Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

人間ってすごいなー

2019年05月26日 03時51分01秒 | 日記

だいーぶ日が経ってしまいましたが、5/11にチーム埼玉学習会、川間先生のご講演は大盛況のうちに終わりました。埼玉だけでなく、遠くは福島から90名近くの方々が参加してくれました!

午前中は発達の道すじをたっぷり学びました。初期の感覚から視覚を使っていく過程だから教材の提示の仕方は姿勢保持を意識するけど、目や手を使っていくと姿勢も伴ってくるなどなど、発達の道すじをたどりながら、「なぜ」や「どうやって」を具体的に学ぶことができました。

かの有名なピアジェが最初に論文を書いたのは8歳のときそんな話を聞いたのは初めてでしたね。あーっというまの時間でした!

私も姪っ子ちゃんが今生後6カ月です。川間先生の自分の手を見るのは、手を使う準備をしているそんなお話を聞いたあとから、姪っ子ちゃんの行動の一つ一つが大切なことなんだとすごく感動しています。

人間ってすごいなー。そんな発達を支える仕事を自分はしているんだな。と思うとやりがいと責任も感じました。

 

午後の教科学習に関しては、歴史的な流れも含めて教えていただきました。お話を聞きながら、「この子は、教科指導は難しい」これはもう言えないなー。と感じてしまいました。発達1歳過ぎから教科指導が始まる。どんな子どもたちにも系統的に教科指導をしていかなければと引き締まる思いでした。各段階の目標や内容に沿ってチェックしていくことで、実態把握にも活用できるなど、指導要領をいかに活用して授業づくりをしていくべきかのヒントをたくさんいただきました。

評価についても、主体的に学習に取り組む態度だけが良い評価になることはありえないなど、ここでは説明しきれないけれど、そういうことか‼️という発見と学びの連続で刺激的な時間となりました。

勉強したことそのままにしたらダメですねー。学んだ知識技能を考えて、、表現してよりよい実践につなげていきたいなぁ。

岡田


特別支援教育の教科書

2019年05月09日 17時11分17秒 | 日記

皆さんは、小学校、中学校、高校と、学校で授業を受けてきた時、教科書を使っていましたよね?

小学校1年生の簡単な教科書から、少しずつ難しくなっていき、いろいろな知識が身につき、いろいろなことができるようになっていく、あの、教科書です。

一方、特別支援学校でも教科書を活用していますが、知的障害や重度重複障害の児童生徒が使う教科書は、皆さんが使ってきた教科書と同じような教科書でしょうか?

 

一般学校の教科書は、本当、うまい具合に段階的になっていますよね。

これは、教科書会社が勝手に段階を設けているのではありません。

我が国の教育に関する指針である「学習指導要領」に沿って作成されているのです。

小学校、中学校、高校では、、、

教科書を使うことで、自ずと「学習指導要領」に沿った授業に成り得るです。

 

では、知的障害や重度重複障害の児童生徒には、どうしたらいいのでしょうか?

目の前の子どもたちの実態や教育的ニーズから授業を作る…というのはもちろんですが、それだけでいいのでしょうか?

やはり、公教育を行う上で、理解・活用しなければならないのは、、、

そう、「学習指導要領」なのです。

特別支援学校では、、、

「学習指導要領」を理解して授業を行う必要があるのです。

 

 

今回の学習指導要領の改定では、これまでの障害児教育独自の路線から大きく変わり、通常教育との系統性を持ったものへと大変身しました。

今までと大きく路線が変わったことに加え、ボリュームも一気に増したことで、「どっから学んだらいいんだ…」と、頭を抱えている人も多いのではないでしょうか?

 

そこで、今回の学習会は、本当、オススメなのです!

今回の講師の川間先生には、昨年も本学習会でお話をいただいていたのですが、「わかりやすい」「もっと聞きたい」と大反響だったのです。

前回参加された方も、初めての方も、きっと「きてよかった!」と感じると思います。

現在、過去最高の参加人数、3ケタに迫る勢いで申し込みが入っております。!

また、学習会後の懇親会も、過去最高の人数になる勢いです!

たくさんの皆さんに申し込んでいただいていますが、今回の会場には、まだ定員の余裕があります。

せっかくの機会なので、ご近所お誘い合わせの上、ご参加くださいませ!

(宮前)