定年楽農

第二の人生を農で楽しもう

米戸別所得補償モデル事業はばらまきか

2010-04-08 07:14:34 | ひとりごと
 「すべての農家を対象に・・・・・・」といわれるが、水稲作付け50a未満の農家では、この制度にはのりにくい。
 例えば、水稲作付け50aのうち、ほぼ40%の20aは転作が義務化、10aは控除されるので、交付金対象は残り20aのみとなり、3万円の交付金では、手続きも面倒なくらいです。
 それよりも、集団転作でもしない限り、個別の転作は、隣接地に他の水田がないなどの特別の条件が整わない限り無理です。
 また、いわゆる調整水田は厳しくチェックをうけ、次年度の作付け念書が必要だそうです。
 全国の水稲作付け農家数は140万戸、うち50a未満の農家は59万戸、これは実に42%にもあたるのです。この59万個のうち、どのくらい約40%もの転作に対応可能か不明ですが、おそらく、相当の数の農家は、戸別所得補償の申請は行わないものと思われます。
 この制度は、大規模ほど有利であり、規模拡大の構造改革に資するでしょう。
 ばらまきかどうかは、夏の参議院選挙までには、はっきりするでしょう。
 我が家は42aを作付けていますが、種々計算していくと交付金対象面積は11aとなります。これでは申請すると逆に不利になり、また補助を受ける大規模農家とも差がつき、今後の対処が難しい。

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