セイナルボンジン

時代を逆行する大きなお友達ブログ。宇宙戦艦ヤマトや東映特撮ほか。

隠れた名作を探せ!

2005-03-16 20:57:34 | 映画
引っ越す前に、ビデオやDVDを処分しようと躍起になっています。
結果もう一度見直してますます時間が無くなっていきます。

さて、気に入ってるんだけど処分しようか迷っているのが、レンタル落ちで購入した「クロノス/寄生吸血蟲」というメキシコのヴァンパイアホラーです。
あからさまにイヤな邦題がついた上、Yahoo!の映画紹介ページでも「お前、適当な事言うなよー」って感じで(笑)、宣伝の方向で損をした映画です。

この映画では、16世紀の錬金術師が生み出した不老不死の秘術・蟲を模した純金のゼンマイ装置によって、人間が吸血鬼に変貌します。
ストーリーは、偶然装置を作動させてしまった古美術商の老人に、徐々に奇怪な変化が起こる、というもの。彼は不老不死を狙う富豪の一味に狙われ、遂に殺されてしまうのですが…

グロテスクな謳い文句にだまされましたが、中身は悲劇に巻き込まれた老人の、家族の情愛と別れを叙情的に描いた佳作です。おじいさん想いの孫娘が、座敷童っぽくていいですね(笑)
ゴシック調の色彩もしっとりした感じで、地味な作品ながら、そういうのが好きな人にはお勧めですよ。
(まあ、おじいさんが脱皮するシーンなどはそれなりにグロいですけど^^;)


ちなみに、監督はギレルモ・デル・トロ。この作品が認められてハリウッドデビューし、人間大の巨大ゴキブリが大繁殖する「ミミック」、アメコミ原作の「ブレイド2」「ヘルボーイ」を撮っている、一言で言えば「その意気やよし」なお人です。
予算とビジュアルの規模に、脚本が反比例してるような気がしないでもないですが(^^;)

フルブラスト・アクション

2005-03-14 21:49:32 | 映画
今更ですが、昨年の劇場版『特捜戦隊デカレンジャー THE MOVIE  フルブラスト・アクション』DVDを買いました。引越し前なのに!荷物が(以下略)

まあ、「地球署最大最悪の事件!」とか言われても、最高に盛り上がったTV版ラスト見た後では「規模、小さっ!」とか思ってしまうのですが(笑)、戦隊のやるべき方向をとことん追及、下手に風呂敷を広げず、38分というツヅラの中に宝物をバッチリ詰め込みました、という印象です。
大画面出張特別編に相応しい、娯楽作でした。
派手なフィジカルアクション満載で、かなり満足です。SWATモードも格好いいけど、個人的にはジュウクンドーを始めとする体技のほうが好きなんで(^^)
意外に貴重な、ブルーの白バイアクションもツボでしたが、まるっきり大門さんなデカマスターには燃えました!あーボス最高ー!(゜∀゜)/

前半の屋台シーンで、変身後のデカレンジャーたちを演じるスーツアクターさんがそろって出演する場面もありますね(まあ、良くあるお遊びといえばそれまでですが)。

あと、いろんなアクション映画のオマージュが多かったのもポイントでしょうか。作り手が凄く映画好きな方々らしいので、きっと、元ネタは沢山あるんでしょうね。
たくさん映画見てる人ならすぐわかるんでしょうけど、私にはなんとなくしか解りません(^^;)
「マトリックスリローデッド」や「MI:2」、転送シーンは「ターミネーター」、床ぶち抜いて逃げるのは「ネメシス」かな?などなど、こじ付けかもしれませんが、連想してみるのも楽しいですね(^^)


*ネメシス:92年のB級SFアクション(某宇宙大作戦とは無関係)。話は相当つまらなかった(記憶曖昧)ですが、ガンファイトのシーンだけは何かがブチ切れたようなエライ迫力だったことを覚えています。
「2」以降はなぜか、筋肉ムキムキな巨乳のお姉ちゃんが主人公になってシリーズ化(お勧めはしません^^;)

ワンコインの名作

2005-03-13 23:36:18 | 映画
今書店などで、名画のDVDが500円で販売されています。
大変です。
引越し前は余分な買い物はしないと誓ったにも関わらず、
片っ端から購入しています。

「真昼の決闘」は、古きよきアメリカのヒーロー像という感じで良かったです。
今日は「素晴らしき哉、人生!」を買いました。
名作はまだまだ見たいものがたくさんありますし、以前見た映画も、またじっくり見直したい!という誘惑に駆られて、参ります(特にオーソン・ウェルズ)。

しかし、歴史的名作をワンコインで買う一方、
その10倍の金を出して30分の特撮モノを買ったりしてると、
映像作品に対する金銭感覚が麻痺してきますね。(^^;)

スペシャルエクステンデッド

2005-03-04 00:58:01 | 映画
仕事を終えて、映画館の女性サービスデーを利用して、ジャッキー・チェンの「新香港国際警察」を見に行くぞーと張り切って出かけたのですが、途中でまだ公開前だということに気づきました。

で、映画館についてみたら、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャルエクステンデッドエディション」をやってたのでチョイス。3部作の中で、最終のこれだけが未見だったんですよね。

ガッツリ見てきましたよ。4時間30分。
映画見てヘロヘロになったのは久しぶりです。
公開版とは違うので、映画としては多少冗長な印象もありましたが、やはりというか、さすがというか、見ている間は全く眠くなることはありませんでした。
大画面でこの大作を、たった1000円で見られたのはラッキーだと思いました。

話の感想を一言で言うと「サム、すげー(゜Д゜)」です。
あんまり凄すぎて、感動する場面でも「いやお前、いくらなんでもそれは無茶だ。」と5,6回突っ込みを入れてたのは内緒です(笑)
また、主人公のフロドは、演じるイライジャ・ウッドに大きく依存したキャラだったなぁと思いました。彼のエピソードだけを追ってると、物凄く地味じゃないですか?(笑)
最初に期待してた「小さなひとが勇気と友情で大活躍」な話は、メリー・ピピンのコンビに持ってかれてましたしね。

ついうっかり、「真昼の決闘」のDVDも衝動買い(だって500円だったんだもん…)してしまいましたが、今日はもう寝ます…