『市民派アートコレクタークラブ』のブログにも掲載したが、山岸勝博氏と作家山田正亮氏宅及びアトリエを訪問した。10月に我々が企画した展覧会『市民派コレクターによる山田正亮展』のお礼を兼ねてのことであったが、とても歓迎していただき、楽しい1日であった。山田正亮氏については語るまでもないが、現代美術の代表的作家であり、《静物》から、《Work》、《Color》へと抽象絵画の本質に迫る作品を発表しつづけている。昨年、府中市美術館の本江邦夫館長が企画した展覧会が話題を呼んだが、もっと評価されていい作家だと思っている。
しかしその作品の全体を見る機会は少なく、この日はアトリエに並べられた大作を鑑賞したり、過去の展覧会の新聞記事や図録を拝見しながら、先生から直接お話を伺うことになった。初期の静物シリーズや60年頃のストライプなど、それぞれの時代の作品はそれだけで一つの世界を築きあげているが、アトリエにあった80年代以降或いは最近の作品も素晴らしいものばかりであった。山田正亮作品の存在感にあらためて圧倒された次第である。
この日は奥様手作りのオードブルをおつまみにワインを頂戴したのであるが、先生はアート以外のことにも造詣が深く、知的な会話の贅沢な時を過ごすことになった。タルコフスキーの「惑星ソラリス」やヴィスコンティー、アンゲロブロスなど格調高い映画の話もでて、映画も好きな小生には嬉しい一日であった。(山下透)
(寛ぐ山田正亮氏) (山田先生のアトリエにて)
しかしその作品の全体を見る機会は少なく、この日はアトリエに並べられた大作を鑑賞したり、過去の展覧会の新聞記事や図録を拝見しながら、先生から直接お話を伺うことになった。初期の静物シリーズや60年頃のストライプなど、それぞれの時代の作品はそれだけで一つの世界を築きあげているが、アトリエにあった80年代以降或いは最近の作品も素晴らしいものばかりであった。山田正亮作品の存在感にあらためて圧倒された次第である。
この日は奥様手作りのオードブルをおつまみにワインを頂戴したのであるが、先生はアート以外のことにも造詣が深く、知的な会話の贅沢な時を過ごすことになった。タルコフスキーの「惑星ソラリス」やヴィスコンティー、アンゲロブロスなど格調高い映画の話もでて、映画も好きな小生には嬉しい一日であった。(山下透)
(寛ぐ山田正亮氏) (山田先生のアトリエにて)