情報技術の四方山話

AI、IoT、ヤマハルータ、VPN、無線LAN、Linux、クラウド、仮想サーバと情報セキュリティのよもやま話

ZFS ON Linuxが7.0にメジャーアップデートされました

2017-07-28 21:13:20 | Linux/Android
こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
ZFSonLinuxはOpenSolaris由来のLinux上のZFS(Zettabyte File System(略号では無い?))です。

今回紹介する7.0のアナウンスはZFS ON Linuxの開発者が発表したのもので、各種Linuxディストリビューションに反映されるまでは時間がかかると想定しています。

7.0になり、多くの機能の追加、改善、性能の向上が図られています。
6.0も長期間に渡りマイナーなバージョンアップが繰り返され、安定性を増してきました。
弊社ではバックアップシステムにZFSを用いています。

なるべく早く、7.0の安定性を確認するための試用を行います。来週の課題ですね。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

LinuxでSSD/HDDのアクセス速度を確認する"hdparm -tT"

2016-12-08 07:38:06 | Linux
匠技術研究所
LinuxでSSD/HDDのアクセス速度を確認する"hdparm -tT"


おはようございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
運用中のサーバーが、時々I/Oエラーで動作不具合を起こすのでSSD/HDDのアクセス速度を確認しました。

サーバーをLiveUSBドライブにインストールしたLinuxで起動し、SSD/HDDのヘルスチェックを行います。

1)LiveUSBの作成
今回は、仕事用のUbuntu上で、Boot可能なUSBメモリ作成機能を使い、16.04.1 LTSのisoイメージを書き込みました。Windows上でも作成できます。

2)LiveUSBでUbuntuを起動
LiveUSBをサーバーに取り付け、UEFI機能で起動ディスクに指定して起動します。当方のサーバーはBIOS起動していたので、予めUEFI起動に切り替えた上でLiveUSBでの起動指定を行いました。

Ubuntu起動画面で「Ubuntuを試用する」を選ぶと、UbuntuがRAM上に展開されて起動します。英語モードで起動するので、キーボードも英語モードで認識されます。

3)LiveUSBでSSD/HDDのヘルスチェックをする
ディスクアクセス速度を測ることでディスクの状態を確認します。

ディスクの一覧を取得します。起動したUbuntuが自動検出したディスクの情報が表示されます。
$ sudo fdisk -l
...省略
Disk /dev/sda: 55.9 GiB, 60022480896 bytes, 117231408 sectors
Units: sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disklabel type: dos
Disk identifier: 0x00000000

Device Boot Start End Sectors Size Id Type
/dev/sda1 * 16065 46893734 46877670 22.4G bf Solaris
/dev/sda2 46893735 82060019 35166285 16.8G bf Solaris
/dev/sda3 82060020 90253169 8193150 3.9G bf Solaris
/dev/sda4 90253170 117210239 26957070 12.9G 62 unknown
...省略

上記ディスク情報でテスト対象のディスクデバイスを確認し、アクセス速度を測ります。
上記のようにOSがLinuxでない場合でも問題ありません。

$ sudo hdparm -tT /dev/sda

/dev/sda:
Timing cached reads: 11206 MB in 2.00 seconds = 5611.12 MB/sec
Timing buffered disk reads: 392 MB in 3.01 seconds = 130.12 MB/sec
$

4)善し悪しの判断
ディスクのアクセス速度は、測定の度に異なり、何度か測ることで概ねの速度を知ることができます。アクセス速度は、接続規格、ディスクの性能で大きく異なります。
様々なディスクを測定して、傾向を知っていれば、ディスクのアクセス速度が極端に遅い場合は、ディスクの故障を知ることができます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Shuttle製PCのオンボードLAN/JMC250をLinux/Ubuntuで認識させるには

2015-09-07 11:16:37 | Linux/Android
匠技術研究所
Shuttle製PCのオンボードLAN/JMC250をLinux/Ubuntuで認識させるには


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「Shuttle製PCのオンボードLAN/JMC250をLinux/Ubuntuで認識させるには」の巻きです。

Shuttle製小型PCには、ファンレスのバージョンがあり、長時間の連続運用に適しています。その関係でLinuxBOXとして、たくさん使っており、安定稼働しています。

Shuttle PCの一部は、LANのチップセットに
JMC250 PCI Express Gigabit Ethernet Controller
を使用しています。

このチップセットはOS起動時にインターフェイスを"eth0"のようにrenameした認識ができません。そのためOSインストール時に”LANインターフェイスが見つからない”とメッセージがでます。Ubuntu 14.04.3ではドライバーはありますが、eth0に見えないのでOSインストーラーが探すことができない様に見えます。

Ubuntu 12.04を含めて、これまではOSインストールを簡易に済ませるために「USB-LANアダプター」を利用してきました。電源投入間にUSB-LANアダプターを挿し、OSインストーラーを起動するとeth0として認識します。あとは、通常の手順でインストールを進めます。

今回は、Ubuntu Server 14.04.3 LTSを同様の方法でインストールしました。OSインストール完了後、OSアップデートを実施後再起動。オンボードのLANインターフェイスを確認すると
/dev/p1p1
で認識されています。

このインターフェイスのOS起動時設定を以下の通り作ります。
再起動すると、以下の通りDHCPでアドレスをもらいました。
これで、オンボードLANのみで継続して利用することができます。

root@ubuntu:~# cat /etc/network/interfaces
auto lo
iface lo inet loopback

auto p1p1
iface p1p1 inet dhcp

root@ubuntu:~# ifconfig -a
lo Link encap:ローカルループバック
inetアドレス:127.0.0.1 マスク:255.0.0.0
inet6アドレス: ::1/128 範囲:ホスト
UP LOOPBACK RUNNING MTU:65536 メトリック:1
RXパケット:32 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:32 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:0
RXバイト:6382 (6.3 KB) TXバイト:6382 (6.3 KB)

p1p1 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス 80:ee:73:31:51:99
inetアドレス:192.168.123.49 ブロードキャスト:192.168.123.255 マスク:255.255.255.0
inet6アドレス: fe80::82ee:73ff:fe31:5199/64 範囲:リンク
inet6アドレス: 2408:211:da4:9610:82ee:73ff:fe31:5199/64 範囲:グローバル
UP BROADCAST RUNNING MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:10152 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:1682 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:4558543 (4.5 MB) TXバイト:216105 (216.1 KB)
割り込み:29

wlan0 Link encap:イーサネット ハードウェアアドレス e0:91:53:6f:3a:f9
BROADCAST MULTICAST MTU:1500 メトリック:1
RXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 フレーム:0
TXパケット:0 エラー:0 損失:0 オーバラン:0 キャリア:0
衝突(Collisions):0 TXキュー長:1000
RXバイト:0 (0.0 B) TXバイト:0 (0.0 B)

root@ubuntu:~#

■OS環境
root@ubuntu:~# uname -a
Linux ubuntu 3.19.0-25-generic #26~14.04.1-Ubuntu SMP Fri Jul 24 21:16:20 UTC 2015 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
root@ubuntu:~# lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 14.04.3 LTS
Release: 14.04
Codename: trusty
root@ubuntu:~#

root@ubuntu:~# lshw -short
H/W path Device Class Description
===================================================
system To be filled by O.E.M. (To be filled by O.E.M.)
/0 bus XS36V
/0/0 memory 64KiB BIOS
/0/4 processor Intel(R) Atom(TM) CPU D2700 @ 2.13GHz
/0/4/5 memory 24KiB L1 cache
/0/4/6 memory 512KiB L2 cache
/0/28 memory 1GiB System Memory
/0/28/0 memory SODIMM [empty]
/0/28/1 memory 1GiB SODIMM DDR3 Synchronous 1066 MHz (0.9 ns)
/0/100 bridge Atom Processor D2xxx/N2xxx DRAM Controller
/0/100/2 display Atom Processor D2xxx/N2xxx Integrated Graphics Controller
/0/100/1b multimedia NM10/ICH7 Family High Definition Audio Controller
/0/100/1c bridge NM10/ICH7 Family PCI Express Port 1
/0/100/1c.1 bridge NM10/ICH7 Family PCI Express Port 2
/0/100/1c.1/0 generic SD/MMC Host Controller
/0/100/1c.1/0.2 generic Standard SD Host Controller
/0/100/1c.1/0.3 generic MS Host Controller
/0/100/1c.1/0.5 p1p1 network JMC250 PCI Express Gigabit Ethernet Controller
/0/100/1c.3 bridge NM10/ICH7 Family PCI Express Port 4
/0/100/1c.3/0 wlan0 network RTL8188CE 802.11b/g/n WiFi Adapter
/0/100/1d bus NM10/ICH7 Family USB UHCI Controller #1
/0/100/1d.1 bus NM10/ICH7 Family USB UHCI Controller #2
/0/100/1d.2 bus NM10/ICH7 Family USB UHCI Controller #3
/0/100/1d.3 bus NM10/ICH7 Family USB UHCI Controller #4
/0/100/1d.7 bus NM10/ICH7 Family USB2 EHCI Controller
/0/100/1e bridge 82801 Mobile PCI Bridge
/0/100/1f bridge NM10 Family LPC Controller
/0/100/1f.2 storage NM10/ICH7 Family SATA Controller [AHCI mode]
/0/100/1f.3 bus NM10/ICH7 Family SMBus Controller
/0/1 scsi0 storage
/0/1/0.0.0 /dev/sda disk 60GB INTEL SSDSC2CT06
/0/1/0.0.0/1 /dev/sda1 volume 51GiB Linux filesystem partition
/0/1/0.0.0/2 /dev/sda2 volume 4082MiB Extended partition
/0/1/0.0.0/2/5 /dev/sda5 volume 4082MiB Linux swap / Solaris partition
root@ubuntu:~#
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

OpenZFSは素晴らしい-うっかり消した70Gを一瞬で復旧

2015-08-13 21:12:54 | 社内システム運用記
匠技術研究所
OpenZFSは素晴らしい-うっかり消した70Gを一瞬で復旧


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「OpenZFSは素晴らしい-うっかり消した70Gを一瞬で復旧」です。

匠技術研究所ではOpenZFSの実用実装に取り組んでいます。OpenZFSとは、OpenSolarisに実装されたZFSファイルシステムを源流とするオープンソースの新世代ファイルシステムです。もうだいぶん前ですが、OpenSolarisのZFSでWindows用のファイルサーバーを構築し、納品したことがありました。堅牢で利用終了まで4年ほどでしょうか、ノントラブルで動きました。今はOpenZFSをLinux上に実装した、zfsonlinux.orgの成果を活用しており、ファイルサーバーのバックエンドとして利用を開始しています。

ZFSにして何が良いかというと、大容量バックアップがスナップショット(snapshot)で簡単かつ極短時間にできることです。そして、スナップショットを撮った状態に「簡単かつ短時間に戻す」ことができます。これは、素晴らしいことです。

ファイルサーバーで、外部ディスクにバックアップを取っています。外部ディスクに元データをコピーする段階で、外部ディスク側のディレクトリ指定を間違い、一つ深い階層にコピーをしていました。

/zback/cbk/dir/...

/zback/cbk/dir/dir/...

の形です。

実は、ここに正しい階層関係で差分バックアップを試みたところ「どんどん書き込む」ので「間違った!」と思ってみたところ、

$ ls /zback/cbk/dir
shares
dir

のように、正しいsharesと間違ったdirが見えたのです。差分バックアップ時に「階層の指定を間違ったな」と思い、

$ rm -r dir

を実行。

すぐ終わるはずが終わりません。「USB2.0だし時間がかかっているな」と思い込み、しばらくしてからdfで容量を確認すると、すでに60Gほど少なくなっています。「あれれっ!そんなに消えるはずがない。間違った、こっちが本当のバックアップだった」と、210Gほどのバックアップ領域が140Gに減っていました。
どこまで消したか判らないので「全部消して作り直す」ことも考えました。昨日のコピーに要した時間を考えると「一晩かかる」ことになります。このときはZFSであることを忘れており、時間を短縮するには「rsyncによる上書き復旧」くらいしか思いつかなったのです。

ふと「バックアップコピー完了時にスナップショットを撮ったな」と「スナップショット」を思い出しました。「スナップショットの時点に戻れば、重ね書きの前の状態なのでむしろ好都合」です。「ロールバックしてみよう」。「ロールバック」とは、ファイルシステムをスナップショットを撮った時点に戻す機能です。

「消すのにあれだけ時間がかかったので、ロールバックも時間がかかるだろうなぁ」と思いつつ、コマンドを打つと「あっ!」。「じんわり実行した程度の時間」1~2数秒で復旧しました。びっくりです。

これまで、小さな試験環境で試していたロールバック機能ですが、今回のように210Gから70Gほど失い、おおよそ1/3ほどファイルを失っても「ほんの数秒」で回復することができました。これはLinux/ext4など従来型のファイルシステムでは想像もつかないことです。素晴らしい!

ZFSはスナップショット取得後の、自身の変更履歴を保持しています。そのため、今回のように「うっかり消しても」内部的に「こっそり持っている」のです。ロールバックはこっそり持っている部分を見えるようにする機能なので、復旧も一瞬だったのです。まさにZFSのスナップショットの良さが判る経験でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Linux/UbuntuのsmartctlでS.M.A.R.T.対応HDD/SSDの診断情報を表示する

2015-04-19 15:34:33 | 社内システム運用記
匠技術研究所
Linux/UbuntuのsmartctlでS.M.A.R.T.対応HDD/SSDの診断情報を表示する


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「Linux/UbuntuのsmartctlでS.M.A.R.T.対応HDD/SSDの診断情報を表示する」です。

ハードディスク(HDD)やSSDはS.M.A.R.T.と呼ぶ仕組みで、自己診断用のデーターを持っています。このデーターを読み取ることで、HDDやSSDの、いわゆる健康状態を知ることができ、稼働停止への備えができます。

Linuxでもsmartctlコマンドで、HDDやSSDのS.M.A.R.T.情報を読み出すことができます。SATA接続とPCIe-SSD(SATAではない)、USB-DVDドライブ接続で動作を確認しています。

以下、このブログでは等幅フォントの指定ができないので、コマンドの実行結果の部分が乱れています。メモ帳などにコピーし、等幅フォントで見ると見やすくなります。

■Ubuntuでのsmartctlのインストール
UbuntuにS.M.A.R.T.情報にアクセスするコマンドをインストールします。Ubuntuの場合はsmartmontoolsとして配布されています。

$ sudo apt-get install smartmontools

■Linux/Ubuntuにつながっているディスクを確認する
起動中のLinuxが認識しているディスクを確認します。今回のシステムには、

/dev/sda = 2T HDD / SATA
/dev/sdb = 2T HDD / SATA
/dev/sdc = 128G SSD / PCIe-SSD

が認識されています。

確認方法は以下の二つの方法があります。

$ sudo lshw -short | grep disk
/0/1/0.0.0 /dev/sda disk 2TB WDC WD20EARX-00P
/0/2/0.0.0 /dev/sdb disk 2TB WDC WD20EARS-00S
/0/3/0.0.0 /dev/sdc disk 128GB PLEXTOR PX-AG128
/0/5/0.0.0 /dev/cdrom disk CDDVDW SN-208BB

$ sudo fdisk -l
Disk /dev/sda: 2000.4 GB, 2000398934016 bytes
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 243201, 合計 3907029168 セクタ
Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 4096 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 4096 バイト / 4096 バイト
ディスク識別子: 0x9b3ee2a1

ディスク /dev/sda は正常なパーティションテーブルを含んでいません

Disk /dev/sdb: 2000.4 GB, 2000397852160 bytes
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 243201, 合計 3907027055 セクタ
Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク識別子: 0x817a829d

ディスク /dev/sdb は正常なパーティションテーブルを含んでいません

Disk /dev/sdc: 128.0 GB, 128035676160 bytes
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 15566, 合計 250069680 セクタ
Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク識別子: 0x00028447

デバイス ブート 始点 終点 ブロック Id システム
/dev/sdc1 * 2048 234346495 117172224 83 Linux
/dev/sdc2 234348542 250068991 7860225 5 拡張領域
/dev/sdc5 234348544 250068991 7860224 82 Linux スワップ / Solaris
$

■S.M.A.R.T.機能の動作を確認し、稼働状態にする
S.M.A.R.T.の情報を取得してみます。S.M.A.R.T.の情報収集機能を使うか否かの設定は、HDD/SSD側にあり、Linuxの場合はsmartctlコマンドで操作します。

1)smartctlコマンドを実行して"Disabled"と応答
とりあえず、様子見でコマンドを実行してみます。
samrtctl -s on /dev/sdaを実行して"enable"にするよう促されました。

$ sudo smartctl -A /dev/sda
smartctl 6.2 2013-07-26 r3841 [x86_64-linux-3.13.0-49-lowlatency] (local build)
Copyright (C) 2002-13, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

SMART Disabled. Use option -s with argument 'on' to enable it.
(override with '-T permissive' option)

2)S.M.A.R.T.を"enable"にする
smartctlでS.M.A.R.T.情報を読み取れるように設定します。

$ sudo smartctl -s on /dev/sda
smartctl 6.2 2013-07-26 r3841 [x86_64-linux-3.13.0-49-lowlatency] (local build)
Copyright (C) 2002-13, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF ENABLE/DISABLE COMMANDS SECTION ===
SMART Enabled.

3)S.M.A.R.T.情報の機器情報を読みとる
smartctlでS.M.A.R.T.情報の機器情報を読みとります。
smartctl -iでディスクのハードウエア情報を表示することができます。
ハードディスクのメーカー、種類、シリアル番号、容量、通信仕様などが表示されています。以下の表示ではSATAのリンク種別(3G,6G)と現在のリンク速度(3G)が判ります。

$ sudo smartctl -i /dev/sda
smartctl 6.2 2013-07-26 r3841 [x86_64-linux-3.13.0-49-lowlatency] (local build)
Copyright (C) 2002-13, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF INFORMATION SECTION ===
Model Family: Western Digital Caviar Green (AF, SATA 6Gb/s)
Device Model: WDC WD20EARX-00PASB0
Serial Number: WD-WCAZAF410282
LU WWN Device Id: 5 0014ee 2072fe995
Firmware Version: 51.0AB51
User Capacity: 2,000,398,934,016 bytes [2.00 TB]
Sector Sizes: 512 bytes logical, 4096 bytes physical
Device is: In smartctl database [for details use: -P show]
ATA Version is: ATA8-ACS (minor revision not indicated)
SATA Version is: SATA 3.0, 6.0 Gb/s (current: 3.0 Gb/s)
Local Time is: Sun Apr 19 05:30:06 2015 JST
SMART support is: Available - device has SMART capability.
SMART support is: Enabled

4)S.M.A.R.T.情報の全部の情報を読み取る
smartctlでS.M.A.R.T.情報の全部の情報を読み取ります。
$ sudo smartctl -a /dev/sda
smartctl 6.2 2013-07-26 r3841 [x86_64-linux-3.13.0-49-lowlatency] (local build)
Copyright (C) 2002-13, Bruce Allen, Christian Franke, www.smartmontools.org

=== START OF INFORMATION SECTION ===
Model Family: Western Digital Caviar Green (AF, SATA 6Gb/s)
Device Model: WDC WD20EARX-00PASB0
Serial Number: WD-WCAZAF410282
LU WWN Device Id: 5 0014ee 2072fe995
Firmware Version: 51.0AB51
User Capacity: 2,000,398,934,016 bytes [2.00 TB]
Sector Sizes: 512 bytes logical, 4096 bytes physical
Device is: In smartctl database [for details use: -P show]
ATA Version is: ATA8-ACS (minor revision not indicated)
SATA Version is: SATA 3.0, 6.0 Gb/s (current: 3.0 Gb/s)
Local Time is: Sun Apr 19 14:35:53 2015 JST
SMART support is: Available - device has SMART capability.
SMART support is: Enabled

=== START OF READ SMART DATA SECTION ===
SMART overall-health self-assessment test result: PASSED

General SMART Values:
Offline data collection status: (0x82) Offline data collection activity
was completed without error.
Auto Offline Data Collection: Enabled.
Self-test execution status: ( 0) The previous self-test routine completed
without error or no self-test has ever
been run.
Total time to complete Offline
data collection: (37980) seconds.
Offline data collection
capabilities: (0x7b) SMART execute Offline immediate.
Auto Offline data collection on/off support.
Suspend Offline collection upon new
command.
Offline surface scan supported.
Self-test supported.
Conveyance Self-test supported.
Selective Self-test supported.
SMART capabilities: (0x0003) Saves SMART data before entering
power-saving mode.
Supports SMART auto save timer.
Error logging capability: (0x01) Error logging supported.
General Purpose Logging supported.
Short self-test routine
recommended polling time: ( 2) minutes.
Extended self-test routine
recommended polling time: ( 366) minutes.
Conveyance self-test routine
recommended polling time: ( 5) minutes.
SCT capabilities: (0x3035) SCT Status supported.
SCT Feature Control supported.
SCT Data Table supported.

SMART Attributes Data Structure revision number: 16
Vendor Specific SMART Attributes with Thresholds:
ID# ATTRIBUTE_NAME FLAG VALUE WORST THRESH TYPE UPDATED WHEN_FAILED RAW_VALUE
1 Raw_Read_Error_Rate 0x002f 200 200 051 Pre-fail Always - 0
3 Spin_Up_Time 0x0027 182 170 021 Pre-fail Always - 5900
4 Start_Stop_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 30
5 Reallocated_Sector_Ct 0x0033 200 200 140 Pre-fail Always - 0
7 Seek_Error_Rate 0x002e 200 200 000 Old_age Always - 0
9 Power_On_Hours 0x0032 087 087 000 Old_age Always - 9832
10 Spin_Retry_Count 0x0032 100 253 000 Old_age Always - 0
11 Calibration_Retry_Count 0x0032 100 253 000 Old_age Always - 0
12 Power_Cycle_Count 0x0032 100 100 000 Old_age Always - 30
192 Power-Off_Retract_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 22
193 Load_Cycle_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 1356
194 Temperature_Celsius 0x0022 115 094 000 Old_age Always - 35
196 Reallocated_Event_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 0
197 Current_Pending_Sector 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 0
198 Offline_Uncorrectable 0x0030 200 200 000 Old_age Offline - 0
199 UDMA_CRC_Error_Count 0x0032 200 200 000 Old_age Always - 0
200 Multi_Zone_Error_Rate 0x0008 200 200 000 Old_age Offline - 0

SMART Error Log Version: 1
No Errors Logged

SMART Self-test log structure revision number 1
No self-tests have been logged. [To run self-tests, use: smartctl -t]


SMART Selective self-test log data structure revision number 1
SPAN MIN_LBA MAX_LBA CURRENT_TEST_STATUS
1 0 0 Not_testing
2 0 0 Not_testing
3 0 0 Not_testing
4 0 0 Not_testing
5 0 0 Not_testing
Selective self-test flags (0x0):
After scanning selected spans, do NOT read-scan remainder of disk.
If Selective self-test is pending on power-up, resume after 0 minute delay.

以上です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Linux/UbuntuStudio日本語デスクトップでの実用利用に必要なメモリー(RAM)容量

2015-02-19 06:28:32 | システム開発
匠技術研究所
Linux/UbuntuStudio日本語デスクトップでの実用利用に必要なメモリー(RAM)容量


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「Linux/UbuntuStudio日本語デスクトップでの実用利用に必要なメモリー(RAM)容量」です。

私の家族用UbuntuStudio日本語デスクトップのハードウエア仕様は以下のとおりです。
このブログも、そのPCで書いて、投稿したものです。

CPU:Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7250
RAM:2G (SODIMM DDR2 667 MHz (1.5 ns))
SSD:40GB INTEL SSDSA2M040

にて、以下の利用内容で実用的に動いています。

- ネット検索
- Youtube
- Webゲーム
- テキスト原稿作成
- PDF表示
- らじるらじる(NHKオンラインラジオ)
- radiko(民放オンラインラジオ)

RAM(メモリー)の使用状況を確認すると、以下の様子です。

$ uptime
05:59:12 up 2:21, 2 users, load average: 0.02, 0.08, 0.21

$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 2041016 1130384 910632 49560 95164 477168
-/+ buffers/cache: 558052 1482964
Swap: 1038332 188 1038144

これをみると、Swapを若干使っており、2GのRAMでは足りないことがあったようです。今は、テキスト原稿を書きながら、上記データーを取った時点では1G弱の余裕があるので、十分に余裕があります。

日本語デスクトップを使っている際にメモリー消費量のリアルタイム表示を行っていますが、ブラウザが一番RAM(メモリー)を消費し、タブを開くと消費量は増えていきます。実際に見えているのは一画面なので「不要なものを閉じる」ことでRAM消費量が抑えられ、特段問題なく使うことができます。

これから、ブログ記事を投稿するのでブラウザを立ち上げます。

$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 2041016 1250120 790896 58704 95972 495856
-/+ buffers/cache: 658292 1382724
Swap: 1038332 188 1038144
tanipro@tanipro:~$

120MほどRAM(メモリー)が消費されました。タブの枚数が少なければ十分実用的です。
ブログを投稿する為に必要なタブを4枚表示したところです。

$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 2041016 1418872 622144 74412 97104 519648
-/+ buffers/cache: 802120 1238896
Swap: 1038332 188 1038144
tanipro@tanipro:~$

150MほどRAM(メモリー)が追加で消費されました。ブラウザで概ね270MのRAMを使っています。全体で1.4GのRAMを消費しています。このように、Linux/UbuntuStudioでは、実用利用できる最小のRAM(メモリー)は2Gと考えて良いと思います。

では、この記事を投稿します。

---参考

tanipro@tanipro:~$ sudo lshw -short
H/W path デバイス クラス 詳細
================================================
system dynabook Satellite J71 200E/5 (0000000000)
/0 bus Portable PC
/0/0 memory 96KiB BIOS
/0/4 processor Intel(R) Core(TM)2 Duo CPU T7250 @ 2.00GHz
/0/4/12 memory 128KiB L1 キャッシュ
/0/4/13 memory 2MiB L2 キャッシュ
/0/81 memory 2GiB システムメモリー
/0/81/0 memory 1GiB SODIMM DDR2 同期 667 MHz (1.5 ns)
/0/81/1 memory 1GiB SODIMM DDR2 同期 667 MHz (1.5 ns)
/0/100 bridge Mobile PM965/GM965/GL960 Memory Controller Hub
/0/100/2 display Mobile GM965/GL960 Integrated Graphics Controller (primary)
/0/100/2.1 display Mobile GM965/GL960 Integrated Graphics Controller (secondary)
/0/100/19 eth0 network 82566MC Gigabit Network Connection
/0/100/1a bus 82801H (ICH8 Family) USB UHCI Controller #4
/0/100/1a.1 bus 82801H (ICH8 Family) USB UHCI Controller #5
/0/100/1a.7 bus 82801H (ICH8 Family) USB2 EHCI Controller #2
/0/100/1b multimedia 82801H (ICH8 Family) HD Audio Controller
/0/100/1c bridge 82801H (ICH8 Family) PCI Express Port 1
/0/100/1d bus 82801H (ICH8 Family) USB UHCI Controller #1
/0/100/1d.1 bus 82801H (ICH8 Family) USB UHCI Controller #2
/0/100/1d.2 bus 82801H (ICH8 Family) USB UHCI Controller #3
/0/100/1d.7 bus 82801H (ICH8 Family) USB2 EHCI Controller #1
/0/100/1e bridge 82801 Mobile PCI Bridge
/0/100/1e/3 bridge PCI1520 PC card Cardbus Controller
/0/100/1e/3.1 bridge PCI1520 PC card Cardbus Controller
/0/100/1f bridge 82801HM (ICH8M) LPC Interface Controller
/0/100/1f.1 storage 82801HM/HEM (ICH8M/ICH8M-E) IDE Controller
/0/100/1f.2 storage 82801HM/HEM (ICH8M/ICH8M-E) SATA Controller [AHCI mode]
/0/1 scsi0 storage
/0/1/0.0.0 /dev/cdrom disk DVD-RAM UJ-850S
/0/2 scsi2 storage
/0/2/0.0.0 /dev/sda disk 40GB INTEL SSDSA2M040
/0/2/0.0.0/1 /dev/sda1 volume 36GiB EXT4ボリューム
/0/2/0.0.0/2 /dev/sda2 volume 1014MiB Extended partition
/0/2/0.0.0/2/5 /dev/sda5 volume 1014MiB Linux swap / Solaris partition
/1 power LP622E
/2 wlan0 network 無線インターフェース
tanipro@tanipro:~$
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Linux/Ubuntu日本語デスクトップが実用的に動くスペック

2015-01-27 08:37:31 | Linux日本語デスクトップ
匠技術研究所
Linux/Ubuntu日本語デスクトップが実用的に動くスペック


いつもアクセスありがとうございます。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は「Linux/Ubuntu日本語デスクトップが実用的に動くスペック」を紹介します。

手元のWindows XPが入っていた古いパソコンにLinux/Ubuntu 14.04.1 LTSを入れてみました。スペックは以下のとおりです。Linux/Ubuntu 14.04.1 LTSは内臓のハードディスクにインストールしています。

日本語ディスクトップは立ち上がります。しかしながら、日本語デスクトップのウインドウの起動や移動は反応が遅く、とても実用的とは思えません。日本語入力も使うことができています。この記事もその上で作っています。ただ、動作は遅くタイプの遅い私には、日本語入力も実用的ですが、多くの方がこれでは実用的に利用できないと思います。

以下のスペックより、性能の良いPCを使わないと日本語デスクトップを実用的に使えないという実例として参考にしてください。

takumi@taksol:~$ free
total used free shared buffers cached
Mem: 1273256 1115328 157928 9632 43404 398880
-/+ buffers/cache: 673044 600212
Swap: 1306620 1436 1305184
takumi@taksol:~$

takumi@taksol:~$ sudo lshw -short
H/W path デバイス クラス 詳細
================================================
system FMVXDTF72C ()
/0 bus J971B2
/0/0 memory 110KiB BIOS
/0/4 processor Intel(R) Celeron(R) CPU 420 @ 1.60GHz
/0/4/5 memory 32KiB L1 キャッシュ
/0/4/6 memory 512KiB L2 キャッシュ
/0/1f memory 1536MiB システムメモリー
/0/1f/0 memory 512MiB DIMM DDR2 同期 667 MHz (1.5 ns)
/0/1f/1 memory 1GiB DIMM DDR2 同期 667 MHz (1.5 ns)
/0/100 bridge 671MX
/0/100/1 bridge AGP Port (virtual PCI-to-PCI bridge)
/0/100/1/0 display 771/671 PCIE VGA Display Adapter
/0/100/2 bridge SiS968 [MuTIOL Media IO]
/0/100/2.5 storage 5513 IDE Controller
/0/100/3 bus USB 1.1 Controller
/0/100/3.1 bus USB 1.1 Controller
/0/100/3.3 bus USB 2.0 Controller
/0/100/5 storage SATA Controller / IDE mode
/0/100/6 bridge PCI-to-PCI bridge
/0/100/6/0 eth0 network NetLink BCM5786 Gigabit Ethernet PCI Express
/0/100/f multimedia Azalia Audio Controller
/0/1 scsi0 storage
/0/1/0.0.0 /dev/cdrom disk DVDRAM_GSA-H40N
/0/2 scsi2 storage
/0/2/0.0.0 /dev/sda disk 80GB ST380815AS
/0/2/0.0.0/1 /dev/sda1 volume 73GiB EXT4ボリューム
/0/2/0.0.0/2 /dev/sda2 volume 1276MiB Extended partition
/0/2/0.0.0/2/5 /dev/sda5 volume 1276MiB Linux swap / Solaris partition
takumi@taksol:~$

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ZFS on Linux 0.6.3の評価を始めました-ZFSが必要な訳

2014-06-21 09:53:40 | Linux
匠技術研究所
ZFS on Linux 0.6.3の評価を始めました-ZFSが必要な訳


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は、今週は「ZFS on Linux」の評価に取り組んできたことを紹介します。

ZFS on LinuxはOpenSolarisでオープンソースで開発されていた新設計のファイルシステムです。コンピューターはファイルシステム上に様々なファイルを作り、変更し、削除します。ファイルシステムは、コンピューターを支える基盤技術で、これなしではコンピューターが情報を保管することはできません。

ファイルシステムは情報保護の観点から、ほとんどの場合「実績のある仕組み」と「デフォルトで設定されるもの」を選択し、敢えて冒険はしません。一方、長期間にわたり、使い続けられたファイルシステムは、地道な不具合修正と改良が繰り返され「安定度」の面では比類のないものに育っています。いわゆる「枯れた」システムです。

この10年ほどで、企業内に蓄積される情報は、驚くほど多くなりました。そのきっかけは「写真」「ビデオ」などの高精細化に伴うファイ容量の増大です。そのため「GB(ギガバイト)」から「TB(テラバイト)」のディスクが当たり前の時代で、USBメモリーで128GB、SSDで512G、ハードディスクでは4TBが一般利用でも入手可能な価格になっています。

数百GBのデーターをコピーしたり、移動させたりするには思いのほか時間がかかります。中小企業のファイルサーバーは、TB級を備えることが当たり前の時代です。しかしながら、そのバックアップには時間がかかります。バックアップの容量を減らすために「差分バックアップ」を行いますが、これもまた大変です。「バックアップすべきデーターを探し出す」には、ファイルの変更時刻を見て、前回のバックアップから変更があることを確認することから、全ファイルの変更時間の情報を突き合わせます。ディスク容量が増え、保存してあるファイル数が多くなれば多くなるほど時間の突き合わせに時間がかかり、やがて更新ファイルを見つけてコピーすることが一日を超えます。そうなると、バックアップそのものが成り立たなくなります。

また、Linuxのext4ファイルシステムではディスクやファイルシステムの障害が発生すると、ハードディスク上の論理整合性を確認し、障害があれば修復するプログラムfsckを走らせます。最近の大容量ディスク全体で詳細なチェックを実行すると、とても長い時間がかかり、実用性に疑問を感じます。

このような背景から、歴史的なファイルシステムを使いつつ、大容量のファイルサーバーやバックアップのシステムを構成することは、もはやできない時代になっています。そのため、バックアップに適した機能を備えるファイルシステムを基にした、ファイルサーバーが必須になります。

匠技術研究所ではOpenSolarisに実装されたZFSに着目し、試用を繰り返してきました。OpenSolarisプロジェクトの停止後は、illumosを核とするOpenIndiana、SmartOS、OmniOS等と併せてzfsonlinuxを試用しています。

ZFSは2000年に入り設計・開発されたファイルシステムで、スナップショットの取得や、その保管、保管データーからの復旧を行うことができます。スナップショットは、バックアップと似ていますが非なるものです。ZFSはスナップショットを使って、効率よくバックアップを行うことができる機能まで含んでいます。新開発なので、操作コマンドも解りやすくシンプルです。

Linux上のZFS実装は2013年1月にzfsonlinux/0.6.1がリリースされ「プロダクションレベルに達した」とアナウンスがありました。その後8月に0.6.2がリリース、この6月には0.6.3がリリースとなり、0.6.1から547ものソフトおよびドキュメント等の不具合修正が行われました。これは利用者が増え、不具合の洗い出しが進んだことによるものだと考えられます。

匠技術研究所では、社内ファイルサーバーやバックアップサーバーのZFS化に取り組んでいます。引き続き、紹介していきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Ubuntu Studio 14.04 LTS-デフォルト設定でも高品質の動画再生

2014-06-09 06:41:51 | Linux日本語デスクトップ
匠技術研究所
Ubuntu Studio 14.04 LTS-デフォルト設定でも高品質の動画再生


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今日は「Ubuntu Studio 14.04 LTS」をインストール直後のデフォルト設定の状態でも高品質の動画再生ができることを紹介します。

私のワークステーションは、インストール時に自動設定されたオープンソースのドライバーで動作します。インストール時のハードウエアの自動検出によるデフォルト設定は、NVIDIAが提供するクローズドソースのドライバーは使いません。

デュアル・ディスプレイですが、インストール直後はミラー表示されます。この状態で、Youtubeの表示をHDモードにし、FullHDモニターで全画面表示することができます。これまで経験のないほど、美しく再生することができました。画質と主に音声もUSB-DAC経由での再生が素晴らしく、360pでの動画再生でも、明らかに高画質、高音質で再生することができます。

CPU負荷も概ね30%程度以下で推移するので、画像再生中に他の操作をしても、コマ落ちや音飛びなどの影響を感じることはありません。動画を再生しながら、ブラウザでドキュメントを調べ、テキスト原稿を作ったり、キャプチャした画像をGIMPで加工したりしてもストレスを感じることはありませんでした。

この高画質で、快適な動作環境の理由は、ハードウエアの良さで、2010年位の高級機のエントリーとでもいうハードウエアです。

LinuxはXP時代のハードウエアでも動きます。古いハードを再生するには一番よい方法で、私も一時流行ったNetBook PC/Atom機をLinux化しています。一方で、私は2世代ほど前の十分なハードウエア性能のPCを使い、十分なメモリーを搭載して日常のデスクトップ機として使うことをしています。このPCも、仕事を楽しむための環境として使います。

■主なハードスペック
CPU:Intel Core i5 CPU 670 @ 3.47GHz
RAM:12G
SSD:128G
Display:NVIDIA G94GL [Quadro FX 1800]
GDDR3 768MB (2 DisplayPort, 1 Dual Link DVI-I)
1 Display PortをDVI-I変換後、HDMIに再変換し1920x1200モニタへ
1 Dual Link DVI-IをHDMI変換し1920x1080モニタへ

■Ubuntu Studio 14.04 LTSの画面


■このPCのハードウエア情報
takumi@ubstudio:~$ sudo lshw -short
H/W path デバイス クラス 詳細
===================================================
system HP Z200 Workstation (VA206AV)
/0 bus 0B40h
/0/1 memory 128KiB BIOS
/0/5 processor Intel(R) Core(TM) i5 CPU 67
/0/5/6 memory 128KiB L1 キャッシュ
/0/5/7 memory 512KiB L2 キャッシュ
/0/5/8 memory 4MiB L3 キャッシュ
/0/3b memory システムメモリー
/0/3b/0 memory 2GiB DIMM DDR3 同期 1333 MHz (0.8
/0/3b/1 memory 4GiB DIMM DDR3 同期 1333 MHz (0.8
/0/3b/2 memory 2GiB DIMM DDR3 同期 1333 MHz (0.8
/0/3b/3 memory 4GiB DIMM DDR3 同期 1333 MHz (0.8
/0/3c memory フラッシュメモリー
/0/3c/0 memory 4MiB チップ FLASH 不揮発性
/0/0 memory
/0/2 memory
/0/100 bridge Core Processor DRAM Controller
/0/100/1 bridge Core Processor PCI Express x16 Root
/0/100/1/0 display G94GL [Quadro FX 1800]
/0/100/16 communication 5 Series/3400 Series Chipset HECI C
/0/100/16.3 communication 5 Series/3400 Series Chipset KT Con
/0/100/19 eth0 network 82578DM Gigabit Network Connection
/0/100/1a bus 5 Series/3400 Series Chipset USB2 E
/0/100/1b multimedia 5 Series/3400 Series Chipset High D
/0/100/1c bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Ex
/0/100/1c.4 bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Ex
/0/100/1c.4/0 bus uPD720201 USB 3.0 Host Controller
/0/100/1c.6 bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Ex
/0/100/1d bus 5 Series/3400 Series Chipset USB2 E
/0/100/1e bridge 82801 PCI Bridge
/0/100/1f bridge 3400 Series Chipset LPC Interface C
/0/100/1f.2 storage 82801 SATA Controller [RAID mode]
/0/101 bridge Core Processor QuickPath Architectu
/0/102 bridge Core Processor QuickPath Architectu
/0/103 bridge Core Processor QPI Link 0
/0/104 bridge Core Processor QPI Physical 0
/0/105 bridge Core Processor Reserved
/0/106 bridge Core Processor Reserved
/0/3 scsi0 storage
/0/3/0.0.0 /dev/sda disk 60GB OCZ VERTEX PLUS
/0/3/0.0.0/1 /dev/sda1 volume 44GiB EXT4ボリューム
/0/3/0.0.0/2 /dev/sda2 volume 11GiB Extended partition
/0/3/0.0.0/2/5 /dev/sda5 volume 11GiB Linux swap / Solaris partitio
/0/4 scsi1 storage
/0/4/0.0.0 /dev/cdrom disk DVD-RAM GH40L
takumi@ubstudio:~$
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MBRからGPTへの移行(1):大容量SSD/HDDでは何故MBRを捨てGPTで初期化するのか

2014-05-27 20:12:03 | Linux
匠技術研究所
MBRからGPTへの移行(1):大容量SSD/HDDでは何故MBRを捨てGPTで初期化するのか


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回から、Linuxのハードディスクや、SSD、それにUSBメモリーや、各種SDカード等を追加する手順をまとめます。初回では「何故MBRを捨てGPTで初期化するのか」を紹介します。

HDDの仲間にはSSD、USBメモリー、SDHC等様々なメモリーデバイスがあります。以下の記述では代表して「HDD」という言葉で説明します。

まず「MBR」や「GPT」とは何でしょうか?
これらはHDDの先頭に納められている「パーテーション・テーブル」を格納している場所の呼び名です。その場所の「形=フォーマット」は何種類もありますが、業界標準として、PCで使う「MBR」(DOS方式)と、Intelが定めMac OS Xで採用となり新しい業界標準として広まりつつある「GPT」が代表的です。MBRやGPTには、OSを起動するためのプログラムの位置や、ディスクがどのように分割されているかが記録されており、ここが壊れたら、一般的にはディスクにアクセスできなくなります。

「MBR = Master Boot Record」はまさに歴史的なフォーマットです。今のように一つのディスクが1T,2Tの容量になるとは、遙か未来のことと想像していた時代に考案されました。ところが、今や3T,4Tの時代です。MBRのフォーマットでは2T以上のディスクの位置の数字が大きすぎて、その数字を保存することができません。これでは困るのでGPTが登場しました。

「GPT = GUID Partition Table」では過去との互換性のためにMBRフォーマットの情報も保ちつつ遙かに大きな容量に対応できる、新たなフォーマットです。ディスクの安全性を高めるために、ディスクの変化によりGPTの内容が壊れていないことを確認するCRCチェックコードも持ちます。さらに、ディスクの先頭に加え、一番後ろの二カ所に記録されます。もしどちらかが壊れても、どちらかは読むことができるという案配です。

近年GPTを使うことができる基本ソフトが普及しています。ただ、各OS毎に対応状況が異なります。特に困るのは、フォーマット済みのディスクを異なる基本ソフトで使う時です。異なる基本ソフトではMBRおよびGPTの内容の解釈が異なり、そのままでは初期化すらできないこともあります。このような場合はMBRとGPTそのものを初期化し直すことになります。

GPTはある容量を超えたから使うのではなく、これからは小さな容量のディスクでも使った方が良いフォーマットです。しかしながらGPTを解釈できない機器、例えばデジカメなどもあることに注意が必要です。すなわち、MBRとGPT両方を使うことができる基本ソフトが一般化します。

私のLinux環境ではMBR対応は当然ながら、追加パッケージを導入することでGPTでディスクを初期化できるようになりました。

■Linuxでよく見かけるfdiskのGPT検出
LinuxではつながっているHDDの状況を確認するためにfdiskを使ってきた。以下の例では、fdiskコマンドはGPTを解釈できないため、GPTのディスクを検出した旨の"WARNIG"を表示している。

/dev/sdaはMBR。/dev/sdbはGPT。/dev/sdbはUSB接続の外付けHDDでGPTで初期化している。

taniyama@cinammon ~ $ sudo fdisk -l
[sudo] password for taniyama:

Disk /dev/sda: 128.0 GB, 128035676160 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 15566 cylinders, total 250069680 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x0002d385

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sda1 * 2048 225183743 112590848 83 Linux
/dev/sda2 225185790 250068991 12441601 5 Extended
/dev/sda5 225185792 250068991 12441600 82 Linux swap / Solaris

WARNING: GPT (GUID Partition Table) detected on '/dev/sdb'! The util fdisk doesn't support GPT. Use GNU Parted.


Disk /dev/sdb: 1000.2 GB, 1000204886016 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 121601 cylinders, total 1953525168 sectors
Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes
Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes
I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes
Disk identifier: 0x00000000

Device Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdb1 1 1953525167 976762583+ ee GPT
taniyama@cinammon ~ $

■Linuxでgdisk -l
fdiskではGPTを作ることができないので、gdiskをインストールして/dev/sdbをGPTで初期化した。
gdiskはGPTを操作するコマンドの一つ。
gdisk -l デバイス名
で各ディスクのパーティション情報を表示した。/dev/sdaはMBR。/dev/sdbはGPT。

taniyama@cinammon ~ $ sudo gdisk -l /dev/sda
GPT fdisk (gdisk) version 0.8.5

Partition table scan:
MBR: MBR only
BSD: not present
APM: not present
GPT: not present


***************************************************************
Found invalid GPT and valid MBR; converting MBR to GPT format.
***************************************************************

Disk /dev/sda: 250069680 sectors, 119.2 GiB
Logical sector size: 512 bytes
Disk identifier (GUID): 6DBDC779-B197-43A7-B3C5-8F4D62EC9920
Partition table holds up to 128 entries
First usable sector is 34, last usable sector is 250069646
Partitions will be aligned on 2048-sector boundaries
Total free space is 4717 sectors (2.3 MiB)

Number Start (sector) End (sector) Size Code Name
1 2048 225183743 107.4 GiB 8300 Linux filesystem
5 225185792 250068991 11.9 GiB 8200 Linux swap

taniyama@cinammon ~ $ sudo gdisk -l /dev/sdb
GPT fdisk (gdisk) version 0.8.5

Partition table scan:
MBR: protective
BSD: not present
APM: not present
GPT: present

Found valid GPT with protective MBR; using GPT.
Disk /dev/sdb: 1953525168 sectors, 931.5 GiB
Logical sector size: 512 bytes
Disk identifier (GUID): 044C1492-0729-43D7-9E0E-04BD47CAD3FD
Partition table holds up to 128 entries
First usable sector is 34, last usable sector is 1953525134
Partitions will be aligned on 2048-sector boundaries
Total free space is 3437 sectors (1.7 MiB)

Number Start (sector) End (sector) Size Code Name
1 2048 1953523711 931.5 GiB 8300 primary
taniyama@cinammon ~ $


続く。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Ubuntu Studio 14.04 LTSインストールの準備

2014-04-19 11:21:54 | Linux日本語デスクトップ
匠技術研究所
Ubuntu Studio 14.04 LTSインストールの準備


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
前回に続き、今回は、Ubuntu Studio 14.04 LTSインストールの準備です。


今回UbuntuをインストールするPCは、私の手元に来た時にはHDDが取り外されOS/基本ソフトの無い状態でした。そこでLinuxをインストールするために128G程のSSDを接続し、テストを兼ねて何種類かのLinuxをインストールし試してきました。今はこのブログでも紹介したLinux Mint Debian Edition 201403 + nVIDIA Display Driverで動いています。

Ubuntu Studio 14.04 LTSのインストールはDVDかUSBメモリーから行います。私は慣行としてDVDを使っています。インストールを始める前に、まずはLiveDVDでUbuntu 14.04 LTSを起動して、ハードウエアとの整合性を確認します。一般に難しさはありませんが、PCによっては起動初期に、起動ディスクをDVDと指定する必要があります。 同様のことはBIOS設定でも可能です。

LiveDVDで起動すると最初に
1.言語を選択
2.試用かインストールかの選択で「試用」を選択

すると、しばらくもぞもぞと動いてデスクトップ画面が出てきます。私の環境はデュアル・ディスプレイなのですが、LiveCDはディスプレイ2枚を自動検出して、デフォルトで両方を利用できる状態でした。インストール時にトラブルになりやすいディスプレイの設定が自動で行われました。

Ubuntu StudioのデスクトップはXfceを基にした、シンプルで使いやすいものになっています。
Lowlatency Kernelの採用で、応答性能が向上しており、マルチメディア系アプリケーションの精度も上がります。今夜、インストールして利用感をお知らせします。


クリックで拡大


■起動しているUbuntu(基本ソフト)のバージョンを確認
Linux kernelがLowlatency版であることが判ります。
ubuntu-studio@ubuntu-studio:~$ uname -a
Linux ubuntu-studio 3.13.0-24-lowlatency #46-Ubuntu SMP PREEMPT Thu Apr 10 19:40:23 UTC 2014 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

ubuntu-studio@ubuntu-studio:~$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 14.04 LTS
Release: 14.04
Codename: trusty

Linuxから見えているハードウエアを確認します。

■起動しているUbuntuから見えるハードウエアを確認
ubuntu-studio@ubuntu-studio:~$ sudo lshw -short
H/W path Device Class Description
======================================================
system HP Z200 Workstation (VA206AV)
/0 bus 0B40h
/0/1 memory 128KiB BIOS
/0/5 processor Intel(R) Core(TM) i5 CPU 670 @ 3.47GHz
/0/5/6 memory 128KiB L1 cache
/0/5/7 memory 512KiB L2 cache
/0/5/8 memory 4MiB L3 cache
/0/3b memory System Memory
/0/3b/0 memory 2GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3b/1 memory 4GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3b/2 memory 2GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3b/3 memory 4GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3c memory Flash Memory
/0/3c/0 memory 4MiB Chip FLASH Non-volatile
/0/0 memory
/0/2 memory
/0/100 bridge Core Processor DRAM Controller
/0/100/1 bridge Core Processor PCI Express x16 Root Port
/0/100/1/0 display G94GL [Quadro FX 1800]
/0/100/16 communication 5 Series/3400 Series Chipset HECI Controller
/0/100/16.3 communication 5 Series/3400 Series Chipset KT Controller
/0/100/19 eth0 network 82578DM Gigabit Network Connection
/0/100/1a bus 5 Series/3400 Series Chipset USB2 Enhanced Host Controller
/0/100/1b multimedia 5 Series/3400 Series Chipset High Definition Audio
/0/100/1c bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Express Root Port 1
/0/100/1c.4 bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Express Root Port 5
/0/100/1c.6 bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Express Root Port 7
/0/100/1d bus 5 Series/3400 Series Chipset USB2 Enhanced Host Controller
/0/100/1e bridge 82801 PCI Bridge
/0/100/1f bridge 3400 Series Chipset LPC Interface Controller
/0/100/1f.2 storage 82801 SATA Controller [RAID mode]
/0/101 bridge Core Processor QuickPath Architecture Generic Non-core Registers
/0/102 bridge Core Processor QuickPath Architecture System Address Decoder
/0/103 bridge Core Processor QPI Link 0
/0/104 bridge Core Processor QPI Physical 0
/0/105 bridge Core Processor Reserved
/0/106 bridge Core Processor Reserved
/0/3 scsi0 storage
/0/3/0.0.0 /dev/sda disk 128GB TOSHIBA THNSNH12
/0/3/0.0.0/1 /dev/sda1 volume 107GiB EXT4 volume
/0/3/0.0.0/2 /dev/sda2 volume 11GiB Extended partition
/0/3/0.0.0/2/5 /dev/sda5 volume 11GiB Linux swap / Solaris partition
/0/4 scsi1 storage
/0/4/0.0.0 /dev/cdrom disk DVD-RAM GH40L
/0/4/0.0.0/0 /dev/cdrom disk
/0/4/0.0.0/0/2 volume 15EiB Windows FAT volume
ubuntu-studio@ubuntu-studio:~$ sudo lsusb -t
/: Bus 02.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=ehci-pci/3p, 480M
|__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Hub, Driver=hub/8p, 480M
/: Bus 01.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=ehci-pci/3p, 480M
|__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Hub, Driver=hub/6p, 480M
|__ Port 1: Dev 3, If 0, Class=Audio, Driver=snd-usb-audio, 12M
|__ Port 1: Dev 3, If 1, Class=Audio, Driver=snd-usb-audio, 12M
|__ Port 1: Dev 3, If 2, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 12M
|__ Port 2: Dev 4, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
|__ Port 2: Dev 6, If 0, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 1.5M
|__ Port 3: Dev 7, If 0, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 1.5M
|__ Port 3: Dev 7, If 1, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 1.5M
|__ Port 4: Dev 5, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
ubuntu-studio@ubuntu-studio:~$

---

XPパソコンをLinux化するセミナーを2014年4月23日に開きます。少人数の勉強会です。
詳細はこちらから。
企業内のXPパソコンをLinuxで動かそう!-2014年4月23日開催

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Ubuntu 14.04 LTSインストールの下調べ

2014-04-18 14:20:38 | Weblog
匠技術研究所
Ubuntu 14.04 LTSインストールの下調べ


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
今回は、Ubuntu 14.04 LTSインストールの下調べです。

今回UbuntuをインストールするPCは元々Windows 7 Proが入っていましたが、私の手元に来た時にはHDDが取り外されOS/基本ソフトの無い状態でした。そこでLinuxをインストールするために128G程のSSDを接続し、テストを兼ねて何種類かのLinuxをインストールし試してきました。今はこのブログでも紹介したLinux Mint Debian Edition 201403 + nVIDIA Display Driverで動いています。

Ubuntu 14.04 LTSのインストールはDVDかUSBメモリーから行います。私は慣行としてDVDを使っています。インストールを始める前に、まずはLiveDVDでUbuntu 14.04 LTSを起動して、ハードウエアとの整合性を確認します。一般に難しさはありませんが、PCによっては起動初期に、起動ディスクをDVDと指定する必要があります。 同様のことはBIOS設定でも可能です。

LiveDVDで起動すると最初に
1.言語を選択
2.試用かインストールかの選択で「試用」を選択

すると、しばらくもぞもぞと動いてデスクトップ画面が出てきます。私の環境はデュアル・ディスプレイなのですが、LiveCDはディスプレイ2枚を自動検出して、デフォルトで両方を利用できる状態でした。インストール時にトラブルになりやすいディスプレイの設定が自動で行われたので、一安心です。


クリックで拡大


■起動しているUbuntu(基本ソフト)のバージョンを確認
ubuntu@ubuntu:~$ uname -a
Linux ubuntu 3.13.0-24-generic #46-Ubuntu SMP Thu Apr 10 19:11:08 UTC 2014 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux

ubuntu@ubuntu:~$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 14.04 LTS
Release: 14.04
Codename: trusty


Linuxから見えているハードウエアを確認します。このPCにはUSB3.0を拡張するPCIeカードを挿しているのですが、果たして新しい基本ソフトで認識ができるでしょうか。

■起動しているUbuntuから見えるハードウエアを確認
ubuntu@ubuntu:~$ sudo lshw -short
H/W path Device Class Description
======================================================
system HP Z200 Workstation (VA206AV)
/0 bus 0B40h
/0/1 memory 128KiB BIOS
/0/5 processor Intel(R) Core(TM) i5 CPU 670 @ 3.47GHz
/0/5/6 memory 128KiB L1 cache
/0/5/7 memory 512KiB L2 cache
/0/5/8 memory 4MiB L3 cache
/0/3b memory System Memory
/0/3b/0 memory 2GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3b/1 memory 4GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3b/2 memory 2GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3b/3 memory 4GiB DIMM DDR3 Synchronous 1333 MHz (0.8 ns)
/0/3c memory Flash Memory
/0/3c/0 memory 4MiB Chip FLASH Non-volatile
/0/0 memory
/0/2 memory
/0/100 bridge Core Processor DRAM Controller
/0/100/1 bridge Core Processor PCI Express x16 Root Port
/0/100/1/0 display G94GL [Quadro FX 1800]
/0/100/16 communication 5 Series/3400 Series Chipset HECI Controller
/0/100/16.3 communication 5 Series/3400 Series Chipset KT Controller
/0/100/19 eth0 network 82578DM Gigabit Network Connection
/0/100/1a bus 5 Series/3400 Series Chipset USB2 Enhanced Host Controller
/0/100/1b multimedia 5 Series/3400 Series Chipset High Definition Audio
/0/100/1c bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Express Root Port 1
/0/100/1c.4 bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Express Root Port 5
/0/100/1c.6 bridge 5 Series/3400 Series Chipset PCI Express Root Port 7
/0/100/1d bus 5 Series/3400 Series Chipset USB2 Enhanced Host Controller
/0/100/1e bridge 82801 PCI Bridge
/0/100/1f bridge 3400 Series Chipset LPC Interface Controller
/0/100/1f.2 storage 82801 SATA Controller [RAID mode]
/0/101 bridge Core Processor QuickPath Architecture Generic Non-core Registers
/0/102 bridge Core Processor QuickPath Architecture System Address Decoder
/0/103 bridge Core Processor QPI Link 0
/0/104 bridge Core Processor QPI Physical 0
/0/105 bridge Core Processor Reserved
/0/106 bridge Core Processor Reserved
/0/3 scsi0 storage
/0/3/0.0.0 /dev/sda disk 128GB TOSHIBA THNSNH12
/0/3/0.0.0/1 /dev/sda1 volume 107GiB EXT4 volume
/0/3/0.0.0/2 /dev/sda2 volume 11GiB Extended partition
/0/3/0.0.0/2/5 /dev/sda5 volume 11GiB Linux swap / Solaris partition
/0/4 scsi1 storage
/0/4/0.0.0 /dev/cdrom disk DVD-RAM GH40L
/0/4/0.0.0/0 /dev/cdrom disk
/0/4/0.0.0/0/2 volume 15EiB Windows FAT volume

どうも、拡張USB3.0ボードが見えないようです。

■起動しているUbuntuから見えるUSBポートを確認
ubuntu@ubuntu:~$ sudo lsusb -t
/: Bus 02.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=ehci-pci/3p, 480M
|__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Hub, Driver=hub/8p, 480M
/: Bus 01.Port 1: Dev 1, Class=root_hub, Driver=ehci-pci/3p, 480M
|__ Port 1: Dev 2, If 0, Class=Hub, Driver=hub/6p, 480M
|__ Port 1: Dev 3, If 0, Class=Audio, Driver=snd-usb-audio, 12M
|__ Port 1: Dev 3, If 1, Class=Audio, Driver=snd-usb-audio, 12M
|__ Port 1: Dev 3, If 2, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 12M
|__ Port 2: Dev 5, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
|__ Port 2: Dev 6, If 0, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 1.5M
|__ Port 3: Dev 7, If 0, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 1.5M
|__ Port 3: Dev 7, If 1, Class=Human Interface Device, Driver=usbhid, 1.5M
|__ Port 4: Dev 4, If 0, Class=Hub, Driver=hub/4p, 480M
ubuntu@ubuntu:~$

やっぱり、USB3.0ボードとその上のUSB3.0ポートは認識できません。残念です。


---

XPパソコンをLinux化するセミナーを2014年4月23日に開きます。少人数の勉強会です。
詳細はこちらから。
企業内のXPパソコンをLinuxで動かそう!-2014年4月23日開催

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これから、一月ほどZFSファイルサーバーの構築を順次紹介します

2014-03-12 23:52:50 | 社内システム運用記
匠技術研究所


こんにちは。匠技術研究所の谷山 亮治です。
これから、一月ほどZFSファイルサーバーの構築を順次紹介します。

1.ZFSは一般的なファイルサーバに必要な機能を備えている
2.ZFSはファイルシステムの機能でNFSやCIFS共有を実現できる
3.ZFS多機能だが容易に使うことができる

ZFSとはファイルシステムの名称で、OpenSolarisで開発され、その派生版がその他のOSに移植されました。2009年頃よりZFSの活用を目指して試用をしていたものの、OpenSolarisプロジェクトの終息とともに自然休止しました。

その後、OpenSolarisから他のOSへの移植が進み、ZFS on Linuxプロジェクトでも2013年3月に、実用レベルに達したとの告知を伴うリリースが公開されています。

一般的な企業のファイルサーバーでも、写真などの保管をすると、あっという間に大容量になり、日々増えていきます。この様なファイルを効率的に記録しかつバックアップする仕組みが必要です。

匠技術研究所の業務用のファイルサーバーも、過去のアーカイブを含め500Gを越えようとしており、現在稼働中のファイルサーバーの更新時期に差し掛かっています。

このような背景から、社内にある4セットの各種ファイルサーバーのファイルシステムをZFS化することにしました。ZFS化完了までは3ヶ月ほどを予定しています。

引き続き、紹介していきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2月11日(土)のつぶやき

2012-02-12 02:08:56 | Linux/Android
06:00 from HootSuite
ウイルス対策ソフトのファイヤーウオールを調整して、リモートデスクトップがLAN内アドレスからできるようになりました。先ずはここまでかな。

06:05 from HootSuite
昨日は、たいへん多くのかたがブログにアクセスいただきありがとうございました。人気はChrome 17でしたが、Linux/Solaris系の調べ物の方も多かったですね。皆様のアクセスが励みになります。今後ともよろしくお願いします。

07:04 from HootSuite
これからNTTのIP-PBXの接続試験です。NAT配下に置きます。上手く行きますように。

by takuminews on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12月5日(月)のつぶやき

2011-12-06 01:46:06 | Linux/Android
08:22 from Tweet Button
Chromeも普及しましたね。http://t.co/deBnxCN1 グーグルのクローム、ファイアフォックス抜いて2位のブラウザーに - WSJ日本版 - http://t.co/oFWT32Sv
08:27 from HootSuite (Re: @bugbird
@bugbird 15年前はDynabook + Windows 3.5? +...
08:28 from Tweet Button
これも時代の変化を感じますね。http://t.co/x0AHI8MT レノボがデルを抜いて世界2位のパソコンメーカーに=IHS - WSJ日本版 - http://t.co/oFWT32Sv
22:41 from Facebook
これから徹夜でサーバーOSのセットアップ。ふーっ。
22:46 from Facebook
Solarisのzoneは融通ききますね。zoneでアプリが動けばよいのですが。
by takuminews on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする