英語生活ノおト 第1巻>ともかく使ってみよう>4.街での生活> 銀行、口座開設、小切手
この記事は2005年2月にアップした記事の改訂版です。
「銀行について」、「口座開設」、「小切手とは」は、もともと別の記事ですが、それぞれ関係するため、1つにまとめました。少々長いですが、お付き合いください。
銀行について
海外にある程度長期間滞在する場合、やはり銀行口座を設けたほうがよいでしょう。口座開設方法は銀行によって異なります。最低必要なのがパスポート。現住所を証明するものが必要な場合(アパートなどの契約書でもよい)や、これはアメリカの場合ですが、社会保証番号(social security number)が必要な場合があります。銀行で聞いてみるのがよいでしょう。
イギリス、アメリカ共小切手(personal check)を多用します。あまり現金をもち歩く習慣はないため、スーパーの支払いも小切手を使います。銀行自動引き落としが、彼等の習慣になじまないため、光熱水道費、電話代、クレジットカードの請求まで自分で小切手で支払います。いちいち請求が送られてくるため、自分で確かめて、自分で支払う。個人の金銭管理能力が問われる世界です。だが、知らぬ間に引き落とされてしまった、というトラブルは最小限に食い止められます。この辺が自助の伝統のある彼等に受け入れられるのでしょう。小切手を発行するためにも口座開設が必要です。
大まかにいえば口座には2種類あります。Saving account(普通預金)とchecking account(アメリカ)/current account(イギリス)(当座預金)です。
普通預金は利子が付きますが、小切手処理毎に手数料がとられます。
いくら利子が高いからといって小額を預けたのでは、小切手発行手数料が利子を食ってしまいます。また普通預金は口座管理費がチャージされます。これも預金額が小額の場合、利子を食ってしまう可能性があります。
当座預金は利子が付きませんが、小切手処理は無料。ただminimum balanceといい、最低預金残高を割り込むとその時点から小切手の処理手数料がとられます。何千ドル、何千ポンドを預けない限り、当座預金が無難でしょう。
口座開設
銀行口座開設に必要な英語は
I would like to open an account.
口座を開設したいのですが。
ぐらいですむはず。必要な単語は
Deposit [デパジット]:預け入れ、動詞/名詞
Withdraw [ウィズドゥロウ]:引き出し、動詞
Withdrawal [ウィズドゥロウアル]:引き出し、名詞
Deposit slip:入金伝票
Endorse [エンドース]:小切手に裏書きする
Teller:銀行のカウンター業務の人。日本のように用件別に窓口が違うのにくらべ、1列に並び、どの窓口でも大抵の用件はすむのが多い。ちなみにATMはautomated teller machineの略です。
For deposit only:入金用のみ。小切手の裏書きの常套文句
Saving account:普通預金
Checking account:当座預金、アメリカ
Current account:当座預金、イギリス
Personal check:個人振出の小切手
PIN :暗証番号
口座を開設すると当座預金の場合はキャッシュカードと小切手帳が自動的についてきます。もともと当座預金は小口の現金使用、小切手発行のための口座ですから。預金通帳というものは存在しません。毎月入金、出金、残高の記録statementが送られてきますから、それを保存しておくこと。
小切手
写真はMichael Smithさんが NYNEX COMPANYに$135.15支払うものです。Account # 4987451478 は彼のNYNEX COMPANYの口座番号。支払先と金額(つづりと数字、数字の読み方、書き方参照)を書き込み、サインをします。Forの所には摘要を記入。
ここで口座=accountについて説明しておきます。一般の日本人の場合口座=銀行口座のイメージですが、英語の場合、accountは日本での勘定口座(簿記において、各勘定ごとにその金額の増減を借方と貸方に分けて記録・計算する場所)の意味でも広く使われます。よって例えばクレジット会社にも口座を持つ(open an account)、という言い方をしますし、電話会社にも口座を持つことになります。
自分宛の小切手を換金、預金するには裏に自分のサインが必要です。小切手の裏にEndorse hereと書かれた場所がありますので、そこにサイン。預金するためにはFor deposit onlyと書き添えるのと、deposit slipに記入すること。
Michael Smithさん宛の小切手をAnn McDonaldさんに譲ることもあります。その場合Ann McDonaldさんが換金するにはMichael Smithさんが裏にPlease pay to the order of Ann McDonaldと書き、サインします。この小切手はその下にAnn McDonaldがサインすることにより換金、預金できます。つまり、表のPay to the order of Michael Smithでお金はMichel Smithさんのものであることがわかり、裏にMichael Smithさんが署名付きで書くPlease pay to the order of Ann McDonaldでお金がMichael Smithさんのものから、Ann McDonaldさんのものに移ったことが証明されるわけです。
ごくまれにですが、小切手を自分に支払うこともあります。これは窓口で多量に現金を引き出したり、口座を閉じる場合など。
この記事は2005年2月にアップした記事の改訂版です。
「銀行について」、「口座開設」、「小切手とは」は、もともと別の記事ですが、それぞれ関係するため、1つにまとめました。少々長いですが、お付き合いください。
銀行について
海外にある程度長期間滞在する場合、やはり銀行口座を設けたほうがよいでしょう。口座開設方法は銀行によって異なります。最低必要なのがパスポート。現住所を証明するものが必要な場合(アパートなどの契約書でもよい)や、これはアメリカの場合ですが、社会保証番号(social security number)が必要な場合があります。銀行で聞いてみるのがよいでしょう。
イギリス、アメリカ共小切手(personal check)を多用します。あまり現金をもち歩く習慣はないため、スーパーの支払いも小切手を使います。銀行自動引き落としが、彼等の習慣になじまないため、光熱水道費、電話代、クレジットカードの請求まで自分で小切手で支払います。いちいち請求が送られてくるため、自分で確かめて、自分で支払う。個人の金銭管理能力が問われる世界です。だが、知らぬ間に引き落とされてしまった、というトラブルは最小限に食い止められます。この辺が自助の伝統のある彼等に受け入れられるのでしょう。小切手を発行するためにも口座開設が必要です。
大まかにいえば口座には2種類あります。Saving account(普通預金)とchecking account(アメリカ)/current account(イギリス)(当座預金)です。
普通預金は利子が付きますが、小切手処理毎に手数料がとられます。
いくら利子が高いからといって小額を預けたのでは、小切手発行手数料が利子を食ってしまいます。また普通預金は口座管理費がチャージされます。これも預金額が小額の場合、利子を食ってしまう可能性があります。
当座預金は利子が付きませんが、小切手処理は無料。ただminimum balanceといい、最低預金残高を割り込むとその時点から小切手の処理手数料がとられます。何千ドル、何千ポンドを預けない限り、当座預金が無難でしょう。
口座開設
銀行口座開設に必要な英語は
I would like to open an account.
口座を開設したいのですが。
ぐらいですむはず。必要な単語は
Deposit [デパジット]:預け入れ、動詞/名詞
Withdraw [ウィズドゥロウ]:引き出し、動詞
Withdrawal [ウィズドゥロウアル]:引き出し、名詞
Deposit slip:入金伝票
Endorse [エンドース]:小切手に裏書きする
Teller:銀行のカウンター業務の人。日本のように用件別に窓口が違うのにくらべ、1列に並び、どの窓口でも大抵の用件はすむのが多い。ちなみにATMはautomated teller machineの略です。
For deposit only:入金用のみ。小切手の裏書きの常套文句
Saving account:普通預金
Checking account:当座預金、アメリカ
Current account:当座預金、イギリス
Personal check:個人振出の小切手
PIN :暗証番号
口座を開設すると当座預金の場合はキャッシュカードと小切手帳が自動的についてきます。もともと当座預金は小口の現金使用、小切手発行のための口座ですから。預金通帳というものは存在しません。毎月入金、出金、残高の記録statementが送られてきますから、それを保存しておくこと。
小切手
写真はMichael Smithさんが NYNEX COMPANYに$135.15支払うものです。Account # 4987451478 は彼のNYNEX COMPANYの口座番号。支払先と金額(つづりと数字、数字の読み方、書き方参照)を書き込み、サインをします。Forの所には摘要を記入。
ここで口座=accountについて説明しておきます。一般の日本人の場合口座=銀行口座のイメージですが、英語の場合、accountは日本での勘定口座(簿記において、各勘定ごとにその金額の増減を借方と貸方に分けて記録・計算する場所)の意味でも広く使われます。よって例えばクレジット会社にも口座を持つ(open an account)、という言い方をしますし、電話会社にも口座を持つことになります。
自分宛の小切手を換金、預金するには裏に自分のサインが必要です。小切手の裏にEndorse hereと書かれた場所がありますので、そこにサイン。預金するためにはFor deposit onlyと書き添えるのと、deposit slipに記入すること。
Michael Smithさん宛の小切手をAnn McDonaldさんに譲ることもあります。その場合Ann McDonaldさんが換金するにはMichael Smithさんが裏にPlease pay to the order of Ann McDonaldと書き、サインします。この小切手はその下にAnn McDonaldがサインすることにより換金、預金できます。つまり、表のPay to the order of Michael Smithでお金はMichel Smithさんのものであることがわかり、裏にMichael Smithさんが署名付きで書くPlease pay to the order of Ann McDonaldでお金がMichael Smithさんのものから、Ann McDonaldさんのものに移ったことが証明されるわけです。
ごくまれにですが、小切手を自分に支払うこともあります。これは窓口で多量に現金を引き出したり、口座を閉じる場合など。
ちなみに minimum balance の額は「何千ドル」ぐらいのことが多いので、当座でも最低そのぐらいは預けないとといけません(笑)まあ最近はもっと条件の緩い/柔軟な口座もありますが。
あと小切手の書き方も...
英語生活がんばってください。
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