最後まで秋田に残っていた583系、残念ながら4月をもって引退することが発表になってしまいました。関西夜行の末期では若干不遇の時代がありました。その際に余剰になっていた一部は近郊型車両に改造されましたがそれらの車両は本家よりも早く引退しております。平成初期までは昼夜使われていた時代もありました。また583系最大の武器である、寝台⇔座席両方可能な設備を利用し、「きたぐに」では寝台車状態の車両と座席車状態の車両で編成されていたものでした。末期でも夜行の団体列車で寝台と座席の両方で走っていたと聞いております。とはいえ近年まで残っていた仙台の485系よりも車齢は古く、まさか仙台485系よりも長生きするとは思いませんでした。今残っている485系も既に特急運用はなく、最後まで残っていた通称「糸魚川快速」運用も改正で廃止となります。ほぼ同時に引退するのは何か感慨深いものがあります。