Team埼玉 ブログ

自閉症教育と授業改善についての学習会

第11回 チーム埼玉学習会情報第1弾!

2013年11月30日 21時46分01秒 | 日記

 第11回となる来年1月11日(土)の学習会では、文部科学省の研究開発指定を受けていた当時(平成16年度~21年度)の筑波大学附属久里浜特別支援学校の研究主任をされた荒川正敏先生(平成16年度、17年度研究主任)と井上昌士先生(平成18年度、19年度研究主任)をお迎えして、両名のダブル講演とグループワークを行います。「自閉症児のための教育課程の研究開発」をテーマとして、これまでの知的障害の養護学校・特別支援学校の教育課程では、対応しきれずにいた知的障害を伴う自閉症の子どもたちにとって、どのような内容をどのような方法で教育することが、より効果的なのかについて明らかにし、具体的な指導実践を全国へ発信していくことが、当時の久里浜のミッションでした(平成15年3月に出された「今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)」を参照のこと)。そしてこのミッションを果たすべく先頭に立ち、牽引されてきたのが荒川先生と井上先生です。

 荒川正敏先生は、特別支援学級でご活躍され、自立活動のエキスパートです。学会発表や著書においても数多くのご実践を報告されています。特別支援教育総合研究所の研修においても長年にわたり講師を担当され、近年では、コーディネーターとしての校内支援や特別支援学級における道徳の指導、算数の指導について実践をまとめられ報告されています。明治図書の「特別支援教育の実践情報(2013年10/11月号)」にも特別支援学級における小学3年生、4年生の算数の指導の実践が掲載されています(この原稿は夕練でも取り上げ、教科についての専門性の高さや障害特性に応じた指導、教材教具の工夫など大変勉強になりました)。来年1月30,31日に開催される平成25年度国立特別支援教育総合研究所セミナーにおいても、「自閉症のある児童生徒の算数科・数学科の指導~自閉症の特性を踏まえて~」というテーマの分科会で話題提供で特別支援学級におけるご実践を報告されます。

 第11回学習会では、自閉症教育について具体的な実践に基づいたご講演をご両名にしていただく予定です。

 お楽しみに!

 

  畠山