最後の叫び達

　今年の2歳世代がハーツクライ産駒のラストイヤー。最終世代ってあまり良いイメージがないけど、ディープもあの
頭数からオーギュストロダンが出たんだし、ハーツもPOG情報とかを見ていると全体的に質が良さそうな印象。そして
2歳で出資している馬にも2頭のハーツクライ産駒がいて期待値大。これまでハーツ産駒は何頭か出資してきているけど
あまり相性のいいイメージがないのですが、最後の最後に…とかならないかね。

・ロードオールライト(スピニングワイルドキャット21)　父ハーツクライ　牡馬　関西・中内田

毎月キッチリ写真更新してくれるチャンピオンヒルズさんは流石w。にしても惚れ惚れする馬体だなぁ。これまでは
やや腰高に映りましたが、それが解消されてきた上、速いピッチで継続的に負荷を掛けられていることもあってか
全体的にシャープに見せるね。贔屓目ありありで梅雨時のマスク併用眼鏡位に眼が曇っているのは承知ですが、
デビュー前の2歳馬というより週刊誌に出てくるフォトパドックの馬みたい。胴長で距離が保ちそうですがトモの
小ささは感じないし、前駆の適度にゆとりがあって窮屈さはなし。ただ、もうこの馬に関しては細かな理屈云々
ではなくて単純に好きなんだよね。じゃなければロードで12500万とかいうお馬鹿価格に出資したりしない訳で…。
あとは本当にいつ移動になるのか。もともとケイアイでも順調に乗られていた上、既に1か月以上、チャンピオン
ヒルズでも調整している訳で、入厩してからゲート試験を受け、その後に更に外厩で鍛え直し…という調整を前提に
しているとは思えないんだよね。お盆明け頃に入厩してゲート試験から、そのまま阪神デビューと妄想していますが、
どうでしょうか。今日、ケイアイ×中内田のダノンキラウェアが強い勝ち方をしましたが、ケイアイの本線はこちら
だった…となればいいけど。まあ、レキシ―ルーはダノン持ちの繁殖だから別枠なんだろうけどさ。

・ファーヴェント(トータルヒート21)　父ハーツクライ　牡馬　関西・藤原
こっちはゲート試験後にしがらきに放牧に出ましたが、すぐにトレセンに戻って本格的追い切りを開始。帰厩後の
時計は…
・7/13(木)　栗東坂　56.3-12.8　馬なり余力
・7/16(日)　栗東坂　54.2-12.1　馬なり余力
・7/19(水)　栗東CW　83.4-11.3　G前仕掛け
・7/23(日)　栗東坂　58.7-12.6　馬なり余力
・7/27(木)　栗東CW  85.5-11.4　馬なり余力

併せ馬では併入～先着で遅れの短評はなし。ほぼ馬なり調教なので目一杯に時計を出した時にどうなるか？という
点はありますが、基本的に加速ラップを踏めておりビシッとやれば更に時計を詰められそうな下地はあるかな。
ビックリするような時計は出していないものの、ここまでの過程から意識して全体時計を出していない印象を
受けるし、新馬勝ちを十分に意識出来る馬ではないかと。調教に乗ってくれた岡田騎手は「素直でいい馬」。
福永師は「良い感じで動けていた」。松山騎手は「性格が良く注文をつけるところがなし。乗り味も良くかなりの
素質を感じる」…と何れも好感触の評。複数の乗り手から評価が高いのは心強いですし、気性面の問題がなさそう
というのもプラス材料。この血統で課題となる脚元に関しても今のところは不安が出ていないみたいで、あとは
無事にデビュー戦を迎えることを祈るのみ。他の馬の参戦情報があまりありませんが、新潟1800mは毎年有力馬が
揃う条件ですから、相手関係が楽になることは期待薄かな。そういった構成の中で、初戦からどこまで戦えるか。