goo

大晦日とFIRST NIGHT

2007年12月30日 | 英語生活ノおト
日本人はごった混ぜが大好きで、やれハロウィーンだ、クリスマスだ、お正月だとか。そのお正月にしたって門松や注連縄(結界を示すものらしい)は神道の風習、というか年神をまつるお正月そのものが神道に由来するものだというのに、除夜の鐘は明らかに仏教の教えから来るもの、いい塩梅にごった混ぜになっていますね。

欧米(キリスト教圏)ではクリスマス・シーズンというのはクリスマス・イブから数えて2週間後の1月6日まで、つまり東方の博士たちが長い旅の末ベツレヘムのイエスに会った日までを言いますので、お正月もクリスマス・シーズンの一部でしかありません。さすが1月1日はお休みですが、2日から会社や証券取引所も通常業務に戻ります。

ただ大晦日から元旦にかけてはお祭り騒ぎ。よくやるのが"10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,0,Happy New
Year!"
というカウント・ダウン。真夜中になるまでは比較的静かですが、年が明ける、これをFirst Nightといいますが、花火やクラッカーまで飛び出して大騒ぎをします。イギリスやアメリカでは過去において町づくりは教会兼集会所を中心に行われ、教会には大抵鐘楼があった、そしてその鐘楼が後に時計台へとの歴史がありますので、カウント・ダウンのお祭りは主にこの時計台を中心に行われます。時計台をレーザービームで浮き上がらせたり、それぞれ演出を競い合います。

最近は日本でもしんみりと除夜の鐘を聞く人もあれば、東京近辺なら幕張かお台場で、最近日本でも見られるようになったカウント・ダウンに参加する人もいます、チョイスが多くていいですね。でも欧米の場合、もう次の日(2日)からいつもどおりの仕事、年末年始休暇もお盆休みも無い世界、もしかしたら祝祭日の数は日本が一番多いかもしれない。

勤勉な日本人はいったいどこへ行ってしまったのでしょうね。