a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

未必の故意のゆくえ~その5

2015-05-06 06:44:24 | 芝居小屋企画
今回は島民3人の紹介です!





島民A:浅井純彦

穏やかでいつもニコニコ、
たまーに怒ると誰よりコワイ(?)
劇団のお父さんのような存在です。
料理上手で、
よく打ち上げなんかでは私物の燻製器を劇団まで持ってきてはありとあらゆるおつまみを作ってくれます。笑
忘れ物キングというおっちょこちょいな一面もあり。
酔っ払うとすぐ寝ちゃう、で、大体ケータイを置いて帰ります。笑
島民Aはそんな浅井さんのおっちょこちょいな性格と、
温厚さの中に秘める厳しさが滲む役どころでもあります。



島民B:熊谷宏平

ニックネームは「くま」。
面倒見のいい人で、
よく若手の相談役になってくれています。
一緒に旅公演に行くと、
休日に遊びに出掛けるのにまず誘うのはこの人。
若手のカラオケだのボーリングだのにちゃんと付き合ってくれる、
我らがくまさん。
良き先輩です。
それでいて結構頑固者。
お腹が減るとご機嫌ナナメになっちゃうのが玉に瑕だとか…?笑
優しさとそんな茶目っ気、頑固さが、
少し気の弱い島民Bに反映されているなと感じます。



島民C:洪美玉

何度も言いますがパッションの人。
溢れ出るパワーが、3人の島民で唯一の女性である島民Cに活気を与えています。
彼女もまた人一倍面倒見がよく、
劇団の仕事をなんでもこなしています。
私が悩んでいる時にいち早く察知して声をかけてくれるのは美玉さんだったりします。
自分が傷つくことを厭わずに人に体当たりで心をぶつけてきてくれるような人。
男性社会の中でそれでも強く立って生きてきた島民Cの葛藤を、
美玉さんに見出して頂けるんじゃないかと思います。


昔馴染みでまるで漫才の掛け合いのような3人ですが
それぞれが別の事情を抱え、想いを抱え、謀殺計画を遂行することになります。
温厚で善良な島の人間たち。
彼らを何が突き動かすのか。
是非会場まで足をお運び頂き、その目でお確かめください。


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お・ま・け

島民の集合写真を撮る時に、
何かポーズつけて下さい!
...とお願いしたところ



あれ!?
まるで島民Aと島民Cが夫婦!?
...もちろん違います。
島民Cには劇中ちゃんと夫が居て、
それは島民Aではありません!!!
ポーズお願いしたらテンション上がって腕組んじゃった茶目っ気あふるる1枚です“笑

もう1枚は私からのリクエスト!
劇中にお願いをするシーンがあるので、
お願いポーズをリクエストしました!
なぜか綺麗に階段みたいに左から右へ腰が低くなっているのに笑った1枚でした↓↓




次回は《抑圧者あるいは無辜の民》のご紹介です!お楽しみに!


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文責:永野愛理


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東京演劇アンサンブル スープ劇場Ⅷ
未必の故意

作=安部公房
上演台本・演出=尾崎太郎
照明=真壁知恵子
美術=三木元太
制作=太田昭
  

2015年5月17日(日) 14時 開演

ブレヒトの芝居小屋 全席自由

一般 1500円
ケンタウルスの会会員 1000円

■チケットのお申込みは、ticiket@tee.co.jp または 03-3920-5232 まで


出演
竹口範顕
本多弘典
雨宮大夢
和田響き
山智子
坂本勇樹
大多和民樹
浅井純彦
熊谷宏平
洪美玉
永野愛理
正木ひかり
篠原祐哉


『未必の故意』HP
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1 コメント

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感想文 (こん)
2015-05-07 10:49:37
こんにちは、チョッと授業の合間に見つけてコメントしてます。 ボクにとって3月の「第三帝国の恐怖と貧困」はとても刺激的でした。その後、1930年代のヨーロッパの知性がどう生きたのか、何を考え、どう行動したのか(何を考えず、何をなさなかったのか)が大きな興味となりました。劇中の洪さんはまるでハンナアーレントのようでした。また、20年前からの「ひのきみ」の強制は権力にまつろわぬ者のあぶり出しに他なりません。ブレヒトの芝居小屋は遠いのですが心は近くにあります。これからも楽しみにしています。
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