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輸入医療機器の値段

2006-12-20 22:36:45 | 医療・福祉
昨夜のクローズアップ現代は「なぜ高い?医療機器の値段」という話だった。アメリカ製の医療機器が日本では現地価格より数倍の値段で売られているという話です。

言われて気づく愚かなわたしですが,確かに医療費の高騰が問題になっているなかで医療機器の値段が正当なものなのか?…という議論はあまりされてなかった気がします。
結局値段が高いのは日本独特の制度や承認まで時間がかかるという問題もあるのですが,そもそも日本に大量にアメリカの医療機器が入ってきたのは,かって日本自動車の輸出による貿易摩擦を解決するために,アメリカの医療機器を大量に輸入し,その時にアメリカに割と都合がいいような値段の付け方になってしまった…部分があるようです。まぁそこまでTVでは言いきってはいなかったのですが…。
とはいえ,保健医療ですから,厚生省が値段を規定してるわけで,値段の付け方にはアメリカに配慮している部分があるように感じました。というか,今回の番組の作りで取れることは,要は自動車産業をつぶさないために,高額なアメリカ製医療機器を輸入するようになった…ということです。それはそれでいいとは思うのですが,だったら日本の自動車産業が医療制度に配慮する…つまり自動車税や法人税から医療費が出ていてもいいのではないか?…と思いました。現在は医療保険制度の歪みが個人の病人にしわ寄せがきてるような状況が良くみられるので,やはりこういうことは社会全体が責任を負うべきだろうと…。
それと,肝心の医療機器開発がアメリカに負けてる…と言う点も,食料と同じく,国民の命に関わる部分を海外に依存するのはいかがなものか?…という気もしました。もっとも,あまり国内の産業を保護すると,やっぱりコストアップになる部分もあるので,この辺は難しいな…とは思います。

医療費の問題を輸入医療機器の値段の付け方の問題と認識したことはなかったので,今回の番組は新鮮に感じました。
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