼良の母が現れたり…、と盛りだくさんである。
熊沢がいじめの事実を認めたことで、“闇の勢力”の容赦ない攻撃が激しくなってくるだろうと思うが、果たして耐えられるだろうか…。


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■他のブロガーの感想
・わたしたちの教科書 第九話(「どらま・のーと」より)
・わたしたちの教科書 第九話「大逆転の重要証人」(「どらまにあ」より)
・わたしたちの教科書 第9話 「大逆転の重要証人」(「テレビお気楽日記」より)
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・わたしたちの教科書 第9話:大逆転の重要証人(「あるがまま・・・」より)
・涙は希望があるから流れる・・・だから私は泣けない。(菅野美穂)(「キッドのブログinココログ」より)
・《わたしたちの教科書》◇#09(「まぁ、お茶でも」より)
・【わたしたちの教科書】第9話(「見取り八段・実0段」より)
・わたしたちの教科書~第9話・ジョーカー!(「一言居士!スペードのAの放埓手記」より)
・わたしたちの教科書 第9回 短め感想(「ぐ~たらにっき」より)
・『わたしたちの教科書』 第9話 「大逆転の重要証人」メモ(「つれづれなる・・・日記?」より)
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・わたしたちの教科書 #9(「たっくんママのひとりごと」より)
・わたしたちの教科書 第9話 ジョーカー(「レベル999のマニアな講義」より)
・『わたしたちの教科書』第9話 評価星5つ(「ハマリもん」より)
・わたしたちの教科書 第9話(「Happy☆Lucky」より)
・わたしたちの教科書 第9話(「渡る世間は愚痴ばかり」より)

■過去の回の感想
・「わたしたちの教科書」(第1話:「いじめと裁判と」)
・「わたしたちの教科書」(第2話:「学校崩壊」)
・「わたしたちの教科書」(第3話:「女教師の秘密の顔」)
・「わたしたちの教科書」(第4話:「校庭の奇妙な事件」)
・「わたしたちの教科書」(第5話:「職員室のイジメ!!」)
・「わたしたちの教科書」(第6話:「恋をする気持ち」)
・「わたしたちの教科書」(第7話:「第一部完結!!提訴」)
・「わたしたちの教科書」(第8話:「第2部!!法廷対決」)


(A)ポー様がビルの屋上から飛び降りずに済んでほっとした人
(B)珠子がポー様に「学校は無理に行くところではない。」と言ったのを聞いて「まったくその通りだ!!」と思った人
(C)熊沢がいじめの事実を認めたとき、一筋の光を見たような気がした人
上の項目(A)~(C)に1つでも当てはまる人は、ココをクリック!

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3 コメント

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ご無沙汰してます。 (まりりん)
2007-06-13 22:11:47
鉄火丼さん、大変ご無沙汰してます。
鉄火丼さんはお変わりなくて何よりです。

>あの裁判の時に見せた勇気を娘の前でも見せられれば娘とのトラブルも解決できるのではないだろうか…、と私は思う。
ほんとですよね~。やっぱりほんとは、自分の娘をまず救ってこそだと思います。
実際、学校の先生って、自分の子供は後回しになってる人って結構いるんですよね~。他人の子供を救いながら、自分の子供は孤独においやってる先生。
なかなか難しいものですけど、熊沢先生は、きっとこれからは変わっていくんじゃないかと期待します。

では、またよろしくです~!
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フリースクール (マママゴ)
2007-06-13 23:43:04
本当にそうですよね。
学校無理していく事無いよ。
義務教育の義務は、子どもが学校へ行くのが、義務と言う意味ではなく、子どもは学校へ行く権利があるの。
そして、子どもが学校へ行く権利を行使するために、
学校や行政は、子どもが安全で安心していける「環境」を作る義務があるのです。

だから、学校が、安全で安心な「環境」で無い場合、命さえ取られるいじめの横行してる学校は、安全で安心な環境ではないので、学校へ行くことを拒んで言いのです。そして、安全で安心な学校を要求する権利があると思います。

贅沢を言っているのではなく、求めているのは「安全」と「安心」と言うとっても基本的なものです。

それが満たされない時は、「登校拒否」(不登校ではありませんーーあくまで拒否なのですよ)も、フリースクールもOK^^!
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子供が安心できる環境を! (鉄火丼)
2007-06-14 01:14:06
まりりんさん、お久しぶりです。
そしてマママゴさん、いつもお世話になっております。

>まりりんさん
実際に学校の先生が自分の子供のことを後回しにしてしまっている人が多いなんて、とても残念に思います。

まりりんさんのおっしゃる通り、仕事と家庭とを両立させていくというのはすごく難しいですが、熊沢先生がこれから変わっていくといいですね。


>マママゴさん
やはり、我々大人たちが子供が安心して生活していけるようにしなければいけませんね。
学校にいじめがあるというだけで子供にとっては地獄ですから、子供たちは安心して学校生活を送れるように要求することができなければならないし、そんな要求が通らなかったらおかしいです。

そして私も、自分の子供がいじめられていてつらい思いをしていたら無理に学校には行かず、カウンセラーのもとを訪れたり、フリースクールなどに行ったりする、というのもいいのではないか…、と思います。
自分がつらくなった時に、気軽にカウンセラーのもとを訪れる、みたいな感じで…。


では、2人ともまたよろしくお願いします。
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