TAOコンサル『市民派アートコレクターズクラブ』

「注目の現代作家と画廊散歩」
「我がルオー・サロン」
「心に響いた名画・名品」
「アート市民たち(コレクター他)」

日本画家堀文子人生を語る、「息の絶えるまで感動していたい」

2011年09月19日 | 注目の現代美術作家と画廊散歩
 テレビのスイッチをひねったら、日本画家堀文子のインタビュー番組をやっていた。作家戸井十月との対話形式によるもので、日本画は小生のコレクション対象ではないのだが、つい見てしまった。

 確か、相当のお年、90歳を超えているのではないかと思うが、その若さに驚いた。顔や雰囲気が若いというだけでなく、話から滲み出てくる、ものの考え方や生き方が若いのである。モットーは“群れない、慣れない”ことと語っていたが、大事なことである。画家としても、団体に属することなく、独立して絵に専念しているのだそうだ。

テレビに本人自筆の文章が映し出されていたが、「・・私にはもう老年に甘えているひまなどないのだ。・・」とあったが、“感動するために、一人で世界中を旅している”のだという。素晴らしい生き方だ。(山下)


堀文子


「老年に甘えているひまなど・・・」  


堀文子作品『狼魚』