定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

スイカの熟期

2010-06-29 21:40:41 | スイカ
 スイカの収穫時期を判断するのは初心者には難しい。
 一般には
・ 巻きひげの先が枯れてくる
・ 葉の緑が薄くなる
・ 手のひらでたたくと濁音がする。(親指と人差し指をまるめて、人差し指のツメで叩くのではなく、指の腹で叩く)
・ 果底に黄色みが出て押さえるとやや弾力を感じる
・ 果実のしま模様が不明瞭になったとき
 など。
 しかし、旬鮮では、上記の感覚を習得しておらず、授粉日を書いた荷札を果実につけて総合的に判断しています。
 今年は、雨が続き、圃場に入れぬまま、やっと先日つるを見てみると、もう既に玉となっていたので、授粉日を類推して、日付をつけた。(画像)
 小玉の早生系のマダーボールの熟期は、5月収穫で38日内外、6月収穫で33日内外で熟期となる。
 スイカの糖度は熟期1 週間前にぐっと上がってくるので適期の収穫が重要です。
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戸別所得補償モデル対策の申請が少ないわけ

2010-06-23 22:20:34 | ひとりごと
 6月9日に農林水産省から発表された戸別所得補償モデル対策の申請者数は5月末時点で54万6千戸で、これは販売目的で作付けた稲作農家の約31%に当たるそうです。
 農林水産省は予想より少ないと、地方農政局が農家に直接PR活動をしているそうです。
 私は意外に多いなとの感想です。
 その理由は、
 1 事業制度の説明会が、3月下旬と、農家は今年度の作付け計画がとっくに終わってからの説明であったこと。
なぜ、今年度からと急いだのか、農業の設備投資は長期に考えるもの、不十分な制度のままのモデル対策としての制度では、のりにくい。
 2 50a未満の農家は、集団転作を行っている地域以外は、個別には転作しづらく、ハードルが高すぎる。
 全国で50a未満の農家の戸数割合は42%を占めるが、この中でかなりが転作を行っているということか。転作面積の計算にこれまで転作していると申告している農地(例えば10年も前に転作し、もう水田には戻せないような農地)も算入しているのか。
 
 しかし、農家戸数では31%でも、水田面積では相当大きな面積になるものと思われます。
 農林水産省が行っている申請者を増やすためのPR活動は、何のために行っているのか。予算が余ったら用水路を直すような小規模農業土木費に回して欲しい。またそのような暇があったら、制度の修正をしっかりやってもらいたい。
 まず、食料安全保障の全体像の中でこの制度はどのような位置づけか。この制度によって、米の価格は下げるのか、維持するのか。下げなければWTOの黄色の政策から、限りなく赤の政策になってしまう。
 自給率向上も、水田利活用自給力向上事業は、流通が切り離されたままの断片的な制度であり、その位置づけが必要と考えます。

 ひとつ、自民党時代にできなかった小規模農家切捨て(私は切り捨てられる方ですが)が進みそうなことには評価します。
 ただ、切り捨て方を上手にしないと、我が都市近郊の50a未満主体の地域の水田は、作付け放棄が進んでしまいそうです。
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トマトのオオタバコガ防除

2010-06-22 21:34:43 | トマト
 3日前にオオタバコガの幼虫を発見しました(画像)。
 通常緑色をした幼虫は良く見るのですが、自宅に帰って調べてみると、どうもオオタバコガらしい。
 オオタバコガは、蛹で越冬し、5月下旬頃から第1回目の成虫が発生。年3~4回発生するそうです。
 1匹の雌成虫は 2,000卵も産み、しかも一カ所にまとめて産卵せず、作物の頂芽付近に1卵ずつ産卵するので、成虫の密度が低くても被害が大きくなり大変です。
 さらに幼虫は果実や花蕾などに食入するため、薬剤がかかりにくく、防除が難しい害虫です。
 早速、6月21日に、アファーム乳剤2000倍を散布した。
 本日6月22日、まだ生きている幼虫を発見。
 効いたのかなあ。
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10年夏至

2010-06-21 20:48:50 | 節気
 6月21日は夏至です。
 梅雨の真っ只中、今日は一時日もさしましたが、畑もぬかるんで、タマネギやバレイショの収穫が遅れ気味です。
 20日に保存用のたまねぎを一部収穫し、バレイショの男爵は、収穫時期が来ていますが、まだ全てを採り入れていません。
 タマネギは、抜いた後、畑で乾燥させたいのですが雨続きで、ハウスの中で乾燥しています。
 画像は本日の畑です。手前がサトイモ、バレイショ、その奥がスイトコーン、その奥がトマト、その奥が、見えませんが発芽したばかりの黒大豆です。
 背景の立派な家は我が家ではありません。
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地域にとけ込む法その2

2010-06-20 21:11:48 | 田舎暮らし
 帰農当初、地域での役が回ってきて、自身の農作業の時間が割かれることに抵抗を感じていました。
 しかし、地域で暮らしてみると、実態はいろいろな人々のお世話になり、地域で生活させてもらっているのであり、地域活動への参加は当然と思うようになりました。
 また、地域の人々との関係は、経済的な関係よりも、心のふれあいが最優先する社会であり、すこぶる居心地がいいのです。
 挨拶ひとつとっても、世間話をするにしても、利害関係は皆無なんです。
 本日(2010年6月20日)は、「桜を育てる会」のボランティア活動に参加しました。(画像)
 川の堤防に植えられた桜の根元の草を刈る作業です。
 私は、そんなに口数の多い方ではありませんが、無言で作業していても、心は通じ合うものです。
 後日、別なところで出会っても、挨拶ができるようになるのです。
 最近は、起きている時間の3割は、地域のことに当てても当然という考えを心に決め、わだかまり無く、地域の役やボランティアに参加することができるようになりました。
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