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國母 和宏選手「意識魂」の苦しみ◆個性的な生き方の貫きから

2010-02-18 17:36:12 | 日記
こんにちは
バンクーバー五輪のスノーボード
國母 和宏選手。

服装問題で騒がれながらの
氷上の戦い
お疲れ様でした


彼の活躍にインスパイアでいきますね。


人間の生き方のスタイルは
個性的なほうがもともと自然なんだ



◆個性的でありたい人間の本性


人間にはもともと「個性的でありたい!」という
本性があるものだ。

the inveterate tendency of man to individualize himself

(E.H.カー「カール・マルクス」より)


個性的でありたい!
のが人間の本性なのだから

みんなまとめて一つの考え方に縛りつけようとすることは
そもそも無理があるはずだろう

というのがE.H.カーの言葉です。


「個性的な自由を認めない共産主義にはきっと限界がくる」
という、カーの共産主義批判であったという説もあります。



◆個性的な自由と無個性の束縛と、より良い方向はどちらに?



日本は共産主義の国ではないので
「個性的でありたい!」
という人間性が否定される恐れはないのでしょう。

ところが長い歴史と文化の過程で
「社会ルールからはみ出る者が否定される」
という空気が充満」してきた部分もあります。



自由な個性を認めることと
無個性な束縛を求められること

どちらが人間にとって「より良い」あり方なのかは
まだ日本社会では現在進行形の実験中なのでしょう。


◆人類は「悟性魂」から「意識魂」に進むもの


哲学者のR.シュタイナーを大学の卒論に書いたとき

人間の魂は「悟性魂
から「意識魂」にむかうのだ

という考え方があるのを学びました。


「悟性魂」というのは社会の仕組みを基準に

<自分はどのポジションでいることが重要か>
という自己認識が尊重されるあり方

これが古代からずっと続いてきた人間の一般的な
魂のスタイルでした。

ここからはみ出して

<社会の仕組みではなく、自分自身の基準に従う>
自己認識を尊重するのが「意識魂」というスタイルです。


過去の歴史で、偉人と呼ばれる人たちは
「悟性魂」の時代の中で「意識魂」を発揮した人たち
であるともされています。



◆「自分自身の基準」「個性的でありたい本来の人間」から


個性的でありたい!
それが人間の本性


でもただの野放しであれば
自分勝手な人間が増えます。

そこで
自分と他人の個性を互いに尊重する社会ルールができました


しかし社会ルールが固定化してくると、いつのまにか
互いの尊重が束縛に変化し
個性的でありたい!魂が圧迫されてくるようです


「悟性魂
社会からの認知を基準にした生き方をしている人が
まだまだ多いみたいです。

「意識魂
自分の基準にしたがう生き方というのは時として
社会からはみ出しやすいのです。

でも「意識魂」の生き方こそ、人間本来の
個性的に生きたい!という本性からみたら

最終的に目指すべき方向性のように思います。



◆國母 和宏選手の「意識魂」の芽生え


「意識魂」として生きるなら、個性は大切にしましょう。
ただし、その生き方で生じる社会との衝突については

無軌道に衝突するのではなくて知恵をもって
自分を説明して相手を説得できる工夫が要ります。


本当に自由で個性的な生き方をしたいなら
コミュニケーションは身につけるべき課題かと思います。


オレが求める個性的な生き方、あり方は
きっとよりよい影響を世の中に与えるはずだ。
勇気とか希望とか情熱とか・・

こういう信念を熱くコミュニケーションで語りつづけなきゃ!
語るというのは言葉もあり態度もあり雰囲気も必要です。



國母 和宏選手は、これから社会性もきちんと備えて
本当に活躍できるステキな青年として「意識魂」の
個性をもっと輝かしてくださいね。応援しますので





彼の苗字は「国」母ではなくて「國」母 です。
國とは、口の中に武器を表わす或が入ります。
(或は矛のようなものの表現だという説です)



守るための武器を持っている国こそ國。
オリンピックはやはり国家同士の戦い

國母 和宏選手はその意味では本質的に正しく
日本国の選手の戦いをしたのだとも感じます
爽やかに拍手で彼を日本に迎えてあげましょう。

多少の心配
敗戦処理の感謝の気持ちは服装で威儀を正すのだよ。
アドバイス。

それでは


4 コメント

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服装問題について (tarebon)
2010-02-18 17:31:15
服装問題というのは、現地入りした國母選手の服装が着くずした格好であったため苦情が殺到し開会式への参加辞退にまで発展したニュースです。

1ヶ月ほど前にも、ある女性芸能人の葬儀参列の喪服のスカートが短すぎるということで騒がれたことがあります。

服装マナーというのは知識の問題なので、知らないよりは知っておくことがトラブル防止につながるものだな、と思いました。
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帰国の服装は・・! (tarebon)
2010-02-22 12:27:13
心配をしていましたけど、今回の帰国ではさすがにちゃんとした服装でしたね!

ここでまだすごい服装だったら、ある意味究極の「意識魂」か、単純な無軌道の反骨かと思いました。

彼には素直な部分はあるんだね。ほっとしました。
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珍しい意見みたいですね。 (tarebon)
2010-03-14 21:13:56
ここ2週間のブログアクセスではこの記事がトップでした。彼を取りまくマスコミ報道の過剰さや、そもそものマナー教育問題などいろんな視点があるものです。

私の視点はマクロな「意識魂」の問題提起です。シュタイナーに関心のある人にはおなじみの考え方なのですが、まだまだ珍しい意見みたいですね。
返信する
谷沢永一先生の訃報から (たれぼんくま)
2011-03-11 13:05:40
どうも。
文中で紹介したE.H.カーの言葉は、関西大名誉教授の谷沢永一先生の著書から学びました。その谷沢先生は2011年3月8日にお亡くなりになりました。

インスパイア記事は2011年3月11日付ブログで書いております。そちらもご参照ください。
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